木村友泉のリンパのミカタ

マスクの重みが原因? 顔のゆがみを整えて、シワ、たるみを解消しましょう

マスクの重みが原因? 顔のゆがみを整えて、シワ、たるみを解消しましょう

公開日:2025年11月09日

これからの季節は感染予防でマスクが手放せない時期が続きます。今回はマスクなどの重みでゆがんでくる「蝶形骨(ちょうけいこつ)」にアプローチするケアをご紹介します。顔のゆがみを整えて、シワ、たるみを解消しましょう!

木村友泉(きむら・ゆうみ)さんプロフィール

富山大学薬剤部卒業。薬局勤務時にひどい頭痛に悩む患者の対処法を探すうちにリンパケアに出合い、インストラクターに。薬剤師とインストラクターの両面から健康と美をサポートし、講演会なども精力的に行う。ハルメクアップの記事と動画「木村友泉 大人のリンパ・からだケアLesson」も大人気!

マスク疲れも解消!頭もスッキリしますよ!

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こんにちは、リンパケアトレーナーで薬剤師の木村友泉です。蝶形骨は、鼻の奥と顔の中心に位置する蝶の形をしている骨です。マスクなど耳にかかる重さで蝶形骨が引っ張られてゆがむと、顔に左右差が生じたり、シワやたるみの原因にもなります。

蝶形骨は頭蓋骨の中にあるので直接触れることはできませんが、耳、こめかみのあたりからアプローチすることができます。また、あごを動かす筋肉の一つである内側翼突筋(ないそくよくとつきん)が蝶形骨からつながっているので、ここをほぐし、ゆるめることで蝶形骨を整える効果もあります。さっそくケアの方法をご紹介します。

蝶形骨につながる筋肉をゆるめましょう

1. 側頭部→頬の横→耳の後ろをゆらす

側頭部をゆらす

頬の横をゆらす

耳の後ろをゆらす

側頭部→頬の横→耳の後ろに両手のひらを当て、それぞれ微振動を与えるように揺らしながらゆるめていきます。

2.内側翼突筋をゆるめる

内側翼突筋をゆるめる
あごの骨が終わるあたりのくぼみの奥に親指を当てます

あごを左右に動かします

下あごの内側にある内側翼突筋に親指を当てて、軽く揺らした後、あごを左右に動かします。

3.耳まわりと側頭部をほぐす

側頭部をほぐす

側頭部を3本の指で押さえ、親指を耳の穴に入れます。親指を上に持ち上げて5秒、戻して5秒を3セット、次に、耳の穴に入れた親指を前に押し出して5秒、戻して5秒を3セット行います。
その後、こめかみ部分の蝶形骨が外に出ている所を上に持ち上げて5秒、戻して脱力するを3セット行います。これをすると、目の見え方や頭がスッキリすることが実感できると思います。

今回のケアは、顔のゆがみを整え、シワやたるみの解消にもつながります。ぜひやってみてください。


※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。

撮影=中西裕人 ヘアメイク=AKANE 構成=三橋桃子(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌ハルメク2025年4月号を再編集しています。


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