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2022.05.012023年10月16日
顔や口が曲がってる?やってはいけない癖・生活習慣も
顔の歪み・左右非対称の原因は?改善策や治療法を解説
顔の歪みが起こると「口が曲がる」「眉毛の高さや目の高さが左右で違う」「顔が左下がり・右下がりになる」など悩みにつながることも。顔の歪み・左右非対称につながる原因や生活習慣、改善策や治療法について解説します。
顔の歪み・口元の歪み・左右非対称になる原因
「しゃべるときに口が歪む・口が曲がる」「唇の上下の位置がずれている」「鼻のラインと顎先がずれている」「歯がしっかり噛み合っていない」「顔の大きさが左右で違う」など、顔の歪みや左右のバランスの崩れが気になるという悩みを感じている人は少なくありません。
人間の顔は完全な左右対称ということはほぼなく、どんな人でも少しは顔が非対称になっていることがほとんど。
しかし、悪い癖などが原因で顔に歪みが生じている場合、放置すると悪化してしまう可能性も。
顔の歪みや口元の歪みによって、口が開けにくくなる、顎の関節に痛みが起こる、顎関節症につながることもあります。
ここからは、顔や口元の歪み、顔が左右非対称(アシンメトリー)になる原因について解説します。
歯並び・噛み合わせが悪い
歯並びや噛み合わせが悪いと、正しく噛めず、顎関節や筋肉に余計な負担をかけてしまいます。噛み方に偏りも出るため、顔の筋肉の付き方のバランスが崩れ、顔の歪みの原因に。
表情筋のバランスが悪くなると、眉の高さ、目の大きさ、ほうれい線の出方、頬骨の高さ、エラの張りなどに左右差が出てきます。
また、歯並びが悪い、顎にズレがある、虫歯や歯の欠損など口腔内や口元にトラブルがあると、噛み合わせが悪くなります。
顎関節症も、顔の歪みに影響する要素の一つです。
顎関節症の発症にはさまざまな原因が関係しており、複数の原因が絡み合って起こることが多いことが特徴。
顎関節症ではない人も、顔の歪みがあると、発症するリスクが高まってしまうため注意が必要です。
加齢による筋力低下・組織の萎縮や弛緩
加齢も、顔に歪みが起こる原因の一つです。
加齢に伴い、顔の筋肉量の低下、骨の萎縮、皮下脂肪の移動などが起こりますが、これらの変化は左右非対称に生じるため、顔の歪みとなって現れることも。
目を見開く、眉を持ち上げる、口元を動かすなど顔の表情をつくるときに使われる表情筋の衰えによって、目や口、眉などのパーツがずれてしまうこともあります。
年を重ねることで起こるたるみも、顔の歪みに影響する要素の一つです。
生活習慣(悪い癖)
普段の生活習慣は、顔の歪みに大きく影響しています。
例えば、普段から右側でばかり噛む癖があると、顔の右側の筋肉ばかりが発達して、顔の右側だけ大きくなったり、口角の高さに左右差が出たりします。
何気なく行っているほんの些細な癖も、毎日繰り返すことで顔の歪みにつながるため注意しましょう。
遺伝的なもの
もともと、人間の顔も体も完全な左右対称(シンメトリー)になっているわけではありません。
骨格や筋肉の付き方、成長の仕方には個人差があり、生まれつき左右対称に近い顔の人もいれば、歪みが強く出ている人もいます。
顔や口元の歪み・左右非対称につながるNG生活習慣・癖
毎日の生活習慣が、顔の歪みに影響している可能性も。
ここからは、顔の歪みや口元の歪み、左右非対称につながるNGな生活習慣について解説します。
顔や口元の歪みを悪化させてしまわないよう、普段の生活習慣や癖に注意してみましょう。
猫背などの悪い姿勢
猫背などの悪い姿勢は、顔の歪みにつながる原因の一つです。
猫背は、首が前に突き出た状態です。猫背の状態が続くと背骨や首の骨などの歪みが起こり、これが顔の歪みにつながることがあります。
猫背はこの他にも、ぽっこりお腹や腰痛、肩こりなどにつながるため注意したい習慣です。
ただ、背中を伸ばすだけでは腰に負担がかかることがあります。
骨盤から正しい姿勢を作るようにします。うまくできていないと感じられる場合はリハビリを受けたり、姿勢をみてくれるトレーナーなどに相談すると良いでしょう。
頬杖をつく
個人差もありますが、成人の頭は、約4〜6kgもの重さがあります。
頬杖をつくと、手をついている方にのみ力が加わるため、顎の骨格の歪み、筋肉や脂肪の偏りにつながってしまうことに。
頬杖は肌にも負担がかかる癖なので、肌トラブルやシワの原因にもなります。つい頬杖をついてしまう人は注意が必要です。
片側だけで噛む
食事のときに片側だけで噛む癖があると、片側にばかり関節や筋肉への負荷がかかるため、顔の歪みにつながります。
片側だけで噛むのは、単に癖になっているだけのケースもあれば、歯並びや虫歯などが原因になっている場合も。
噛みにくさや口の中で気になることがあれば、歯科医院を受診してみましょう。
足を組んで座る
いすに座るときに足を組む癖があると、体のバランスが傾いて骨盤の歪みが起こりやすくなります。
骨盤は体の中心であるため、歪むと顔の歪みにもつながることがあるため、注意しましょう。
寝る姿勢
寝るときの姿勢も、顔の歪みに影響しています。
同じ方向を向き続ける「横向き寝」をしていると、片側にだけ何時間も体重がかかり続け、骨格に歪みが生じてしまうことに。
また、下顎や頬骨に圧力がかかる「うつ伏せ寝」は、歯や顎の歪みにつながるため注意が必要です。日常的にうつ伏せを続けると、顔が曲がってしまうリスクが高くなります。
寝るときの姿勢は「仰向け」がおすすめです。
靴
自分がよく履いている靴を見てみてください。
靴底のすり減りや踵のひしゃげ具合などに左右差はありませんか?足への体重のかかり方の偏りが骨盤をゆがませ、顔の歪みにもつながります。
足底圧を可視化してくれる機械を置いてある靴屋さんなどで自分の荷重のクセを調べてもらい、シューフィッターなどの専門家に足からしっかり支えてくれる靴を選んでもらうことも非常に大切です。
顔の歪みが整う・左右対称になるメリット
顔の歪みや口の歪みが整うと、悩みやコンプレックスの解消につながります。
また、顔の歪みは顎関節症のリスクを高める原因でもあるため、歪みを解消することでリスクを下げることができるでしょう。
顔の歪みの簡単セルフチェック!
顔の歪みは、簡単な方法でセルフチェックできます。以下の項目で、当てはまるものがないかどうかチェックしてみましょう。
- 眉の高さに左右差がある
- 目の大きさや位置が違う
- 鼻の中心と顎先がずれている
- 鼻の穴の形や大きさに違いがる
- 頬骨の高さが言葉る
- 口角の位置が左右で異なる
- 笑ったときに見える歯茎の範囲に左右差がある
- ほうれい線の深さ・長さが左右で違う
- フェイスラインや輪郭の形状・たるみ方が左右で違う
- 歯並びの正中線(前歯の中心線)が上下でずれている
上記が1つでも当てはまっていれば、多少なり左右差が生じている可能性が考えられます。
人は普段鏡に写った自分の顔を見慣れているため、鏡で見ただけでは、自分の顔の歪みをチェックすることは難しいです。誰か他の人に写真を撮影してもらい、チェックするといいでしょう。
写真加工アプリなどを使ってグリッド線(目安としての線)を引くと、左右差がわかりやすくなります。
顔の歪み改善対策におすすめの方法
ここからは、顔の歪みや口元の歪みなどの改善におすすめの方法をご紹介します。
生活習慣の改善・悪い癖を直す
顔の歪み改善のためには、歪みの原因になる習慣や癖を改善することが大切です。
片側だけで噛む癖や歯ぎしり、食いしばり、頬杖をつく、猫背などの悪い姿勢、横向き寝などの癖があれば意識して直すようにしましょう。
即効性はなく、毎日コツコツ続けていく必要があるものの、悪い癖は顔の歪みだけでなくぽっこりお腹、体のコリや不調にもつながることがあるため直すのがおすすめです。
表情筋トレーニング(コアフェイストレーニング)
コアフェイストレーニングとは、顔の中心軸(コア)を意識しながら、左右バランス表情筋を動かす表情筋トレーニングです。
ここでは、顔の歪みに効果的な「歪みリセット」の表情筋トレーニングをご紹介します。
- 姿勢を整える
- 手でグーをつくり、耳の上側に当て、上下に動かして側頭筋をゆるめる
- 手を開き、同じ場所に当てたら「ホホホ〜」と言いながら頬の肉を上に引き上げていく。このときお腹も引き上げて鼻の下を下げるのがポイント
小顔矯正や美容鍼
小顔矯正や美容鍼は、継続することで顔の歪み解消効果が期待できるといわれています。
小顔矯正とは、外側から圧力をかけたりリンパの流れを良くしたりして小顔や顔の歪み矯正につなげる施術です。
美容鍼は美容を目的として行う鍼灸治療全般のことを指し、体の組織や細胞、神経や血管を刺激することで体の内側に働きかけます。
メイクによる工夫
根本的な解決にはならないものの、メイクを工夫することで見た目をカバーすることも可能です。
コンシーラーやリップペンシルでリップラインを調整したり、眉毛の書き方で左右差をカバーしたりといった工夫ができます。
歯列矯正
歯並びや噛み合わせが悪いことで顔の歪みにつながっている場合は、歯列矯正を行うことで顔の歪みの改善効果が期待できます。
歯列矯正はワイヤーを使ったワイヤー矯正の他、最近では透明のマウスピースを使ったマウスピース矯正も多くの歯科医院で行われています。
美容医療・美容外科の施術(美容整形)
美容医療や美容外科など美容整形の施術でも、顔の歪みの治療が可能です。
生活習慣や悪い癖を直すといったセルフケアでは、顔の歪みを大きく改善するのは難しいことも。
また、骨格が原因となって顔の歪みにつながっている場合は、癖を治したり、歯列矯正を行ったりしただけでは歪みが改善しないこともあります。
このようなケースでは、美容医療・美容外科の施術も選択肢の一つです。
顔の歪み改善・左右差の解消につながる美容医療の治療
顔の歪み改善・左右差の解消につながる美容整形は、大きく分けて「切る治療」と「切らない治療」があります。
- 注入治療(ヒアルロン酸注射、ボトックス注射)
- 照射治療(ハイフ、サーマクール)
- 糸を使った施術(スレッドリフト)
- 美容外科手術(輪郭形成術、オトガイ形成術)
注入治療や照射治療、糸を使った施術はメスを使わず切らずに治療できるため、ダウンタイムを抑えられます。
輪郭形成術、オトガイ形成術などの美容外科手術では、骨格を正しい位置に移動させたり、骨を切ったり削ったりして治療します。メスによる皮膚の切開、骨切りなどを行うためダウンタイムが長くなります。
どの治療も副作用やリスクがあるため、信頼できる病院やクリニックなどの医療機関で相談することが大切です。
顔の歪み対策はまずは生活の中の悪い癖を直すことから!
顔に歪みが生じる原因は、いくつか考えられますが、日常生活や癖も関係しています。
顔や口元の歪みは放置すると顎関節症のリスクを高めるため、悪い癖がある場合は改善して歪みの原因をなくしましょう。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
監修者プロフィール:逗子メディスタイルクリニック院長 徳永理恵さん
国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。都内美容皮膚科勤務を経て、『医療の力でQOLを上げる』をコンセプトに、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。3人男子の育児にも奮闘中。所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会
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