ふくらはぎをほぐしてリンパを流しやすく！

木村友泉さんの足のむくみ解消ケア、第2回。

第1回では、太ももの筋肉をゆるめる動きをご紹介しました。

今回は、ふくらはぎの筋肉をゆるめ、柔らかくすることでリンパが流れやすくなり、むくみを解消できる動きをお伝えします。椅子に座って簡単にできるので、ぜひお試しくださいね。

木村友泉（きむら・ゆうみ）さんのプロフィール

1959（昭和34）年生まれ。「LHJ（ライフ＆ヘルス ジョイ）」代表。薬剤師として働く中で、なかなか治らない偏頭痛の対処法を探している際にリンパケアと出合う。健康で若々しい体を維持する独自メソッドを考案。現在は各メディアでリンパケアトレーナーとしても活躍中。（連載「大人のリンパケアLESSON」はこちら！）

ステップ1：ふくらはぎの筋肉をゆるめる

椅子に座り、片足をひざにかけて、かかとを片手で持ち、軽く揺らします。もう片方の手はふくらはぎの内側に手を添え振動を感じましょう。

足首が硬い人は、なかなか動かないかもしれませんが、足首の力を抜きながら行ってみてください。

30秒ほど揺らしたら、手をふくらはぎの外側に添えて、同じように揺らします。

ステップ2：くるぶしまわりをゆるめる

次に、同じ姿勢のまま、片手でくるぶしを押して筋肉をゆるめます。

くるぶしの下を掴むように、内側と外側を少し痛いくらい強めにギューッと押します。

5秒間押して、手を放します。これを3回繰り返しましょう。

こうすることでふくらはぎの緊張をさらにゆるめることができます。

ステップ2まで行うと、かなり筋肉がゆるんで、足首が動きやすくなっているはずです。

ステップ3：ふくらはぎの裏をほぐす

仕上げに、ふくらはぎの裏側を、反対側の膝を使って軽く擦るイメージでほぐします。

痛いところがあったら、グーっと押し付けましょう。

ふくらはぎの凝っている部分が柔らかくなり、血液やリンパを流しやすく改善することができます。

同じように反対側も行って終了です。

太もも→ふくらはぎの順にほぐせば脚全体がスッキリ！

いかがでしたか？

最初に脚の付け根のリンパ節（鼠径部）に近い太ももを、さらに「第二の心臓」とも呼ばれ、血液やリンパ液を心臓に送り返す役割を担っているふくらはぎをゆるめることで、脚全体のリンパの巡りが改善され、むくみが改善されます。

1日1回、むくんでつらいなと感じたときは、そのままにせずこの簡単ケアを試してみてくださいね。

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