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- 綿棒1本!内側からたるみケアする顔ツボ押しとは?
綿棒1本で、手軽に美と健康を同時に叶える「フェイスマッピング」。顔のたるみに潜む「体の中からのメッセージ」を読みとり、顔のツボ押しでケアするメソッドです。メソッドの開発者で美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに教わります。
顔にもある!内臓とつながる「反射区」とは
まぶたや目の下のたるみ、ほうれい線、徐々に下がってきたフェイスライン……。その悩みは、体の中からのメッセージかもしれません。
私たちの顔には、内臓とつながる「反射区」があるのをご存じですか? 反射区というと足の裏が有名ですが、顔にもあるのです。
「フェイスマッピング」では、世界各国の顔分析とセラピーをベースに、顔の悩みを「反射区」に照らし合わせてチェックします。目の下、口元、輪郭などパーツごとに異なるたるみやシワを、顔の押しほぐしで解決するメソッドです。
フェイスマッピングの「たるみ地図」で読む、体からのメッセージ
「肌は内臓を映し出す鏡」というように、寝不足だった翌朝には顔がやつれるなど、体調が顔に出ることは周知の事実。「フェイスマッピング」では、ほうれい線が目立つのは腸が弱っているせいでは?と顔の反射区に照らし合わせて考えます。さあ、あなたの顔はどんなメッセージを発しているでしょうか?
顔の反射区をもとに、あなたの顔のたるみ地図をチェック
●腸ゾーン:額の横ジワがストレスを物語る
額の上部は大腸、中央は小腸の反射区です。近年、腸は「第二の脳」といわれ、額の小腸ゾーンに出てきた横ジワや細かな吹き出物は、ストレスによる体の悲鳴かも。
●肝臓ゾーン:眉間にできるシワは怒りが原因?
眉間は、肝臓のゾーンです。東洋医学の解釈では怒りの感情が肝臓に負担となり、眉間のシワを作りやすいといわれています。肝臓に負担をかける添加物やアルコールの過剰摂取にも気を付けて。
●腎臓ゾーン:目袋、目の下のたるみやクマに現れたら注意
目のまわりは血液をろ過して体液バランスを整える腎臓の反射区です。特に目の下のクマや目袋、深いたるみは、腎臓に負担がかかっているというサインかも。
●胆嚢ゾーン:こめかみのシミやホクロが増えてない⁉
こめかみは脂肪と関わりが深い胆嚢(たんのう)の反射区です。ここに盛り上がったシミやホクロが増えたら、動物性脂肪を取り過ぎているかもしれません。
●膵臓ゾーン:鼻筋の色ムラやシミは血糖値と関係が
鼻筋の上と額の側面は、血糖値と脂肪代謝に関わっている膵臓(すいぞう)の反射区です。白砂糖や肉の脂身の取り過ぎがいわゆる「シュガースポット」としてシミやホクロとなって浮いてきやすいところです。
●大腸ゾーン:ほうれい線が深い人は腸が弱い
ほうれい線ができる位置は大腸の反射区です。口のまわりは消化器系の影響を受けやすく、ほうれい線がクッキリと深く長くなると腸の弱まりのサインかもしれません。
●胃ゾーン:過食がたるみ毛穴を目立たせる
ほほ骨沿いに横に広がっているのは胃の反射区です。過食や暴飲暴食による胃の疲れが、たるみ毛穴やむくみとなって現れがちです。
●肺ゾーン:フェイスラインの崩れを引き起こす
下頰のあたりは肺の反射区で、ここでいう肺とは呼吸器系を示します。マスク生活による呼吸の浅さや喫煙の影響が、細かいシワやたるみ、皮膚の乾燥となって現れやすいところです。
●子宮卵巣ゾーン:鼻の下(人中)のゆるみや二重あごになる
あごと鼻の下は生殖器(子宮や卵巣)の反射区です。ホルモンバランスの乱れが現れやすいところ。更年期を境に、鼻の下のゆるみや二重あご、更年期にきびなどが生じやすい場所です。
このように、顔の悩みはいわば「体からの排泄メッセージ」。体が処理しきれない老廃物が汗や皮脂などと一緒に排泄される際に、シワ、たるみとして出てくるととらえるのです。
顔のたるみは綿棒で!深いレベルで働きかけてリフトアップ
フェイスマッピングでは、たるみの悩みを「綿棒1本」でケアします。ただ顔を押すだけという、どなたにでも簡単に実践でき、スキンケアでは届かない深層を直撃して行うケアです。
綿棒でグーッと押すときの心地よい刺激が、顔の筋肉を整え、反射区とそこに点在するツボから体へ伝わります。こうして、体の内外から健康と若々しさを取り戻し、顔のリフトアップを目指します。
■綿棒による顔のツボ押し、こんなメリットが!
1.顔は脳から近く、顔のツボからつながる脳の神経系に働きかけ、心身を健康にする
2.ツボにつながる表情筋やそしゃく筋をピンポイントに調整、たるみの改善につながりやすい
3.綿棒の「一点圧」は、皮下組織に形状と浸透圧変化を起こし、むくみを改善
綿棒1本あればOK!基本の使い方
綿棒による顔押しは自宅で手軽にできるのが魅力。ツンと響く心地よい刺激は血流を促し、綿棒の一点圧により表情筋の要所をとらえてコリをほぐし、若い頃の面影を感じさせる目元へ導きます。
■綿棒を用意
コットンの巻きがしっかりとした硬めの紙芯タイプの綿棒を用意します。先の尖ったもの、通常よりフワフワの大きいもの、極細タイプはNG。
■綿棒の持ち方
筆記用具を持つときと同じ持ち方で持つと、安定して適切な刺激が伝わります。つまみ持ちはNG。
■ツボの探し方
鏡を自分の真正面に置いて、指の先でツボを探し、綿棒をまっすぐ垂直に当てて押します。10秒押して力をゆるめ、綿棒の痕がついたら指で優しく押し回してほぐしましょう。
注意:敏感肌や赤みが出やすい人は弱い圧で様子を見ながら行いましょう。やりすぎは効果が半減するので、綿棒刺激は1日に3回までとします。
あなたも綿棒1本で簡単にできるセルフケア、フェイスマッピングを始めてみませんか?
次回からは、目の周りの「たるみ」や「ほうれい線」など、お悩み別に効果的なフェイスマッピングの実践方法を詳しくご紹介します。
教えてくれたのは、奈部川貴子(なべかわ・たかこ)さん
深刻な顔のたるみやシワをどうしていいかわからない、迷える大人世代に向けて、綿棒や専用ツールを用いて顔を押すだけで顔を芯から美しく整える「フェイスマッピング」を提唱。専用の整顔ケアツールKAOYOMIの開発者。美容アナリスト・整顔セラピスト・鍼灸師
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
※この記事は2022年9月の記事を再編集して掲載しています。
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顔のシワやたるみに潜む「体の中からのメッセージ」をよみとり、綿棒1本でできる顔押しセルフケアで悩みを解決に導きます。睡眠の悩みやめまい、耳鳴りなど更年期の不調ケアも紹介しています。
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