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- 綺麗な爪と手肌を作るネイルケア、基本の3ステップ
アラフィフ女性にぴったりの、今気になる美容法を、同年代の美容ライター・中尾慧里さんがご紹介します。更年期は顔だけじゃなく、手肌や爪にも老化のサインが! 手肌や爪は、自分だけじゃなく他人からもチェックされる部分なのでケアは抜かりなく。
更年期になると爪もトラブルが増えてきませんか?
40代くらいから、手の甲にシミなどが浮かび上がってきて気になりますよね。お手入れしないでいると、カサつきがひどくなり、くすんで見えます。さらに、爪も昔のような透明感がなくなってくすんでいませんか?
更年期には、女性ホルモン分泌がどんどん減ってきます。体の不調は当然ですし、保湿力も低下してくるので肌にも影響が出てきます。フェイスケアやヘアケアはわりと念入りにやるようになりますが、手肌や爪などのパーツはつい後回しにしがち……。
でも、なにかと視線がいくのが手です。電話やカップを持つ、スマホやパソコンを打つ、誰かに何かを手渡す。いろいろなシチュエーションで自分の手を見ることは多いのでは?
手肌はハンドクリームを塗る対策をしている人はけっこういますが、爪のケアは面倒、という声も。せっかくハンドケアをしていても、爪が割れている、爪の表面に筋が入っていている、爪回りがカサついている。そんな状態だと手肌までくすんで見えてしまいます。
ネイルケアに必要なものをそろえよう!
自宅でネイルケアする場合に必要なものは、何でしょう?
まずは、爪の長さを調整するアイテム。「爪切り」や、「ネイルファイル」いわゆる爪やすりです。ネイルファイルは、今や100円ショップにも売っています。
次に、甘皮を処理するアイテム。甘皮とは爪の根元にある薄い皮です。雑菌などを防ぎ、爪を作り出す部分を保護しているものですが、放っておくと逆に爪が乾燥したり、ネイルカラーのもちを悪くしたりします。もちろん、見栄えもよくないですね。甘皮を処理するための専用アイテムも販売されていますが、綿棒で代用してもいいです。
そして、保湿アイテム。「ネイルオイル」、「ハンドクリーム」を1本は用意しておきたいもの。更年期は乾燥がどんどん進行するので、オイル系のものがあると助かります。
簡単ネイルケアは3ステップで終了!
ホームネイルケアは、長さを調整→甘皮の処理→保湿。この3ステップで完了です。
爪の長さを調整するときのポイント
ここで気を付けたいのは、爪切りでバチン! と全体をカットすると、更年期で弱くなっている爪にとっては負担になります。なぜなら、爪は三層から成り立っています。強い圧をかけてカットすることで三層が断裂してしまい、乾燥とあいまって、二枚爪になりやすくなってしまうことも。
爪切りは伸びている先端部分を少しカットするだけで、残りはネイルファイルで削りながら形を整えるほうがいいでしょう。ネイルファイルはゴシゴシと上下に動かさず、一方向に決めて動かすと爪にダメージを与えることなく仕上げることができます。
また、爪の縦じわが気になる人は、爪表面を磨く「爪磨き(ネイルバッファー)」を使えばツヤツヤになって、縦じわが目立ちにくくなります。
爪の甘皮処理をするときのポイント
甘皮処理する際は、「キューティクルリムーバー」やハンドクリームを爪の根元にたっぷり塗って、ぬるま湯に5分ほど指先を浸してから始めましょう。甘皮は爪のサイドから根元に向かって、くるくると小さく円を描くようにしながら押し上げます。くれぐれも力を入れすぎないように。
処理したら、濡らしたガーゼで爪の根元まわりをきれいに拭いて仕上げます。爪回りにあるささくれなどが気になる人は「ニッパー」でカットします。ただし、甘皮を処理するのは1か月に1度くらいでOKです。
爪の保湿のやり方
甘皮の処理が終わったら必ず「ネイルオイル」、あるいはオイルリッチなハンドクリームなどをつけましょう。
ネイルオイルやクリーム類は、毎日こまめに塗ること。爪全体はもちろん、爪の根元やサイドは重点的に。ついでに手肌にもなじませると、手も爪も美しく仕上がります。
ネイルケアはどうしても面倒! という人は、スキンケアのついでに、顔に使った乳液やクリームを爪まで塗るのもオススメです。ついでに塗るだけだから毎日のケアとしても続けやすいですね。
爪は、栄養状態など、健康かどうかのバロメーターにもなります。毎日ネイルケアを意識することで、体調もチェックできるので一石二鳥です。
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中尾 慧里
なかお・えり 1966(昭和◎41)生まれ。ビューティライター。チャイルドボディセラピスト1級取得。女性誌、WEBにて美容に関する記事執筆、コスメ開発のコンサルティングなども手掛ける。インスタグラム@erierikisekiをゆっくり更新中。
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