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いつもの夏
この数年、私の仕事が夏休みに入ると夫と二人で北海道に向かい、帯広で4日、釧路で2週間ほど過ごします。
釧路は気温が低く、街も住みやすいため、観光も何もしないで暮らすように過ごします。釧路に到着し、夫婦で各々シングルの部屋にチェックイン(別々の部屋を使うことがすこぶる快適なので鉄則です)。
領収書を持って市役所に行きます。そこでステイ市民の手続きをし、市民カードを発行してもらいます。博物館が無料、図書館の利用ができるなどいろいろな特典があります。
ホテル住まいの部屋は、利便性から真向いの部屋を頼んでおきます。朝ごはんも別々ですが、早起きをして朝の散歩をする夫は毎朝ドアの下に朝刊を差し込んでおいてくれます。
そしてチェックアウトの時間までには部屋を出て、市の施設に行って自転車を借ります。レンタサイクルは3時間で300円、1時間超過ごとに200円を追加支払いです。そこでも夫婦は別々のコースで出発します。
釧路に行く前に、その期間のテーマを決めます。夫は昨年(2021年)が「素敵な居心地の良いカフェを探す」でしたが、今年は「お寿司屋を極める」でした。釧路の地図も頭に入っていますが、路地探しなどには地図が必需品。スマホの情報を利用しつつ、地図を片手に自転車で街を走ります。
夕方は連絡を取り合い、おいしいお店を探したよ、格安ランチを見つけたよと報告会を兼ねて共に食事に出かけます。そんなふうな釧路暮らしも、今年で4年目です。
今年の夏
釧路暮らしの話を聞いたお互いの友人たちが、今年は釧路にやってくることになりました。私の友人が3人、夫の友人が2人です。いつもは計画もなくお天気次第で図書館に行き、自転車で走る釧路ですが、今年は友人参加です。
丹頂鶴(タンチョウヅル)を見るのが好きだという友人が計画。ガイドさんを頼み、丹頂鶴の生息する地域をめぐり親子連れの姿を見て回りました。
またサクラマスの遡上を見ることもでき、摩周湖からの伏流水でできた神の子池に行き、感動の時間でした。
朝から午後2時までのガイド料金は11万2000円。ガイドさん経営の温泉施設でモール泉に体を鎮めて、満足の1日になりました。
また友人の運転で湿原巡りをし、自然界の中を歩き、厚岸(あっけし)の岬で馬の放牧とともにエゾシカの集団に遭遇することもできました。馬と共にエゾシカが草をはむ姿をずっと眺めていました。感動の時間でした。
また、霧多布岬(きりたっぷみさき)では、断崖絶壁の下の海面にラッコたちが泳ぐ姿を双眼鏡で確認し、感嘆の声を上げました。
釧路は夕日が見えたら最高の街なのです。夕日の見えるレストランで夫の友人と私の友人も交えて、夕食&アルコールの時間を思いっきり楽しみました。
その後は、夫おすすめの北海道を代表するバーテンダーのお店へ行きました。私の友人はバーへ行くのが初めてということでバーの空間に大喜びでした。おいしいカクテルを作ってもらい、楽しい夜が更けていきます。
釧路で暮らす
友人たちが帰ってしまうと、また静かな毎日に戻りました。自転車で湖の周りを散策したり、海の方に出かけたり、温泉に入りに行ったり。時には二人で食事に出かけます。雨の日は、図書館でDVDや読書の時間。晴れたら自転車で遠乗りします。
何気なく暮らす釧路の夏もすっかり定着し、私たち夫婦の夏になっています。また来年二人で訪れることができたらいいなと願いつつ、今年の釧路に「またね」と手を振りました。
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