素朴な疑問令和への改元で記念切手・硬貨は発行されるの?

公開日:2019/04/22

令和への改元で記念切手・硬貨は発行されるの?

 

先日、「もうすぐ平成も終わりね~」なんて友人と話していたときのこと。「改元といえば切手と硬貨よね!」と突然言われて、一瞬何のことだかわかりませんでした。

 

友人いわく、改元があるとそれを記念した記念切手や記念硬貨が発行されるんですって。切手収集などを趣味にしている人にとっては、絶対に手に入れたいアイテムなのだとか。

 

言われてみれば、昭和から平成に改元されたときにも記念切手や硬貨が発行されて話題になりましたね。だけど前回発行されたからといって、今回も発行されるのでしょうか。気になったので調べてみました。

 

まずは切手について。前回の改元時はまだ郵政民営化前だったため、郵便局のホームページには記念切手の記録は残っていなかったのですが、切手を専門に取り扱うネット通販店「日本郵便趣味協会」では「天皇陛下御即位記念切手」昭和から平成への改元時に発行された切手が販売されていました!

 

切手の柄は2種類あり、萬歳楽(まんざいらく)の装束の文様と高御座(たかみくら)の浜床の鳳凰がそれぞれ描かれています。この2つがセットになった小型シートの切手も販売されていたみたい。ただし発売は平成2年で、平成元年ではなかったようです。

 

今回の改元に伴う記念切手の発行も、今のところはまだ決まっていないようです。代わりに現在は「天皇陛下御即位三十年記念」の記念切手がすでに発行されており、郵便局のホームページなどから購入することができますよ!

 

続いては硬貨について。前回、昭和から平成に改元が行われたあと、平成2年に「天皇陛下御即位記念」として2種類の硬貨が発行されていました。

 

そのうちの1枚はなんと純金製の10万円金貨! 200万枚発行されており、表には鳳凰と瑞雲が、裏には菊の御紋と桐と唐草が刻印されています。もう1枚は500円の白銅硬貨。こちらは3千万枚発行されており、表には特別御料儀装車(とくべつごりょうぎそうしゃ)が、裏には菊の御紋と束帯の紋様が刻印されています。

 

今回の改元に伴う記念硬貨はどのようになっているのでしょう。財務省のホームページによれば「天皇陛下御在位30年記念貨幣」として1万円金貨と500円硬貨の発行が予定されているほか、新天皇の即位を記念する硬貨の発行も予定されています。

 

天皇陛下御在位30年記念貨幣のうち、1万円金貨は表に鳳凰と桐と白樺が刻印されており、500円硬貨の表面は儀装馬車と桐と白樺となっています。裏面はどちらも共通の菊花紋章が刻印されているとのこと。なおこれらの貨幣セットは造幣局のホームページで2018年11月に購入申込を受け付けていたのですが、すでに申込は終了しています。残念!

 

新天皇の即位記念の硬貨は発行は決定しているものの、細かい図柄などはまだ発表されていない模様。こちらも切手同様、改元が行われたあとに発表されるのではないでしょうか。

 

どんな切手や硬貨が発行されるか楽しみですね!

 

 

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参照:郵便局

   日本郵便趣味協会

   造幣局

   財務省

 

海外みたいに肖像画の入ったコインがあっても素敵かも!
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イラスト:飛田冬子

 


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