お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2019年04月19日
素朴な疑問
もうすぐ平成から令和へと元号が変わります。昭和から平成への切り替わりと違い、今回の改元は予告されています。毎年恒例の行事も「平成最後の○○」と名前がつくだけで特別な感じがしますね。
改元にともなう10連休も今から楽しみ! 旅行に行くのもいいけれど、テレビで新しい元号が発表されたり、儀式が中継されたりするのを観るのもいいかも?(そもそも儀式ってテレビで観られるのかしら?)なんて考えていたら、ふとどんな儀式が行われるのか気になってしまいました。
さっそく調べてみると、なんと天皇が代替わりするにあたって行われる儀式は40以上あるということがわかりました。
東洋経済オンラインに掲載された、社会学者鈴木洋仁博士の記事によれば、40以上ある儀式のうち特に重要な国事行為(日本国憲法で定められた天皇の行う行為)は5つあるとのこと。
5月1日に行われる「剣璽(けんじ)等承継の儀」と「即位後朝見(ちょうけん)の儀」、10月22日に行われる「即位礼正殿(せいでん)の儀」と「祝賀御列(おんれつ)の儀」、そして「饗宴の儀」が国事行為です。
宮内庁のホームページには、昭和から平成に改元したときにそれぞれの儀式がどのように行われたかの記録が残っていました。
「剣璽等承継の儀」とは、新たな天皇が皇位を継承した証として「三種の神器」と呼ばれる剣璽・御璽(ぎょじ)・国璽(こくじ)を継承する儀式を指します。
その後行われる「即位後朝見の儀」は、天皇が即位後初めて公式に人々の前に現れる儀式。人々といっても、三権(国会・裁判所・内閣)の長や国民を代表する人々のみなのだそう。
その後、期間が空いて10月になってから、天皇が即位を公に宣明し、国内外の代表が即位を祝う「即位礼正殿の儀」と、即位礼正殿の儀が終わったあとに国民全般に即位を披露する「祝賀御列の儀」と呼ばれる祝賀パレードが行われます。
ちなみに現時点ではまだ日程の決まっていない「饗宴の儀」とは、即位後の披露パーティーのこと。昭和から平成への改元の際には、「即位礼正殿の儀」と「祝賀御列の儀」の日から4日間行われたようです。
また、これは改元後ではありませんが、4月30日には「退位礼正殿の儀」と呼ばれる、現天皇の退位式が行われる予定です。現在の制度が確立してから天皇が崩御ではなく退位する形で改元が行われるのは初めてであるため、「退位礼正殿の儀」がどのような形で行われるのかは詳細不明です。
■人気記事はこちら!
イラスト:飛田冬子