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2019年06月19日
素朴な疑問
令和になってはや1か月。新しい元号にも慣れてきましたね。今日6月19日は「元号の日」。よい機会なので元号についてあらためて考えてみましょう。
そもそも元号って何なのかしら? かなり昔の時代から使われていて、天皇が替わることで元号も替わるということは知っているけれど、昔から天皇の代替わりとともに元号が替わっていたのかしら?
NHK NEWS WEBによれば、日本で元号が使われるようになったのは7世紀半ばのころだそう。そして、日本初の元号は「大化(たいか)」だったんですって! そういえば昔、歴史の授業で「大化の改新」というのを習いましたね。
もともと、暦に元号をつけるのは中国がおこなっていた習慣のようです。中国で使われていた元号という習慣が遣唐使によって持ち帰られ、日本でも独自の元号が使われるようになったのだとか。
日本でも「大化」の直後は元号が使われない時期もあったようですが、新日本カレンダー株式会社が運営する「こよみの学校」というホームページによれば、701年に「大宝」という元号が使われだして以来、2019年に至るまで連続して元号が使われているようです。1300年以上も連続して使われているなんてすごい!
そして、NHK NEWS WEBには元号を変えるときのルールについても記載がありました。
昔は現在のように天皇の即位のときに元号を替えていたのではなく、さまざまな理由で元号が替わっていたんですって。
天皇の即位とともに新元号に替わるようになったのは明治からのこと。明治よりも前は、地震や火災などの天災が続いたり、凶作になったりしたことがきっかけで元号が替わっていたんですって。悪い時代をリセットして一から時代を改めるという意味合いが強かったみたいです。
もちろん悪いことが起きたときにだけ元号が替わっていたわけではなく、よいことがあったときにも元号は替わっていたみたい。過去にあった例としては、美しい雲が現れたときや、甲羅に北斗七星の模様が入った亀が見つかったときなどがあったそうです。亀が見つかっただけで? と思ってしまいますが、大昔はとても吉凶を重んじていたんでしょうね。
元のシステムとは変わってしまった現在の元号ですが、今や元号が使われているのは世界中で日本だけ! 日本独自の文化を大切にしていきたいですね。
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参照:NHK NEWS WEB
イラスト:飛田冬子