素朴な疑問なぜ?夏に麦茶がいいといわれる理由って?

公開日:2023/07/18
なぜ?夏に麦茶がいいといわれる理由って?
なぜ?夏に麦茶がいいといわれる理由って?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

我が家では、毎年夏がくると冷蔵庫に麦茶を常備します。今日も麦茶を沸かそうと、キッチンの戸棚をあっちこっち探していると、ダンナさんが「緑茶でもいいじゃない」とひと言。

 

「ダメよ、やっぱり夏は麦茶でなくっちゃ! 」とは言ったところでふと疑問が……。なぜ夏は麦茶が定番なのかしら? 早速、調べてみることにします!

 

麦茶ってどんなお茶?

麦茶ってどんなお茶?

そもそも麦茶とは、焙煎した大麦の種を煎じたお茶のことです。

 

お茶とはいっても、緑茶や紅茶のように茶の葉から作られているわけではありませんが、日本では茶の葉でなくても葉や種子をお湯で煮出した飲み物を「茶」と呼んでいます。

 

大麦が日本に伝わったのが縄文時代の終わりから弥生時代の初め頃といわれていて、現在のように麦茶として飲まれるようになったのは平安時代になってからです。意外なことに、普及したのは緑茶よりも早く、戦国武将たちにも愛飲されていたそう。

 

江戸時代末期には、「麦湯店」なるものが登場し、一般庶民も気軽に楽しめる飲み物として人気だったようです。

 

夏に麦茶がいいといわれる理由

夏に麦茶がいいといわれる理由

毎年何気なく口にすることも多い麦茶ですが、夏の定番の飲み物となったのには以下の理由があります。

 

  • 体を冷やす働きがある
  • ミネラル分が多く含まれている
  • カフェインが含まれていない

 

湿度が高くじめじめとした日本の夏を乗り切るのにぴったりの麦茶。原料である大麦には、体を冷やす働きがあるため、飲むとすっきりとした爽快感が味わえます。

 

また、麦茶にはマグネシウムやリン、カリウムなどのミネラル分が多く含まれていて、汗で失われたミネラル分を補うことも可能です。

 

ミネラルは緑茶にも含まれていますが、緑茶にはカフェインが含まれていて麦茶には含まれていないことから、赤ちゃんから妊婦さん、高齢者まで世代を問わず誰でも安心して飲めます。

 

作り方で麦茶の味が変わる?

作り方で麦茶の味が変わる?

麦茶の作り方には大きく分けて「水出し」「お湯出し」「煮出し」があります。

 

一般的に、手間がかかるのは水出しよりもお湯出し、お湯出しよりも煮出しだとされていて、その逆の順番で飲んだときの味わいや香ばしさが増すといわれています。

 

それぞれに利点があるため、どの作り方が一番よいとはいえませんが、使用する場面や量、生活スタイルに応じた方法を選ぶとよいでしょう。

 

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参照:千紀園

   大井川茶園 公式ブログ

   テレ東プラス

 

ハルメク子さん
やっぱり夏は麦茶が飲みたくなるわよね〜!

イラスト:飛田冬子


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