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2019年08月18日
素朴な疑問
暑い日が続くとエアコンが利いた部屋で過ごしたり、冷たい飲み物を飲んだりする機会も多いのではないでしょうか。「夏こそ冷えに気を付けて」という言葉もよく聞きます。一般的に、冷えは男性より女性の方が感じやすいといわれていて、女性の半数以上の人が冷えに悩んでいるよう。そこで今回は、女性がなぜ冷えを感じやすいかということと、夏の冷えから守るための対策について考えてみたいと思います。
女性が男性に比べて冷えを感じやすい理由として、一般的に女性の方が男性よりも筋肉量が少ないので、血流が悪く体温が低いことが考えられます。月経・出産・閉経などによるホルモンバランスの乱れ、肌を露出しがちな服装なども冷えの原因のようです。
今は昔と違って、日本の夏は、ありとあらゆる場所で冷房が利いています。室内で、暑い屋外と同じような服装をしていると、体はどんどん冷えていってしまいます。なので、ストールやカーディガン、膝掛けなど、ささっと羽織れるものを常備し、寒さを感じたらすぐに身に付けて防寒するようにしましょう。特に、足元は冷えやすいので、靴下の重ね履きは効果的だそうですよ。
消化に適している胃腸の温度は、常温から自分の体温に近い温度なんだとか。夏にキンキンに冷えたビールやジュース、さらにかき氷やアイスクリームを食べることは楽しみの一つですが、取り過ぎは禁物。体が冷えてしまったと感じたときには、38℃から40℃くらいのぬるめのお風呂にゆったりと漬かることをおすすめします。
夏はシャワーで済ませてしまいがちですが、お湯に漬かることで手足などの末梢神経が拡張し、全身の血流がよくなるんですって。お湯に漬かる時間は10分間くらいで十分なのだそうで、なるべく毎日湯船に漬かることを心掛けたいですね。さらに、炭酸入りの入浴剤を使うことで血流をもっとよくすることができるそうですよ
体を動かすことを習慣にすることもポジティブな解決法の一つです(筋力や体力もアップしますね)。また、お風呂上がりのストレッチを習慣化することで、代謝も上がり、冷えを予防することができるそう。これらは冬の冷え対策にも効果的。
夏の冷えを意識して対策することで、日頃の体調不良が改善されることも珍しくないようですよ。どうしても冷えが改善されなくてつらい場合は、念のため受診してみてくださいね。
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参照:オムロン
参考文献:『NHKきょうの健康』(NHK出版刊)
イラスト:飛田冬子