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素朴な疑問カビアレルギーの症状って?対策は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
だんだんと暖かくなってきたので、冬の上着をしまおうと押し入れの中のものを出していると「はっくしゅん! 」風邪を引いているわけでもないのに、くしゃみが止まらなくなってしまいました。
すると、ダンナさんが「それってカビアレルギーじゃないの? 」とひと言。確かに押し入れがカビ臭い気がします。なんだか目もかゆくなってきた気がするし、本当にカビアレルギーなのかしら?
気になるので調べてみましょう!
カビアレルギーで見られる症状
高温多湿で一年中カビが繁殖しやすい日本。梅雨の時期から夏にかけては特にカビが繁殖しやすく、カビアレルギーが起こりやすい環境です。
以下のようなアレルギー症状がある場合は、カビアレルギーの可能性があります。
- 鼻炎
- 皮膚炎
- ぜんそく
- 目のかゆみ
カビは微生物の一種で、種の役割を果たす「胞子」と、栄養素を吸収する「菌糸」からできており、これらはアレルギーを引き起こす「アレルゲン」となります。
特にカビの胞子は非常に小さく空気中に浮遊しやすいため、いつの間にか吸い込んで鼻の粘膜や気管支に付着したり、皮膚に触れたりすることで、気管支ぜんそくや肺炎を引き起こすことも。
室内で過ごしているときにアレルギー症状が強くなる場合は、カビの胞子が原因になっている可能性もあるので、早めに医療機関を受診することが大切です。
カビアレルギーの原因になるカビの種類と対策
【カビの種類】
日本の気候は湿気が多く、カビが増殖しやすい環境です。アレルゲンになる身近なカビは主に4つがあります。
●クラドスポリウム
いわゆる「黒力ビ」です。湿気が多い場所を好み、浴室、トイレ、台所や排水口など水まわりや結露が起こる窓や壁にも繁殖します。
●ぺニシリウム
パンや餅に出る「青力ビ」の正体がぺニシリウムです。靴箱の中、本、衣類、畳、押し入れに目立ちます。毒性が強いものもあり、免疫が低下している人は感染症を起こす危険があります。
●アスペルギルス
「コウジカビ」と呼ばれ、多くの人が量の差はあれ、ほぼ毎日吸入しているカビです。畳、じゅうたん、押し入れ、冷蔵庫、エアコンが主な繁殖場所です。免疫に障害があると、感染症にいたります。
●アルテルナリア
冷蔵庫や結露が発生した壁、水まわりでよく見る「ススカビ」と呼ばれるカビです。アルテルナリアの胞子は大きく、鼻孔の中に長くとどまるため、アレルギー性鼻炎を引き起こしやすい傾向にあります。
【カビ対策】
これらのカビを増やさないためには、カビが増えにくい環境を作ることが大切です。
対策①:除湿する
普段から風通しをよくし、特にタンスの裏といった密閉された空間に風を通すようにしましょう。雨が続く日などは、除湿器を使うのも効果的。窓の露も拭きとりましょう。
対策②:水まわり・浴室を掃除する
水まわりはこまめに水気を拭きとりましょう。入浴後は、浴室に冷水をざっとかけて換気をします。湿気がこもらないようドアを開けて風を入れたり、扇風機などで風を送るのも効果的です。
対策③:寝具を清潔にする
実は湿気が多いのは寝具。人は一晩で平均200mlの汗をかくといわれており、布団やパッドなどにはかなり汗を吸収しています。こまめに干しして、梅雨の時期などに雨が続くときは布団乾燥機を使うようにしましょう。
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参照:DAIKIN
イラスト:飛田冬子
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