素朴な疑問セメント・コンクリート・モルタルの違いって?

公開日:2023/02/20
セメント・コンクリート・モルタルの違いって?
セメント・コンクリート・モルタルの違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

ダンナさんが、レンガの花壇をDIYしてくれるというのでホームセンターへ。レンガ選びの次は、レンガをくっつける材料探しです。

 

店員さんにコンクリート売り場を聞くと「コンクリートを作るにはセメントが必要ですが、花壇を作るならモルタルがおすすめですよ! 」ですって。

 

ダンナさんは理解したようだけど、ワタシは大混乱! 早速、調べてみます。

 

セメント・コンクリート・モルタルの違い

セメント・コンクリート・モルタルの違い

セメントやコンクリート、モルタルはどれも建築現場でよく使用されるもので、それぞれ以下のような特徴があります。

 

セメント

 

一般的にセメントと呼ばれているのは「普通ポルトランドセメント」のこと。石灰石や粘土などを焼いて粉砕して作られる灰白色の粉末です。

 

つまりセメントは「粉」なのですが、水と混ぜ合わさることで固まる性質を持っており、コンクリートやモルタルなどを作る際の「つなぎ」として使われています。

 

コンクリート

 

コンクリートは、セメントに水と砂、砂利などを練り合わせたものです。

 

押される力には強い一方、引っ張る力には非常に弱いという特徴があります。しかし、特別な設備や機械などがいらないことや一定の品質のものが誰でも作れること、入手が簡単なことから、多くの建築物に使用されています。

 

モルタル

 

モルタルは、セメントに水と砂を練り合わせたものです。

 

セメント1に対して砂2を混ぜ、水で練ったものを「1:2モルタル」、セメント1に対して砂3を混ぜ、水で練ったものを「1:3モルタル」と呼びます。

 

駐車場や外構まわりの床面にモルタルを平たく塗ると、水はけがよく、見栄えもよくなりますが、ひび割れがしやすいという特徴があるので、使用する際は下地の整地をしっかり行わなければいけません。

 

コンクリート・モルタルの主な用途

コンクリート・モルタルの主な用途

コンクリートとモルタルは、セメントを材料として使用していますが、その他の材料や完成後の強度などが異なるため、それぞれ適した場所で使用する必要があります。

 

ある程度形を自由に決められる上、耐震性や耐火性に優れているコンクリートは、建築物やトンネル、ダム、道路、空港など社会生活に欠かせないさまざまな場所で使用されています。

 

一方、柔らかく水はけも良いモルタルは、コンクリートやモルタルのひび割れや欠けの補修、レンガやブロックの接着や目地詰め、コンクリートの表面の仕上げなど、建物の下地や接着剤として使用されるのが一般的です。

 

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参照:一般社団法人セメント協会

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ハルメク子さん
赤いレンガのおしゃれな花壇が出来上がりました!

 

イラスト:飛田冬子


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