更年期の不調を改善!ローヤルゼリーの効果とは?
2022.11.172024年08月08日
だるさ、むくみ…夏の不調は冷えが原因?
夏の“温め習慣”で夏冷えを解消!
胃腸の調子が悪かったり、寝ても疲れが取れなかったり…。夏のそうした不調の原因の一つに、体の冷えがあります。夏は意外に冷えやすい季節。夏冷えの原因や、冷えを防ぐ生活習慣について医学博士の福島忍さんに教えてもらいます。
夏は体が冷えやすい
夏本番を迎え、体のだるさやむくみ、食欲不振などの不調を感じている人も多いのではないでしょうか? 夏に起こるそうした不調の原因は「冷え」かもしれません。
夏は、手足の表面が冷たくなるといった症状は出にくいものの、体の内側が冷えやすい時期です。その原因は大きく3つ。それが、「エアコンの冷気」「体を冷やすものの取りすぎ」「運動不足」です。
夏冷えの原因1:エアコンの冷気
冷房が効いた空間に長時間いることで体が冷え、血流が悪くなります。特に、普段から冷えやすい人や、平熱が35度台と低めの人は注意が必要です。
夏冷えの原因2:体を冷やすものの取りすぎ
アイスや冷たいジュース、そうめん、夏野菜など、体を冷やすものばかり食べたり飲んだりしていると、内臓が冷えてしまいます。特に、エアコンの効いた室内など、汗をかかない環境で冷たいものを取りすぎると、血流が悪くなって冷えを招きます。
夏冷えの原因3:運動不足
暑くて室内にこもりがちな夏は、体を動かす機会が減ります。運動不足が続いて筋肉量が減ると、体に必要な熱を十分に作り出せなくなり、冷えやすくなります。
夏に体が冷えると、血流や水分代謝といった「体のめぐり」が悪くなり、胃腸の不調や頭痛、肩こり、むくみなどが起こります。
また、冷えによる胃腸の不調から食欲が落ち、その結果、体が栄養不足になって疲れやすくなるなど夏バテの症状にもつながっていきます。
蒸し暑い夏は体が冷えていることに気付きにくいものですが、知らぬ間に冷えが定着してしまわないよう、生活習慣や食べ物の工夫で夏冷えをケアしていきましょう。
夏冷えを予防する5つの対策
夏冷え予防のポイントは、毎日の生活習慣にあります。医学博士の福島さんに、夏冷えを予防する5つの対策を教えてもらいました。
■夏冷え対策1:朝食をしっかり食べる
朝ごはんを食べると内臓の活動スイッチが入って、体温が上昇しはじめます。炭水化物、タンパク質、ビタミンが取れる栄養バランスのよい献立が理想ですが、時間がないときは味噌汁やスープだけでも食べるようにすれば、冷え防止につながります。
■夏冷え対策2:冷えを防ぐ服装を
冷房が効いた場所では、ストールやカーディガン、レッグウォーマーなどを活用して、体が冷えすぎないようにしましょう。特に冷やしたくないのは、太い血管が通っている首、手首、足首の3か所です。ここを温めると、全身が効率よく温まります。
■夏冷え対策3:室内でできる運動を取り入れる
室内でできるエクササイズやストレッチなどを取り入れると、血流がアップして体が温まります。ふくらはぎを動かすと効果的なので、座ったままかかとを上げ下げする運動もおすすめ。家事などをする際、意識してふくらはぎや太ももを動かすだけでも冷え改善につながります。
■夏冷え対策4:シャワーですませず湯船に浸かる
夏の入浴はシャワーですませがちですが、38度くらいのぬるめのお湯に10分くらい浸かるようにすると、血流がアップして冷えた体が温まります。体が芯から温まることで副交感神経のスイッチが入り、寝苦しい夜の熟睡にもつながります。
■夏冷え対策5:寝るときは冷房を上手に使う
睡眠不足も冷えを招く要因の一つ。寝るときのエアコンはタイマーを使うよりも、一晩中つけておくほうが室温が安定し、熱帯夜でもぐっすり眠りやすくなります。室温の目安は26度~28度。直接冷気が当たらないように風向きを調整しましょう。冷えやすい人は、通気性の良い長袖・長ズボンのパジャマがおすすめ。
夏の冷え対策「NG食材」「OK食材」
夏の冷え対策では、「体を冷やす食べ物」をできるだけ控え、「体を温める食べ物」を取り入れることも大切です。
福島さんに、夏冷えを防ぐために控えたい食べ物と、積極的に取り入れたい食べ物を教えてもらいました!
■夏冷え対策:NG食材
<白砂糖を使ったスイーツ>
精製された白砂糖は、体を冷やしてしまう食材です。甘いものがほしいときは、黒砂糖やきび砂糖、てんさい糖、はちみつなど、体を冷やしにくい甘味を選ぶようにしましょう。
<南国のフルーツ>
夏においしいスイカやマンゴー、パイナップルなどは体を冷やす作用が強い果物です。夜寝る前ではなく昼間に食べる、食べすぎないように気を付けるなど、食べ方を工夫してみて。
■夏冷え対策:OK食材
<薬味類>
しょうがやニラ、にんにく、ネギなどの薬味類は体を温める作用があります。そうめんなどの麺類に添えたり、味噌汁・スープといった汁物に加えるなどして上手に取り入れましょう。
<スパイス類>
こしょうやシナモン、ターメリック(ウコン)、唐辛子などのスパイス類も、体をポカポカ温めてくれる食材です。いつものスープにちょい足ししたり、炒め物の風味づけに使うなどすれば無理なく取り入れられます。
また、福島さんによると、冷え対策に役立つ食べ物ではミツバチ産品のローヤルゼリーも注目されているのだとか。
「ローヤルゼリーは、飲むことで手指の冷えからの回復を高めたり、手足や腰が温かく感じられるなどの報告があり、冷え改善への働きが期待されています」(福島さん)
夏の不調を招く冷えは、ちょっとした心掛けで改善できます。体を冷やさない生活習慣や食事の工夫で、夏冷え知らずの体を目指していきましょう!
取材協力:山田養蜂場健康科学研究所