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素朴な疑問発疹、湿疹、蕁麻疹(じんましん)の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
スキンケアを変えたら、肌が荒れてしまって慌てて皮膚科に行ったのだけれど、先生に説明するときに思いました。「これは発疹?湿疹?蕁麻疹(じんましん)?」
とにかく、使っているスキンケアをやめてみてと言われて症状は落ち着きましたが、かゆみや赤みが出ているときのことをなんと表現したらいいのかしら? 気になったので、調べてみました!
発疹、湿疹、蕁麻疹(じんましん)の違い
簡単に言うと「発疹」は目で見えて、手で触ることができる皮膚の症状のことで、「湿疹」「蕁麻疹(じんましん)」は病名のことです。
ワタシが病院に行ったときは「スキンケアを変えたら発疹が出た」と言えば良かったということね。
発疹の種類
赤みやかゆみが出る発疹には、実は種類があります。お医者さんは発疹を見て湿疹か蕁麻疹かを判断して、飲み薬や塗り薬を処方してくれるのね。
発疹の種類を覚えておくと役立つと思い、一覧にしてみました!
- 紅斑(こうはん)……皮膚の毛細血管が拡張したもので圧迫すると赤みが消える
- 膨疹(ぼうしん)……蕁麻疹のときに出る虫刺されの跡のような赤い斑
- 丘疹(きゅうしん)……赤みがあり皮膚表面から隆起している
- 鱗屑(りんせつ)……頭のフケや皮膚をひっかいたときの白い粉
- 水疱(すいほう)……透明な液体が皮膚にたまったもの(濁って黄色くなると膿疱になる)
- 痂皮(かひ)……水疱や膿疱が破れて中の液体が固まった状態(かさぶたのこと)
- きれつ、あかぎれ……手の指や足の裏のなどの皮膚にできる線のような細い裂け目
- 結節(けっせつ)……皮膚の盛り上がりや塊になっている状態で結節よりも大きくなると腫瘍となる
- 潰瘍(かいよう)……真皮や皮下組織の深部にまで及ぶ欠損で治っても跡が残る
発疹にはこれだけの種類があります。発疹が治っても跡になってしまうこともあるので、皮膚に異常を感じたら早めに皮膚科を受診して、適切な診断を受けた上で治療を始めるようにしましょう。
発疹が消える前にスマホで撮影しておくと診察時に役立つ
では湿疹と蕁麻疹(じんましん)の違いは何でしょう?
湿疹と蕁麻疹では治療方法が異なります。
湿疹には塗り薬、蕁麻疹には飲み薬を使うのが一般的で、発疹の持続時間が長い湿疹に対して、蕁麻疹は数時間すると消えてしまうことがあるので、病院へ行ったときにはもう治っているということもあります。
適切な診断をしてもらうためにも、家で発疹が出ていると発見したら、病院へ行く前にスマホで撮影しておくのが良さそう。
どんな発疹が出ていたかを写真で見せることで、スムーズに塗り薬が必要か、飲み薬が必要かを判断してもらえます!
次からはワタシも発疹が出たら消える前にすぐスマホで撮影するようにするわ。皮膚科でお医者さんにしっかり判断してもらって、適切な治療を受けたいわね!
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イラスト:飛田冬子
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