更新日:2025年06月16日 公開日:2022年06月13日
素朴な疑問
シバンムシはどこから来るの?発生源や駆除方法は?
こんにちは!好奇心旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、ご近所さんから「また暑くなってきたからシバンムシに気を付けてね」と言われました。
シバンムシ……名前くらいは聞いたことがあるけれど、どんな虫なのか詳しくは知らないわ。もし家で発生してしまったら大変です!そこで、シバンムシの特徴や発生源、駆除方法、そして予防策についてしっかり調べました。
シバンムシってどんな虫?その特徴と驚きの繁殖力
シバンムシは小さな害虫で、体長は1.5~3.0mmほど。春から秋(4~10月)にかけて見かけることが多く、見た目はゴマ粒のように小さい虫です。
名前の由来
「シバンムシ」は漢字で「死番虫」と書きます。その由来は、求愛行動中に発する音「コチコチ」が「死神の持つ時計」を連想させるからだそうです。ちょっと不気味な名前ですよね。
繁殖力に注意!
シバンムシは非常に繁殖力が強く、メス1匹が50~100個の卵を産むと言われています。卵から孵化した幼虫は、あらゆるものを食料にして成長。食品、植物、畳、タバコなど幅広いものを発生源とするため、一度発生すると家中に広がる可能性があります。
人体への影響は?
シバンムシそのものは人体に直接的な害を与えることはありません。ただし、シバンムシの幼虫が「アリガタバチ」に寄生される場合があります。このハチに刺されると10日以上症状が治らないこともあり、注意が必要です。
シバンムシの発生源とは?どこをチェックすべき?
万が一シバンムシが発生した場合は、まず発生源の特定が必要。発生源を取り除かなければ駆除しても再び繁殖する恐れがあります。
主な発生源
シバンムシは次のようなものを好みます
- 植物由来の素材:畳、壁紙、段ボール、本、タバコなど。
- 食品:乾麺(パスタなど)、小麦粉、ココア、香辛料、コーヒー粉など。
- 乾燥食品:乾燥シイタケ、ゴマ、ペットフードなど。
- 装飾品:ドライフラワーや観葉植物。
ビニール袋や紙袋程度なら簡単にかじり切って中に侵入するため、袋を閉じていても完全に安心とは言えません。まずは食品類からチェックし、それでも発生源が分からない場合は畳や本、植物性のアイテムを確認しましょう。
シバンムシの駆除法&予防策
駆除方法
- 発生源を取り除く:食品類など発生元を発見したら、袋の口を閉じてすぐ処分します。
- 殺虫材を使用:広範囲に及んでいる場合は殺虫剤や燻煙材での対処が効果的。
- 天日干し:畳が発生源の場合は天日干しを行いましょう。
予防策
- 食品の管理:食品は密閉容器で保管し、袋が破れにくいものを選びます。
- こまめな掃除:食べカスを残さず掃除して衛生的な環境を保つ。
- 湿度と温度を管理:シバンムシは温度25℃・湿度60%の環境で繁殖しやすいので、除湿器などで湿度をコントロールすることが重要。
シバンムシは湿気がこもりやすい季節に特に発生しやすいため、部屋の環境管理を徹底し、発生を未然に防ぎましょう!
シバンムシは小さな害虫ですが、発生すると大きなストレスになります。発生源の特定や予防策を徹底すれば、家中を快適に保つことができます。みなさんもシバンムシに負けない工夫で快適な生活を送りましょう!
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参照:生活110番
イラスト:飛田冬子




