2021年03月03日
素朴な疑問
防虫剤は洋服の上下どちらに置くのが正解?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
春に向けて、冬物をしまっています。ところで、毎年悩むのですが、防虫剤って洋服の上と下のどちらに置くのが正解なのかしら? 今までなんとなく防虫剤を使っていたので、この機会に調べてみようと思います!
効果的な防虫剤の使い方
- 防虫剤は一番上に置く
防虫剤の防虫成分は空気より重いため、上から下へと広がります。つまり、防虫剤は衣類の上に置くのが正解です! 防虫剤を衣類の上に置くことで防虫成分がくまなく広がります。「引き出し用」は畳んだ衣類の一番上に、「吊り下げるタイプ」は、パイプの真ん中に掛けます(複数個の場合は、パイプに等間隔に)。
- ウォークインクローゼットは非揮発性の防虫剤を
ウォークインクローゼットは密閉性が低いので、揮発性(空気中に成分が蒸散する)ではない防虫剤がおすすめです。さらに、カバータイプやシートタイプを選びましょう。
- 適正な使用量を確認する
1個の防虫剤から得られる効果は、スペース(体積)によって決まります。パッケージに表示された適正な個数を確認して使いましょう。使用量が足りないと、せっかく防虫剤を置いても、虫食いの被害に遭うかもしれません。
- 有効期間で使い分ける
防虫剤の効果は、半年または1年間です。シーズンごとに定期的な衣替えをする場合は半年用、定期的な衣替えをしない衣類は1年間用と、有効期間によって使い分けるとよいでしょう。
- 異なる種類を同時に使わない
防虫剤の成分は、ピレスロイド、パラジクロルベンゼン、しょうのう、ナフタリンの4種類に分かれます。ピレスロイド以外は、併用すると化学反応で溶けてしまい、衣類にシミを残す可能性があるため、同時に使うのは避けましょう。
- 湿気対策も忘れずに
湿気が気になる場合は、除湿剤や防湿剤を併用しましょう。防カビ剤を配合した防虫剤も市販されています。
衣替えの前にしておくこと
- 衣類の汚れは必ず落としておく
衣類の汚れや皮脂をそのままにしておくと、シミや黄ばみ、害虫やカビの発生源になります。天然素材のものだけでなく、化学繊維でも同様です。クリーニングや洗濯で、しっかりと汚れを落としてから収納しましょう。
- 収納場所も掃除しておく
綿ぼこりには、虫の卵が産み付けられていることがあります。まずは、収納場所を清潔にすることが大切です。
- 衣類はよく乾燥させる
衣替えは、空気が乾燥した晴れた日がおすすめです。雨の日は湿気が多いので、カビの原因になります。また、クリーニング店から戻った衣類は、スチームアイロンなどで湿気を含んでいることがあるそう。ビニール袋は外して、乾燥させてから収納しましょう。
防虫剤を効果的に使うコツがあったのですね。全然知りませんでした。これからは正しく防虫剤を使って、衣類をしっかり守ろうと思います。
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参照:エステー株式会社
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イラスト:飛田冬子