公開日:2020/06/15
「終活の一環として物を減らしたい」けれど、何から手を付ければいいのかわからないという声をよく聞きます。中でも、写真、着物、家具、食器、アクセサリーなど、思い入れのある物は、簡単には手放せません。生前整理を実践している4人に知恵を伺いました。
生きているうちに死後のことを考え身辺や財産の整理をする「生前整理」。多くの人が、やらなくちゃと思いながら先延ばしにしがちなのが、特に身の回りの「片付け」でしょう。
今からご紹介する「終活片付け」は、「ずっと気に掛かっていた思い入れのある物と向き合い、心にも片をつけ、大切な物だけを残すこと」です。その終活片付けをスムーズに進めるため、60~80代のすでに終活片付けを実践している4人をご紹介します。
読者・合沢隆子さんは、「これを残して懐かしむ人がいるか」を判断基準にして家の中の物を見て、食器などの整理を進めています。
また人気ブロガーのごんおばちゃまは、「いきなり思い出深い写真などから始めるのではなく、最初は引き出し一つから、不要な物を取り除いていきましょう」と言います。その際、「全部出さず、今使っていない物だけを抜き取る」こと。短時間で済み、体力的な負担も減ります。
そして、作家の高見澤たか子さんは、定期的に不用品を買い取ってもらっているそう。
最後に、樋口恵子さんは、自分や家族の気持ちや状況は年々変わるので「1年ごとに今も残しておきたいと思うか見直す」のが大切と語ります。
「片付けをやらなくちゃいけないのはわかっているんだけど……」という人に覚えてほしい、終活片付けの上手な進め方、5つのポイントを紹介します。
取材・文=大門恵子、野田有香(ともにハルメク編集部)
※この記事は「ハルメク」2019年9月号に掲載された記事を再編集しています。
■もっと知りたい■
次回からは、4人の片付け上手な方たちが実際にどのように生前整理に取り組んでいるかご紹介します。
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