2020年02月12日

素朴な疑問

終活ノート(エンディングノート)の書き方とは?

終活ノート(エンディングノート)の書き方とは?
終活ノート(エンディングノート)の書き方とは?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

友人とお茶をしていたときに、「終活」の話になりました。ご存じの方も多いと思いますが、「終活」とは、自分の人生の最期に向き合い、身の回りのことを整理し、その上で最期までの時間を有意義に過ごすという前向きな活動のことです。

 

私もダンナさんも50代。子どもたちの手をできるだけ煩わせないためにも、元気なうちに少しずつ終活を始めようかなと思っています。

 

調べてみたら、終活でポイントになるのが「終活ノート(エンディングノート)」なんだそうです。これって、どんなことを書いておけばいいのかしら?

 

「終活ノート(エンディングノート)」は、遺言書と違い、法的効力はないので、正式な書式はありません。市販のものもありますし、インターネットからダウンロードすることもできます。自由に自分のことを書けるので、気楽に始められますね。書く目的は、「自分自身の気持ちと身の回りの整理と、自分の死後、家族にかかる負担を減らすことが一番です。

 

病気などが原因で文字を書くことが困難な場合は、録音や録画で家族やお世話になった人たちにメッセージを残したり、パソコンやスマホで思いをつづるなど、人それぞれの終活ノート(エンディングノート)が作れます。

 

「終活ノート(エンディングノート)」には、主に以下の内容を記載しておくといいそうです。

 

・名前、生年月日、血液型、住所、本籍地などの本人情報
・学歴、職歴、結婚、出産、夫婦の記念日、マイホーム購入時期などの個人歴史
・関係する人物との間柄や連絡先
・預貯金、口座番号、公共料金などの自動引き落とし情報、クレジットカード情報、基礎年金番号、各種加入保険、株式、不動産、借入金やローンなどの財産情報
・希望する介護や医療施設、費用、後見人(財産管理などを任せられる人)、延命措置の詳細など、介護・医療について
・希望する葬儀の形式やその費用について
・お墓について
・自分のペットの世話について
・遺言書の有無やその保管場所について

 

財産について
さらに、金融資産や不動産、保険、有価証券、貴重品などのリストも有用です。「終活ノート(エンディングノート)」を使って、誰にどんな遺産を送りたいのか希望を書き添えることも可能。たとえ家族であっても、介護や遺産整理は大きな負担になります。それに報いる手段として、遺産という形のあるもので感謝の気持ちを伝えることができ、誤って貴重品を捨てられてしまうこともありません。

 

ただ、「終活ノート(エンディングノート)」には遺言書のような法的効力がないので、気を付けてください。トラブルを招くような財産がある方は、不要ないさかいを避けるために、遺言書を併せて用意しておく方が賢明かもしれません。

 

入院や介護について
「終活ノート(エンディングノート)」の開封は病気や認知症などで意思疎通が困難になった場合でも可能です。記す内容も開封時期も本人の意思で決めることができるので、治療方針や延命措置、介護についての希望を記しておくことで、本人の希望が周りに理解してもらえるというメリットがあります。

 

自分が重篤な状況に陥っても、自分の意思を伝える記述が残っていれば、家族を悩ませる心配がありません。また、自身の持病やかかりつけの病院、常用薬などを明記しておきましょう。認知症になったときや意識が無くなってしまったときも、持病や服用している薬を医療機関に伝えることができれば、不要な医療トラブルを回避できます。また、治療や介護で必要になるお金がどこにあるのかを記しておくことも重要です。

 

葬儀やお墓について
葬儀の方針や埋葬される場所、亡くなったことをどんな方法で誰に知らせるのかなどを記しておけば、残された家族は故人の意思に沿った形で葬儀やお墓の準備をすることができます。

 

遺産整理を行う人への計らいとして、パスポートや運転免許証などの個人情報に加え、携帯電話やインターネット、公共料金の契約についても記しておきたい項目です。どの金融機関からいつ引き落とされるのかを記入しておきましょう。名義変更や契約解除の手続きなどで戸惑うと想定されることを前もって自ら記しておくことで、家族の負担は大きく減少します。

 

我が家のようにペットがいる場合は、普段の食事内容、持病やかかりつけの動物病院、年齢などを記し、自分に万が一のことがあった場合には誰にペットの面倒を見てもらいたいか明示しておくといいですね。

 

また、思い出の品が大量にあると、遺族はその処分に大変苦労します。元気なうちから不要なものを処分し、写真や思い出の品はコンパクトにまとめ、遺品を誰にどう渡したいかも考えておくといいです。「断捨離」と「終活ノート(エンディングノート)」を同時に進めておくことが大切です。

 

人それぞれの生き方があるように、終活の形も人それぞれです「終活ノート(エンディングノート)」なんてまだ先のことだと思っていましたが、調べてみたら今すぐにでも準備をしたくなってきました! 

 

 

■人気記事はこちら!

 


 

参照:ハルメクWeb 家族に迷惑をかけたくない人の「終活」とは

   イリーゼ 終活とは?自分らしい最期を迎えるために必要な3つのこと

   シニアガイド 無料でダウンロードできて、キーボードから入力できるエンディングノート

   相続弁護士ナビ

 

家族に残したい料理のレシピや葬儀で使う写真など、用意するものがたくさんあるわぁ~。
家族に残したい料理のレシピや葬儀で使う写真など、用意するものがたくさんあるわぁ~。

 

イラスト:飛田冬子

 


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