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- 終活を50代から始めるべき3つの理由と折り紙動画
雑誌「ハルメク」の編集長・山岡朝子が最新号を紹介します。「ハルメク」2020年月9月号は終活特集!まだ関係ないと思いがちですが、実は早く始めた方がいい理由があるんです。何から始めた方がいいのかをチェック!記事の最後には折り紙の折り方動画も。
終活なんてまだ早い……は大間違いだった
こんにちは。こちらのコラムをのぞいてくださり、ありがとうございます。
雑誌「ハルメク」の編集長として、最新号の見どころなどをご紹介しています。ハルメクは50代からの女性のための生活実用誌で、書店ではお求めになれません。読んでみたいな!と思っていただいたら雑誌「ハルメク」サイトをご覧くださいね。
さて、ハルメク9月号の大特集は「元気なうちから始める、がんばらない終活」です。「終活」だなんて私にはまだ早いわ……と思われた方、そうおっしゃらずにぜひお読みになってみてください。
なぜなら終活とは、元気なうちから始めることに意味があるからです。
<理由その1>終活にはそれなりに体力や気力、時間が必要だからです。
片づけにしろ、さまざまな手続きにしろ、高齢になってから取り掛かるのは大変です。体力や気力が衰えているにも関わらず、時間が足りずに毎日がんばる羽目になってしまいます。
<理由その2>早めに済ませておくことで、家族が安心するからです。
女性が終活に取り組む大きな動機の一つが「家族に迷惑をかけない」ということです。家族はあなたのことを心配しながらも、「お葬式には誰を呼びたい?」「相続についてどう考えているの?」なんて、縁起でもないので言い出せません。
あなた自身が準備して、「私が倒れても、これとこれはちゃんと用意してあるから大丈夫よ」と伝えてあげれば、おおいに安心できるでしょう。
<理由その3>自分自身が、この先の人生を納得して暮らしていけるからです。
実はこれが一番大きな理由かもしれません。
家の片づけを早めに終わらせておけば、そのスッキリした家でこれから快適に暮らせます。
お金の整理を済ませておけば、老後の生活を安心して送れます。
終活は自分自身の安心や快適のためなのだと思えば、早いに越したことはないわけです。
家の片づけから役所の手続き準備まで、「終活の基本のき」教えます
ここからは、「ハルメク」9月号の内容に沿って詳しく見ていきましょう。
終活の大きなテーマの一つが「役所やお金の手続き」です。
もちろん実際の手続きや申請は死後にしかできないので家族に任せることになりますが、本人が口座や通帳を整理しておいたり、家系図を作ったり、過去の戸籍などの情報をそろえておくことで、家族の手間は格段に少なくなります。
逆にそのような備えがなければ、家族は書類集めに奔走し、役所の提出期限に追われて、疲弊してしまうかもしれません。
こういった作業は、ある程度時間がかかります。50代、60代から始めておけば、余裕をもって進められますね。
「では具体的に何から始めればいいの?」という方は、ハルメク9月号「今すぐできる終活 基本のき」をご覧ください。
もしあなたが急に倒れたら、何が必要になるのか、どう備えておけば家族がスムーズに対応できるのか、見やすく、わかりやすくまとめてあります。
次に、終活で重要なのが家の片づけです。
もしあなたが、家一軒分の荷物を残したまま死んでしまったら、子どもは遺品の片づけに追われることになります。
これが予想以上に大変な作業。本や食器は多過ぎて運び出すだけでも大変ですし、着物や宝石などは価値が不明で処分に困るでしょう。
写真にいたっては、捨てていいものやら迷ってしまって作業が進みません。
生前に本人が判断して片づけておけば、家族にそのような苦労をかけなくて済むのです。
体力や気力があるうちに始めれば、時間をかけてゆっくり取り組めますし、何より、自分自身がすっきりと片づいた家で暮らせるというメリットもあります。
とはいえ、思い入れのあるものを手放すのは大変なもの。
なかなか進まない……という方は、ハルメク9月号の特集「家族に迷惑をかけないための終活片づけ」をご覧ください。
実際に終活片づけを実践した3人の女性たちが、迷ったときの手放し基準や考え方、スッキリした家での快適な暮らしについて語ってくれています。
きっと参考になりますよ!
その他、「入院・介護への備え」も重要です。
どんな人も明日には急に倒れるかもしれず、備えがなければ自分も家族も不便な思いをします。
保険証のありか、着替えが入っている場所、入院を知らせてほしい人のリスト、もし介護状態になったら受けたいサービスなど、わかりやすくまとめて書いておけば、家族も大助かりです。
また自分自身も、納得のいく医療を受けたり、自分で選んだ介護住宅に入れたりと、人生の質を上げることができるでしょう。
「ハルメク」では例年、入院や介護への備えをコンパクトに書きとめておける冊子、題して「私が入院したら読んでね」ノートを付録として付けています。
「家族と情報共有するのに便利」との声をたくさんいただいています。
料理、健康、手作り。1冊で知りたいことがほぼ読める!
終活特集の他にも、ハルメク9月号には役立つ特集や連載がいっぱい。例えば第二特集は、「夏野菜を栄養アップしておいしく食べ切る!」。
トマト、なす、ゴーヤーなど、旬の野菜は滋味にあふれ、体の調子を整えてくれるものですが、この特集では、さらに賢く上手な食べ方をご紹介しています。
例えば干し野菜。切って干すだけで栄養価がぐんとアップし、使い道も広がります。
一方、野菜スープは免疫を高めるといわれる最強レシピをご紹介。家で冷房にあたり続けて冷えてしまった体には特におすすめです。
さらに、奥薗壽子さんに教わるスピードレシピや、管理栄養士・牧野直子さんによる冷凍術など、夏野菜をおいしく使いきるアイデアが満載の特集です。
また、手作りページでは、「おりがみ」を特集。
誰でも子どもの頃にやったことがあるおりがみですが、大人にとっても素敵な趣味になります。
市販の折り紙に限らず、包装紙やコピー用紙、箸袋など、家にあるもので楽しめますし、出来上がったものはかわいくて、飾ったり使ったりもできます。
誌面では、超簡単な「三角しおり」の他、飾りたくなる「桔梗」のモチーフ、お月見にぴったりの「うさぎと足付き三方」、さらにプレゼントにも最適な「菊花の箸置き」といった、簡単でおしゃれな作品の折り方を掲載!
さらに、こちらの動画でより詳しい折り方の手順も解説していますので、初心者でも楽しく折れますよ。
コロナで家にいる時間が長い今、ぜひ新しい趣味として、楽しんでみてくださいね。
その他、草笛光子さんのインタビュー、健康特集「呼吸筋ストレッチと腸の大掃除」、きくち体操、きものリフォーム、おしゃれな髪型のアドバイスなど、盛りだくさんの9月号。
「ハルメク」を読めば、他の雑誌はいらない!?というくらい、あなたの「知りたい」が詰まっています。
読んでみたい、詳しく知りたい、という方は、ぜひ<雑誌「ハルメク」サイト>をご覧ください♪
山岡 朝子
やまおか・あさこ 「ハルメク」編集長。入社前は総合出版社で暮らしや住まいの雑誌の編集長を歴任。料理のコツや片づけ術などに詳しくなったが、実生活に生かせていないのが残念。夫と男児と3人暮らし。山岡朝子のぴかぴかラジオもチェック!
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