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- お金の終活に読者もトライ!「口座解約しなきゃ…」
今の生活や身のまわり、心までスッキリできる「終活」について各専門家に伺う特集。今回は「お金の終活」の実践編です。FPの橋本さんのレクチャーを受けながら読者が挑戦。保険と銀行口座を厳選すれば、今の家計の無駄もなくなるそう!
教えてくれた人:橋本秋人(はしもと・あきと)さん
1961(昭和36)年生まれ。FPオフィス ノーサイド代表。大学卒業後、住宅メーカーに入社し、30年以上相続支援・不動産活用の実務に携わった後、ファイナンシャルプランナーとして独立。終活アドバイザーの資格も持ち、セミナー、コンサルティング、相談を中心に活動。
お金の整理は、書き出すことが重要!
お金の終活と聞くと大変そうに感じますが、本当に必要なことに絞って行えば実は簡単!と話すのはファイナンシャルプランナーの橋本秋人さん。
8つの項目を確認しながら、4つのステップで無理なくできるお金の終活について、雑誌「ハルメク」の読者・守川和子(もりかわ・かずこ)さんに挑戦してもらいます。
お金の片付け手順1:書き出す
チラシの裏に書き出してみました
銀行口座、クレジットカード、保険……、書いてみたら、要不要が明確になりました。
お金の片付け手順2:分類する
「生活用、貯金用……。もう使っていない口座を発見!」
守川さんには、6つの銀行口座がありましたが、生活用と貯金用、投資用など4つに絞りました。
お金の片付け手順3:解約する
「この口座とカードはもう使っていないわ」
2つの銀行口座と1枚のクレジットカードは不要とわかり、紙に×マークを。解約することに。
お金の片付け手順4:記録する
「定期的に見直します!」
今必要な銀行口座などが明確になりましたが、年月がたてばまた不要なものが出てくることも。「定期的に書き出して見直します!」と守川さん。
お金の片付けに挑戦した感想は…
家族で経営する会社の経理を担当するほど、お金の管理はしっかりしているという、今回挑戦してくれた読者の守川さん。
「でも、銀行口座やクレジットカードなどを紙に書き出してみたことはなかったんです。しっかり書こうと思うと気負ってしまいますが、メモ程度で気軽に書いてみると、あの口座もあった!と思い出したり、〇×がつけられたり。書き出すことって大事ですね」と言います。
「不要な口座を残して、家族が解約するのは大変。不要な物は解約し、厳選した銀行名などを書き残して家族がわかるようにしておきましょう」と橋本さん。「不要な保険はなく、不動産の名義などの心配はなかったので、ひと安心。頭も心もスッキリしました」と守川さん。
家計の見直しもできる「お金の片付け」をぜひ実践してみてください。
次回は、スマホやパソコンなどを片付ける「デジタル終活」についてです。
取材・文=大門恵子、野田有香(ともにハルメク編集部) 撮影=中西裕人
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年9月号を再編集し、掲載しています。
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