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元気なうちに始めれば4週間でできる「ハルメク式終活プログラム」を、各専門家に伺う特集。物、お金、手続きの終活方法をご紹介してきましたが、最後に今までの内容を記入できるシートをご紹介。まとめておくことで家族も自分も助かります!
教えてくれた人:武藤頼胡(むとう・よりこ)さん
一般社団法人終活カウンセラー協会代表理事。一般社団法人日本相続コンサルティング協会理事。「終活」という考えを普及すべく、セミナーの講師、テレビ、新聞、雑誌などで活躍。
必要な情報を家族に簡潔に伝える
今回紹介するシートは、「今すぐできる『お金・手続き・物』の終活」特集の物、お金、手続きを丸ごと整理する「終活プログラム」に沿って必要事項を書き込めます。さらに医療・終末期の希望などの項目を厳選して記入できます。
終活カウンセラーの武藤頼胡さんは、「必要事項を1枚に集約しておくと、家族が助かるのはもちろん、自分の備忘録にもなり、非常に便利です。『遺言書や家族へのメッセージの有無と置き場所』という欄を作ったのはメッセージがあると家族が納得するという場面を何度も見てきたから。ぜひ活用してください」と話します。
シートの3つの使い方
使い方1:特集に沿って記入!できるところから書き込む
すべて完璧に記入しようと思わず、まず書き始めることが大事。今回の特集に沿って、できるところから書いてみましょう。健康状態、資産状況が変わることもあるので、定期的に見直し、修正・追加をしていきましょう。
使い方2:書いた内容を家族に伝え、保管場所も知らせる
シートに書いた内容は家族に把握してもらい、家族がわかりやすい場所に保管することが大切です。武藤さんの場合は、「家族がわかりやすく、迷うことがないよう、シートをケースに入れて冷蔵庫にしまっています」と武藤さん。
使い方3:「私の基本情報」のコピーを救急隊の目につく場所に保管
「これまでにかかった病気や手術歴」「アレルギーについて」など「私の基本情報」は、医療従事者にも伝えたい項目です。家族用とは別に、救急隊員が見つけやすい玄関や、外出時用にコピーをとって保管するのもおすすめです。
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