昭和レトロな服…どうすれば売れる?

【メルカリ】終活で出てきた不用品を高値で売るコツ

公開日:2023.03.19

更新日:2023.12.19

終活で出てきた不用品…フリマアプリで売れる?

終活をすると、これまであまり手をつけなかったクローゼットの奥に眠る不用品を片付けることになります。そうすると、何十年も前に使っていたものが見つかることもありますよね……。

今とは雰囲気が違うものもたくさんあるでしょう。特に洋服は時代に合わせた流行りがあるので、昔の服をメルカリなどのフリマアプリで売るのは難しいと考えてしまうかもしれません。

でも、「付加価値」を上手につければ、高値で売ることも可能です!

【売るコツ1】「レトロ」をキーワードにする

例えば、フリマアプリのメルカリでは「レトロ」な商品が一定の人気を維持しています。

令和の若い人からすると、昭和時代のなんとなく古めかしい「昭和レトロ」なデザインが、逆に新鮮に見えるのだそう。スタイリッシュな今の洋服にはない独特のデザイン性が、若い世代にうけることもあります。

メルカリは比較的若い世代が使っていますから、「レトロ」をキーワードにして出品をしてみましょう。商品説明や商品名に「レトロ」を入れれば、検索されたときに表示されます。まずは商品ページを見てもらわないといけないので、その入り口を積極的に作っていくのです。

【売るコツ2】「レアもの」として売る

昔使っていたものは、今では販売されていないものが多く、現在、一般のお店では買うことができません。「古い物だし価値がない」と思いがちですが、考え方を変えてみましょう。

「とても手に入りにくいもの」として捉えて、「レアもの」として考えてみるのです。

一般的なお店では売っていないもの、手に入らないものとして「レア」をつける

商品名に「レア」といった言葉を入れるだけで、商品を見てもらえる可能性が高くなります。特に、価格帯に関係なく昔から一定の人気があるブランドの服であれば、そのブランド名もしっかり記載しておきましょう。そのブランドのファンが見てくれる機会が増えます。

【売るコツ3】コーディネート例を追加して、おしゃれに見せる

これは写真撮影の際のひと工夫です。洋服の場合、単品の写真は必要ですが、それ以外で、コーディネートした写真を掲載することで、使用シーンを想像させることができ、商品の魅力がアップします。

コーデしていないブラウス

例えば、こちらは何もコーデをしていないブラウスです。

ストールを巻くだけで雰囲気が変わる

コーデ例として、ストールを巻いた写真も追加してみましょう。これだけで商品の雰囲気がより伝わるようになります。

ネットやカタログ通販でも、モデルさんが全身コーディネートで着用した写真が掲載されていますよね。着たときの雰囲気がわかりますし、自分もこんなコーディネートをして使用みたいと思ってしまうもの。

メルカリなどのフリマアプリでは全身コーデを載せるのは難しいかもしれないので、小物を使って少しアレンジした写真を載せておくことが有効です。

ただしその場合、「他のものは出品物ではないこと」は必ずきちんと明記しておきましょう。ストールを巻いた写真を撮ったのであれば、「写真のストールは出品物ではありません」と書いておくのです。

多くの人は単品商品の出品だとわかりますが、中にはストールもセットになっていると勘違いするユーザーもいるかもしれません。トラブル防止のために、ひと言そえると安心です。

【売るコツ4】販売期間やセールなど「期間限定」をアピールする

筆者を含め「期間限定」に弱いユーザーはたくさんいると思います。「今しか買えない!」と思うと、ついつい買ってしまうものですよね。その心理をメルカリなどのフリマアプリでも活用していきましょう。

出品が期間限定であることをアピールする

「期間限定出品」とすれば、販売期間が終われば今後は手に入らないと思ってもらえます。また「期間限定セール」も同じですね。今だけ安く買える!と考えるので、購入につながることもあります。

ただ「期間限定」と言いつつも、ずっと出品していたり、セール価格になっていたりすることもあるので、しっかり期日を決めておいた方が良いです。

例えば「10月末までの出品」や「週末だけのセール」にすれば、終わりが見えるので、買うタイミングもわかりやすくなり、トラブルも防げます。

【売るコツ5】リメイクしてハンドメイド商品として売る

もし裁縫が得意で普段からハンドメイド商品を作ったり、縫い物をしたりしている人ならば、洋服をリメイクするのも手です。今風のデザインに作り替えてしまうのも良いですし、洋服の生地を生かして、ヘアアクセサリーやバッグ、クッションカバーなども作れるかもしれません。

ハンドメイド商品は作り手のセンスだけではなく、高い技術も求められます。でも「一点ものとしての価値」を見出しているユーザーは多く、気に入った出品者からリピート買いすることもあるほど。裁縫の腕に自信があるならば、リメイクに挑戦してみてはいかがでしょうか?

終活で出てきた昔の服は、デザインも古いし売れるわけがないと思ってしまう気持ちもわかります。でも少し見方を変えれば、価値がある商品に生まれ変わらせることができます。

フリマアプリへの出品は最初は難しいと思うかもしれませんが、慣れれば簡単!自分ができそうなところからやっていきましょう。

※この記事は2023年3月公開の記事を再編集して配信しています。


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川崎さちえ

フリマアプリの専門家、そしてお得情報大好きライターとして記事を執筆。日常生活の中で無理なくできる節約術や快適生活術をお伝えしています。生活情報サイトAll Aboutのフリマアプリガイド。

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