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- 水回りの汚れ激落ち!酸素系漂白剤「オキシ」の使い方
しつこい汚れを浮かせて落としてくれる、話題のお助け洗剤、酸素系漂白剤の「オキシ」。どう使えば汚れが落ちるの? 水回りのキッチン、お風呂、洗面所、トイレを編集部員が実際に徹底掃除してみました。
酸素系漂白剤「オキシ」って、どんな洗剤?
環境にも体にも優しい、定番のお掃除洗剤・重曹は、アルカリ性の力で酸性の汚れを落とします。油や皮脂の汚れに強く、水垢やせっけんカスのようなアルカリ性の汚れは不得意です。
では、話題のオキシは?
主成分は過炭酸ナトリウム。重曹より強いアルカリ性で、さらに汚れを分解する酸素の力で、汚れが酸性であってもアルカリ性であってもきれいに落とせます。生分解性の高い界面活性剤を使用しているので、強い洗浄力がありながら環境に優しいのも◎。また、オキシの別名は酸素系漂白剤。除菌力も強い上に、塩素の刺激臭もありません。
今回は、「オキシウォッシュ」という商品を使って、実際に編集部員が水回りの掃除をしてみました!
オキシウォッシュの使い方、使うときの注意点
使い方は、オキシウォッシュを溶かしたお湯に汚れ物を浸けるだけ。強くこすらなくても汚れが落ちるので、50代以上のハルメク世代の小掃除にピッタリです。ということで、編集部員宅の台所、お風呂、洗面所、トイレで試してみると、驚くべき効果がありました。週に1回、月に1回でも「オキシ浸け」の習慣を取り入れたら、もう大掃除は必要ナシです!
使い方
オキシウォッシュはお湯に溶かして使います。シンクに入れたオキシウォッシュにお湯を注ぐと、泡立つオキシウォッシュ溶液ができます。分量は、湯4Lに対してオキシウォッシュ30g(※)。その溶液に、汚れ物を浸け込みます。浸け込み時間は10分から、最大6時間まで。汚れの落ち具合を確認しながら試してみてください。終えたら、溶液の跡が白く残らないよう、水でよく洗います。※1kgの袋(上の写真の右側)なら付属の計量スプーン1杯分、680gのボトル(同左側)なら容器の蓋1杯分です。
お湯を出せない場所を掃除する場合、バケツや桶でオキシウォッシュ溶液を作り、洗浄したい場所へ流し込みます。スプレーボトルでは使用しないこと。泡と液があふれ出てしまいます。
使用上の注意
オキシウォッシュはとても細かい粉状のものです。吸い込まないように、マスクをして使用するのがおすすめです。また手荒れ防止のためにゴム手袋をつけましょう。汚れを落としたい箇所に、フッ素加工などのコーティングが施されている場合はがれてしまうことがあります。また金属は変色する可能性もあるので、ご注意ください。ご使用時には、パッケージの注意書きをご確認ください。
キッチン回りのお汚れを落とす方法
台所周りで使っている物の、油汚れ、水垢汚れ、黄ばみ……。シンクでオキシ浸けすれば、いろんな汚れ物をまとめてきれいにできます。
【手順】
- シンクの排水口に蓋をする
- お湯はシャワーで注ぐと、泡立ち◎!
- 汚れ物とオキシウォッシュ180gを入れる
- 1時間漬け込み、放っておくだけ!
- 40~60℃のお湯を注ぐ
花瓶のガラスの曇りビフォー・アフター
口が小さくて、手が奥まで届かないガラスの花瓶の内側にある曇りや、水筒の中の茶渋もオキシウォッシュの得意分野。
ほうろうケトルの油汚れ ビフォー・アフター
食器用洗剤ではこすっても落ちなかった油汚れが、オキシ浸けをしてから、お湯をかけるだけで新品のように。
20年間蓄積されたまな板の汚れ ビフォー・アフター
まな板のしぶとい汚れは、オキシ浸け後に、さらにキッチンスポンジでこすりました。あきらめていた汚れもご覧の通り!
シンクもピッカピカ!
シンク自体もピッカピカ! 驚いたのは排水口。目を疑うほどきれいになっていました。蛇口周辺の白いカルキ汚れは落とせず……残念。
お風呂の排水口のぬめりを落とす方法
排水口は、髪の毛やせっけんカスがたまり、汚れがドロドロになりがち。そんな排水口のドロドロした汚れも、手で触らないで落とすことができて、臭いも取れます。
計量スプーンで、排水口まわりにオキシウォッシュ30gを振り掛けます。
シャワーでお湯を注ぐと、ぶくぶくと泡立ってきます。
排水口からは、落とした汚れをつけた泡が、もこもことツノのように出てきました。
30分間置いて水を流したら、まったくこすってないのに、まるで新品のように!
浴槽を使ってお風呂のふたや椅子を浸けても!
洗面台の黒ずみ・トイレの汚れリングを落とす方法
洗面台
全体にうっすらと黒ずみがちな洗面台は、溶液を注いで放っておくだけ!
8Lのお湯にオキシウォッシュを60g溶かす。栓をして、溶液を注ぎ90分間置いておく。ついでにうがいコップや歯ブラシ受けもオキシ浸けしました。
黒ずみ汚れは、すすぐだけで、きれいに落ちました。
トイレ
お湯4Lにオキシウォッシュを30g溶かす。溶液をトイレに注ぎ、 30分間置いておく。少し掃除を怠けたらできてしまう輪染みもオキシ浸けをすれば、ブラシでこすらずピカピカ!
実際に試してみて……
ブラシでは取りにくい汚れにこそ、“オキシ”が大活躍することがわかりました! ザルや水筒、洗濯機のゴミ取りネット……習慣にすれば、水回りの大掃除から解放されそうです。
取材・文=岡島文乃、撮影=中川まり子
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