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2019年10月02日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近は、さまざまな分野で「環境に優しい」ということを考えた商品が発売されていますよね。毎日の生活でもエコを意識することって、とっても大切だと思います。洗濯機を回すときもお風呂の残り湯を使って節水したり、お買い物に行くときもマイバッグを持っていったりと、簡単なことからでもスタートするといいですよね。
そうそう、お掃除でもエコなやり方があるって、知ってましたか? お風呂や洗面所、キッチンなどの水回りの汚れは、お酢を使うときれいになるんですよ。お酢は食品なので人体に無害だし、生活排水を無駄に汚さずに済むので、環境に優しいお掃除ツールなんです。
お酢には酢酸という成分が含まれているのですが、酸性である酢酸がアルカリ性の成分を中和して汚れを落とすんだそうです。でもアルカリ性の汚れっていわれても、ピンとこないですよね。
具体的には「石けんカス」「水垢」「カビ汚れ」などです。食べ物を扱うキッチンなど、できればあまり強い洗剤を使いたくないと思う人は、お酢を使ってお掃除すると水回り特有の汚れをスッキリときれいに落とせますし、排水溝のぬめりなどにも有効です。
そうそう、水回り以外のお部屋掃除にもお酢は使えるんです。フローリングや畳などの床掃除、そしてトイレ掃除や消臭などなど。お酢をお掃除に使う場合、お水とお酢を1:1で混ぜてスプレー容器に入れておくと手軽でとっても便利ですよ。「じゃ、これからは家中のお掃除にお酢をバンバン使えばいいのね!」と思っているアナタ。「ちょっと待ったー!」です。お酢を使ったお掃除にはちょっとした注意点があります。
確かにお酢はエコで、人にも環境にも優しいのですが、においがきついという難点があります。おっちょこちょいなワタシは、以前キッチンでお酢をこぼしちゃったことがあるんですが、慌ててふき取ってから水拭き掃除をしても、しばらくはにおいが取れずに本当にうんざりしました。米酢や穀物酢、果実酢、すし酢など、調理でよく使うお酢って、酢酸以外にも「うまみ」につながるいろいろな成分が配合されているんですって。すし酢なんかは、さらに砂糖が含まれているから、お掃除に使うとベタベタしちゃって、かえってよろしくないんだとか。
その点、トウモロコシやサトウキビなどを原料として、醸造用アルコールを発酵させてつくる「ホワイトビネガー」であれば、原料がアルコールだけなのであまりニオイが気にならないんだそうです。あとは「レモン汁」。こちらは酢酸ではなくクエン酸が含まれているんですが、クエン酸も酢酸と同じような働きをしてくれるうえに、ニオイもあまりキツくありません。お掃除に使うのであれば「ホワイトビネガー」か「レモン汁」がおすすめです。
あとは、使う材質にも注意しないといけません。調理台に大理石が使われているキッチンもあると思いますが(なんだかちょっと憧れちゃいますけど)、酢酸が大理石に含まれる炭酸カルシウムを溶かしてしまうんですって。また鉄やアルミなどの金属類も、酢酸によって錆びてしまいます。これらにはお酢を使わないようにしましょう。
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参照:おそうじ本舗
イラスト:飛田冬子