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2019年05月16日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
突然の電話や宅配便の受け取りで、目を離した隙に鍋を焦がしちゃった! ということ、ありませんか。ありますよね? 誰しも一度はやってしまう失敗ですよね?(そうだと言って〜!)
料理がいい感じで仕上がってきた時の失敗は、カラダの芯までこたえます……。でも料理は何度でもやり直せるけれど、鍋を焦がしてダメにしてしまうのはもっとこたえる! どうにか焦げを落として、気持ちも鍋もリセットしたいもの。
そこで大事な鍋が手遅れになる前に、鍋の焦げをキレイに落とす方法をリサーチしてみました。最近はいろいろなタイプの鍋がありますが、焦げの落とし方も鍋によってさまざま。そこで代表的な鍋の種類を取り上げて、効果的な方法をご紹介します。
まず最もポピュラーなステンレス鍋。ワタシが焦がしたのもステンレスです(白い鍋肌が真っ黒に……涙)。ステンレスってお手頃で錆びにくいのが魅力だけど、焦げつきやすいのが難点ですね。
そんなステンレスの焦げを落とすには重曹がベスト。焦げついた部分が浸るように水を張り、重曹を大さじ2〜3杯(コップ1杯の水に対して大さじ1杯が目安)入れて沸騰させたら、10分程度コトコト煮ます。あとは火を止めて半日ほどそのままにし、柔らかいスポンジで鍋肌をこするだけ。試してみましたが、ガンコな焦げがスルッと剥がれてビックリ!
重曹でも取れない場合は、お酢やクエン酸といった酸性のものを試してみて。アルカリ性の重曹では落とせない焦げつきが落ちやすくなります。逆にNGなのが、金属のたわしなど硬い材質でゴシゴシこする方法。ステンレスは傷つきやすいので、ゴムベラなど柔らかい材質を使うようにしましょう。
続いて定番のアルミ鍋。軽くて熱伝導率が高い鍋ですが、酸性やアルカリ性の洗剤に弱いという特性も。ステンレス鍋には最適な重曹やお酢、クエン酸もアルミ鍋には厳禁! アルミ鍋は中性洗剤を使って、優しくこすり落としましょう。
テフロン鍋やセラミック鍋は、アルミやステンレスの表面にフッ素コートが塗られた鍋。焦げにくい加工がされていますが、もし焦げついたときにはコートが剥がれないようにするのがポイントです。水を張って沸騰させ、冷えたらゴムベラでそっと剥がしてみて。傷つける金属製のたわしや研磨剤は、くれぐれも使わないように。
最近人気が高まっているホーロー鍋は、ステンレス同様に重曹やお酢を使って焦げを浮かせる方法が向いています。ただしホーローは表面がガラス質のため、とってもデリケート。加熱したり冷やすときは、時間をかけてゆっくりするのがおすすめです。冬に活躍する土鍋も、同じく重曹やお酢で対応しましょう。
最後は「一生使える鍋」として愛好者が多い鉄鍋や銅鍋。これを使いこなすとプロ並みの腕前になった気分になりますよね。そのぶん、丁寧な手入れが必要でもあります。基本は水のみ。鉄鍋は空焚きした後に水でゴシゴシこすって焦げを落としましょう。銅鍋は水を沸騰させて焦げを浮かす方法がおすすめ。
鍋の特性なんて考えたことなかったけれど、性格に合わせて対応を変えないと症状を悪化させるあたり、なんだか人間っぽいわね。こうなったら大人の包容力で、どんな焦げだって受け止めるわ。さあ、ドーンといらっしゃい!
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イラスト:飛田冬子