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- 家事の時短テク!掃除・洗濯・料理を楽にするアイデア
「ハルメク片づけ大賞」で準大賞を受賞した遠藤亜紀さんは、工夫好き・片づけ好きな主婦兼整理収納アドバイザー。遠藤さんの自宅には、家事をラクに楽しくする楽家事(ラク家事)アイデアが満載です。掃除・洗濯・料理など、家事の時短テクを紹介します。
ゲーム感覚で見つけよう!ラクで楽しい家事の時短方法
こんにちは。遠藤亜紀です。
私が実践している「生き活片づけ」は、「ラクに楽しく暮らしたい」という思いから生まれた片づけ方。暮らしの中で見つけた小さなムダや不便をそのままにせず、一つ一つクリアしていくことで、生活を少しずつレベルアップさせていきます。
それは、ちょっとしたゲーム感覚。そうとらえて片づけを進めると、クリアしていくことが楽しくなってきます。
掃除・洗濯・料理などの家事も同じ。「家事」という対戦相手の裏をかいて、できるだけラクにすることを考えると、そこから工夫やアイデアが生まれます。
今回は、そんな感覚で見つけた、家事の時短にもつながる楽家事(ラク家事)アイデアをご紹介します!
楽家事の「楽」には、「ラク」だけでなく「楽しい」という意味も。そう考えると、アイデアもどんどん広がりますよ♪
楽家事アイデア1:掃除の時短テク
フローリングの黒ずみや水回りのカビなど、こびりついた頑固な汚れを落とすのは大変です。掃除を時短するポイントは、2つ。汚さない工夫をすることと、汚れたらすぐに取り除くことです。
1.掃除道具は収納場所を工夫して使いやすく
我が家では、ホコリなどフローリングの汚れに気付いたら即ぬぐえるよう、化学ぞうきん(マイクロファイバークロス)をリビングのあちこちに備えています。
モップやほうき、コードレス掃除機などの掃除道具は、ひとまとめにしてダイニングの収納ボックスへ。別の場所に取りに行く手間と時間が省けるので、掃除を時短できます。
2.ボトル類は浮かせて収納すると掃除がラクに
キッチンやお風呂場にある洗剤やシャンプーなどのボトル類は、浮かせて収納しています。いちいち移動させる必要がないので、掃除がラクに。ボトルの底のヌルヌル汚れも防げます。
ちなみに、洗剤が入っているボトルは、ホームセンターで購入した油さし。その他の収納アイテムは、すべて100均ショップで手に入れました。
3.風呂掃除の時短はカビ対策と排水口がカギ
お風呂の椅子や洗面器、浴槽のふたは、特にカビやすいアイテム。入浴後、使用済みのバスタオルで水気を拭き取り、洗面所(脱衣所)へ。完全に乾かしてから、ランドリーラックの上に洗面道具を、壁との隙間にふたを置いています。
洗面所に置き場所がない場合も、タオルで拭く、乾くまで浴室の外の壁に立てかけておくなど、一度乾燥させてから浴室に戻すのがおすすめ。濡れている時間を最小限にすれば、カビが発生しにくくなります。
排水口は複雑な形で洗いにくい上に、絡まった髪の毛が取りにくく、掃除がとっても大変です。また、目隠しのためのふたなど、洗わなければいけないパーツが多いのも、掃除の負担を大きくしています。
そこで、受け部分を100均で購入したシンプルなモノに変えて、排水口ネットをセット。目隠しのふたも外してしまいます。
洗うパーツが減り、排水口掃除がうんとラクに。目隠しをなくしたことで排水口が丸見えとなり、かえってキレイな状態を保てるようになりました。
楽家事アイデア2:洗濯の時短テク
洗濯機を回す・洗濯物を干す・取り込む・畳む、と洗濯にはさまざまな作業がありますが、それぞれに時短ポイントがあります。
1.洗濯物のシワ取りは「重ねて押す」で時短
洗濯物のシワを一枚一枚パンパンとたたいて伸ばすのが面倒なら、軽く畳んで積み上げ、上から手でギュッとひと押し。そのまましばらく放置するだけで、目立つシワがなくなり、洗濯物を干す作業がラクになります。
2.洗濯物は畳まず、ハンガー収納がラク!
ハンガーに掛けて干した洗濯物を、そのままラックにしまえば、畳む手間が省けます。シワになりにくいので、アイロンをかける手間も減って時短に!
3.夜干しもOK!洗濯は洗濯物が溜まったタイミング
洗濯を「朝にするもの」「毎日するもの」と決めず、洗濯物の溜まったタイミングで洗濯機を回すように。洗濯物は入浴後に出ることが多いため、夜に洗濯して干すこともしょっちゅうですが、おかげで忙しい朝に時間の余裕が生まれました。
雨の日の部屋干しは、除湿乾燥機をフル活用。干す部屋の押し入れや引き出しを全開にして、洗濯物とともに、部屋を丸ごと乾燥させます。干すたびに部屋を変え、すべての部屋の湿気をくまなく除去すれば、服も家もリフレッシュします!
楽家事アイデア3:料理の時短テク
食事は料理・配膳・後片づけ(食器洗い)と、時間のかかる家事だけに、少しでも負担を減らす工夫を考えます。
1.キッチン収納は取り出しやすさを考えて
調理器具や調理家電など、頻繁に使うキッチンツールは、サッと取れることを優先して収納します。
重くて取り出すのが大変な鍋やフライパンは、取り出しやすい高さに平置きし、キッチンツールは調理台近くに吊るして収納。これなら、ワンアクションで手にすることができます。
食器は、普段使う必要数だけを取り出しやすく置いています。しょっちゅう使うモノなら、出しっぱなしでも汚れることはありません。
2.配膳・片づけはトレーを利用して効率アップ!
料理をお皿によそうときは、まずトレーを用意。よそった先から載せていけば、そのままテーブルに運べます。人数が多い時は、フライパンや鍋をテーブルまで持って行き、そこでよそうように。盛り付け前のお皿は重ねられるので、一度にたくさん運べます。
ランチョンマットの代わりに使うのもトレーです。そのまま下げられるのでラクチン。仕切りのついたランチプレートを使えば、使う食器の数も減らせます。
3.食器洗いはつけおきでラクしてエコ!
食後は、食器の汚れをスクレーパーなどで取り除き、洗剤を数滴たらした桶につけおきします。その後、桶の中で軽く擦れば、直接スポンジに洗剤をつけるよりラクに洗えます。
食器洗いの時短につながり、洗剤の量も抑えられますよ。
洗剤のついた食器は、蛇口の下に。すすぐ水が他の食器にかかるので、洗剤はそれだけでかなり落ちます。すすぎがラクになる上に、水の節約にもつながります。
楽家事アイデア4:「ながら家事」でラクに楽しく!
苦手な家事を溜めないために私がしているのは、楽しいこととセットにするという秘策。別の作業をしながら進める「ながら家事」は、家事の負担を軽くしてくれます。
1.アイロン掛けはテレビを見ながら
「録画した番組は家事をしながら観る」……などのように、ちょっとしたマイルールを決めると、それを観るためにわざわざ家事を探すようになります。特に、アイロン掛けは「ながら家事」にうってつけです。楽しい時間に変わるので、私はアイロン掛けが大好き(笑)。溜まりがちな家事がサクサク片づきますよ!
2.仲間と一緒におしゃべりしながら進めれば楽しい!
家計簿付けや写真の整理などは、友人同士集まっておしゃべりをしながら処理するのがオススメ。実はこれ、15年以上も続けているママ友との定例会です。
月1ペースで開かれるこの会のおかげで、気の重い仕事が楽しくなり、溜まっている雑務は確実に片づきます。さらに、暮らしに役立つ情報もその都度アップデート。複数で集める情報は、一人で集める量の数倍です!
SNS上では、友人同士、片づけのビフォーアフターの画像を載せ合うことも。行き詰ったときに相談できたり、いらないモノを譲ったり譲られたり。一人で黙々と片づけるより、ずっと楽しく進められますよ。
今回ご紹介した楽家事アイデア以外にも、ラクで楽しい家事の時短ワザはたくさんあるはず! みなさんもぜひ探してみてくださいね。キッチンの収納・片づけ・掃除も「ラク家事」の大切なポイントですよ。
文・撮影=遠藤亜紀 構成=竹下沙弥香(ハルメク365)
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