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「ハルメク片づけ大賞」準大賞の遠藤亜紀さんが生活をラクにするコツを紹介します。今回のテーマは「料理をラクにするアイデア」。食器収納から、保存容器やレジ袋などのキッチンの小物、100均グッズ活用法まで、11個のアイデアをまとめて紹介します!
ラクに取り出しやすい!食器収納アイデア
1日3回の食事の支度。料理・配膳・後片付けと、意外と時間のかかる家事だけに、キッチン収納を見直して、少しでも負担を減らせたらいいですよね。
前回のキッチン収納アイデアでは、調理器具や調理家電など大きな物の収納術をお伝えしましたが、今回は食器収納や保存容器・レジ袋などをラクにキレイに収納するコツをご紹介します。
アイデア1:家族の人数と同じ枚数だけを使いやすく収納
食事の準備や後片付けをラクにするには、食器棚の収納をアレンジするのが効果的。よく使う食器は取り出しやすい場所に収納するのが基本ですが、そのとき見落としがちなのが「必要な枚数」です。
二人暮らしの場合、普段使う食器は2枚だけ。お皿をあるだけ全部重ねるのではなく、家族の人数と同じ枚数だけを別にして、使いやすく配置するのがおすすめです。
観音開きの我が家の食器棚(下の写真・白い棚)は、いちいち扉を開けるのが面倒でした。そこで、必要な2枚だけを食器棚上のオープン棚に収納することに。すると、食器の出し入れがグンと便利に。食事の準備や後片付けが、とってもスムーズになりました。
アイデア2:大皿は即席棚で重ねず収納がラク
重たい大皿は、さらに取り出しやすくする必要があります。そのためには、とにもかくにもお皿を重ねないこと。数枚重ねた大皿の一番下にあるお皿を取るなんて、筋トレのごとく(笑)、相当の力が必要です。
そこで、一枚ずつ分けて収納。両側に壁がある場所であれば、板を重ねるだけで即席の棚が作れます。壁に両面テープで軽く固定すれば、あとは大皿の重みで安定します。 これなら、重たいお皿も難なく取り出せますね。
アイデア3:食器・箸のデザインを揃えて配膳をラクに!
「お父さんのお茶碗」「お母さんのお茶碗」など、使う人を特定している食器があると、人に合わせて食器を選んで出すのが大変です。家族で同じ食器を共有すれば、上から順番に使うことができ、取り出すのがラクになります。
お箸もすべて同じデザインであれば、いちいちペアにする作業から解放されますよ。
また、カトラリーは、キッチンよりダイニングに収納すると、セッティングがラクなうえ、早く食べたい家族が勝手に出してくれるようになります。
我が家では、ダイニングテーブルの引き出しにカトラリーを収納しています。引き出しがない場合でも、ふたのついたバスケットを使うなどして、テーブル近くに備えると便利です。
あふれがちな保存容器やレジ袋の収納方法は……?
料理の保存になくてはならない容器や袋。便利な反面、油断すると溜まりすぎて、収納スペースを大きく占領していた……なんてことに。そこで、スマートに収納する方法をご紹介します。
アイデア4:保存容器は種類・サイズを揃える
保存容器でオススメなのは、スタッキングできるタイプ。種類やサイズを揃えて厳選し、増えすぎないよう注意しましょう。
大量に作った料理も、複数の容器に分散させると割り切ってしまえば、たまにしか使わない大きな容器に貴重な収納スペースを占領されることが防げます。
また、冷蔵庫にトレーやカゴをセットしている場合には、それらとサイズを合わせることも忘れないよう注意です。
アイデア5:保存容器はふたと本体を分けて収納!
保存容器は、ふたと本体を別々に重ねて収納すれば省スペース。100均で買ったつっぱり棒で引き出しの中を仕切り、対になるモノを隣同士に収納すれば、組み合わせもわかりやすくなります。
アイデア6:レジ袋は洗濯バサミで留めて引き出しにIN
レジ袋も保管場所に悩むアイテムの一つ。きっちり三角折りにして並べるのは面倒だし、しばって収納するとかさばります。
レジ袋のラクな保管方法を突き詰めた結果、我が家では、適当に折りたたんで小さな洗濯ばさみで留め、引き出しに投げ入れるスタイルに落ち着きました。洗濯ばさみの色をレジ袋の大きさで分けておくと、使うときにサイズが選びやすくなります。
アイデア7:ポリ袋や排水口ネットは扉の裏側に収納を
ポリ袋は、ひも付きのタイプがオススメ。吊り戸棚の扉の裏にかけておけば、引っ張るだけでちぎれます。我が家の扉の裏には、紐を通した油こし紙や、底に穴を開けたバッグに入れた排水口ネットなども。モノが取りにくいと嫌煙されがちな高い場所も、使い方次第でかえって便利に。扉の裏だから、スペースを取らないのもいいですね。
洗い物がラクになる!100均グッズ活用アイデア
洗い物がラクになるよう、水切りかごにもひと工夫しましょう。
アイデア8:専用かごを設置して小物を探しやすく!
小さなタッパーやクリップ、キャップなど。食器に埋もれて行方不明になりがちな細々したアイテムたちは、水切りかごの上に、専用かごを用意すると便利です。
アイデア9:ボトルホルダーがまな板干しに早変わり!
続いては、100均グッズを使ったアイデア。水切りかごの外側に、また、水切りかごの外側に、100均で手に入るボトルホルダーをふたつ取り付けると、まな板が干せるように。
ボトルも同時に干せるので、水切りかごの許容量が断然アップしますよ♪
掃除がラクになる!100均グッズ活用アイデア
キッチンをきれいに保つには、こまめに掃除をするしかありません。となれば、掃除しやすくしたり汚れを目立たなくしたりすることで、そこはカバーしていきましょう!
アイデア10:シンクまわりにモノを置かない
シンクまわりに洗剤などが置かれていると、掃除のたびにどかす必要が。いつでもサッと拭けるよう、洗剤は100均の専用ホルダーを装着して、宙に浮かせてしまいましょう。
また、シンクの汚れで気になるのが、三角コーナー。生ごみを入れるゴミ袋を新聞紙で作ってポールに引っ掛ければ、シンクに三角コーナーを置かないで済みます。新聞紙はそのまま捨てられるので、掃除の手間も省けますよ。
ちなみに、洗剤が入っているボトルは、油さし。ボトルを傾けることなく洗剤が出てくるので、便利です。
アイデア11:引き出しにはアルミシートを敷いておく
キッチン掃除で後回しにされがちなのが、引き出しの中。中身を出して掃除するのは大変です。
そこで、100円ショップで手に入るアルミシートを、あらかじめ敷いておきましょう。反射により汚れが目立たなくなります。これ、名付けて「目くらましシート」(笑)。
汚れにイライラすることが減りますよ♪
2回に分けてお届けした、「料理をラクにするアイデア」。いかがでしたか? 次回は、リビング収納アイデアです。きれいに保ちながら使いやすくするコツをお届けします。お楽しみに!
撮影&文章=遠藤亜紀 編集=竹下沙弥香(ハルメク365)
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