遠藤亜紀の生き活片づけ・3

キッチン収納のコツは?使いやすい収納アイデア5選

公開日:2020/06/04

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「ハルメク片づけ大賞」準大賞の遠藤亜紀さんが、生活を快適にする片づけ・収納術を紹介します。今回のテーマは「料理をラクにするキッチン収納アイデア」です。調理器具や調理家電、冷蔵庫内の食材など、アイテムの種類別に収納のコツをチェックしましょう!

キッチン収納のコツ

キッチン収納術をマスターして、料理をもっとラクに!

キッチン収納術をマスターして、料理をもっとラクに

最近は、外出自粛で「おうちごはん」を楽しむ人が増えています。家族で料理をするようになったというご家庭も少なくないのでは。でも、手を抜かずに朝昼晩と作るのはちょっと大変です。

そこで、生き活式「料理をラクにするキッチン収納アイデア」を、2回に分けてご紹介します。使いやすいキッチンを手に入れて、おうち時間を楽しく過ごしましょう♪

 

キッチン収納アイデア1:鍋・フライパンは棚に平置き

生き活片づけは、“普段の当たり前”を疑うことから始まります! まずはキッチンを見渡して、「それ、本当にベストな収納場所?」と考えてみましょう。

例えば、重い鍋やフライパンなどの調理器具は、シンク下やコンロ下など足元に収納するのが一般的です。でも、料理のたびに腰を屈めてシンクの下から調理台に載せる動作は、体に負荷がかかります。

重たいモノを頭上の棚に収納するのは危険ですが、肩から腰までの取り出しやすい高さであれば、それほど危険はないはず。毎日必ず使ううえに、重たくて取り出すのが大変なモノなのであれば、使いやすい場所に収納する方が理にかなっています。

鍋・フライパンは棚に平置き

我が家の鍋やフライパンは、オープン棚に平置き。取り出しやすい高さには、特によく使うモノを配置しています。一つも重ねていないので、サッと取り出してサッとしまえて、ストレス知らずです。

「取り出しやすい場所には、他のモノが入っているし……」という人も、一度「それ、本当にそこに収納する必要ある?」と考えてみて。毎日使う鍋より使用頻度が高く重たいモノでないのであれば、場所を入れ替えることも検討してみましょう。 

 

キッチン収納アイデア2:調理家電は出しっ放しでOK

フードプロセッサーなどの便利な調理家電。せっかく持っているのに、「使っていたのは最初だけ」なんてことではもったいない! 
 
使わなくなってしまう最大の理由は、しまい込んだ調理家電を取り出すのが面倒だから。それであれば、最初から、すぐ使えるようにセッティングしておきましょう。


我が家の調理家電は、棚の上に常に出しっ放し。家電の底にキャスターを取り付け、使うときだけ手前に引き出せるようにしています。

調理家電は出しっ放しでOK

節電タップを使えば、コンセントに差しっぱなしのまま、電源をいちいち抜き差しする手間も省略できます。どの家電のスイッチかわかるようにするのも、使いやすい工夫の一つです。

コンセント

電動泡だて器も先端のウィスク部分を装着した状態で調理台上にセット。もちろん、電源も差したまま。おかげで、お菓子作りが気軽に楽しめるようになりました♪

電動泡だて器

便利な調理家電は、有能なアシスタントが家にいるようなもの。すぐに使える状態にスタンバイさせて、 どんどん活用していきましょう!

 

キッチン収納アイデア3:冷蔵庫の食材は種類別に保管

冷蔵庫の奥から見つかる、ミイラ化した食材は、「冷蔵庫あるある」ですよね。そうなってしまう一因は、冷蔵庫の奥行きの深さにあります。元からあった食材が後から入ってきた食材に押され、奥へ奥へと追いやられた結果、すっかり忘れられてしまうのです。

それを防ぐには、「どうしたら食材の存在を忘れずに消費できるか」という視点で冷蔵庫収納を考えることが大切。

まずは、奥のモノを取り出しやすくするために、カゴやトレー(いずれも100均で手に入ります)をセットします。引き出しのように使えば、奥のモノも行方不明になることがありません。

ただし、冷蔵庫の中をカゴで埋め尽くさないよう気をつけて。買い物直後や、カゴに入りきらない大きなモノにも対応できるよう、一段程度はスペースを空けておきましょう。

冷蔵庫の食材は種類別に保管

そして、カゴには必ず食材のカテゴリを明記したラベルを貼るようにします。その際のポイントは、消費を促すタイトルにして、意識をそこに向けさせることです。

冷蔵庫の食材は種類別に保管

例えば、キムチ、漬物などの定番ご飯の供が入っている「食卓行き」カテゴリ(写真左)。その名の通り、カゴごと食卓に運んで日々存在をアピールします。

ちょっとだけ残ったおかずや余った食材などが入っている「さっさと消費」カテゴリ(写真右)は、料理の際にカゴごと調理台に置き、優先的に使うようにしています。

冷蔵庫を開けるたびに、ラベルのタイトルが「消費して!」と訴えかけてくるので、自然と使おうという意識が働きます。
 

自立しないモノはケースやクリップで固定して保管

クタッと横に倒れて行方不明になりがちな袋モノは、ビデオテープのケースに入れて立たせて、常に視界に入るようにします。かつお節などの使いかけの小袋も、クリップで口を留めつつ、そのままドアポケットの縁に挟んでおけば、探さなくて済みますよ!

自立しないモノはケースやクリップで固定して保管

ドアポケットに入らない大きな袋モノは、冷蔵庫の壁に貼ったフックに吊ると便利です。

自立しないモノはケースやクリップで固定して保管

 

キッチン収納アイデア4:使用中のツールはフックで吊る

料理中に困るのが、お玉など使用中のキッチンツールの置き場所。我が家では調理台とシンクの上に、それらを掛けるための小さなフックを貼っています。

使用中のツールはフックで吊る

見た目は何の変哲もないただのフックですが、あまりの使いやすさに、2つから4つに増設したほど。

使用中のツールはフックで吊る

ポタポタと汁が垂れがちなお玉も、シンク上に掛ければ調理台が汚れず安心です。

ヨーグルトはふきんに包んでフックに吊っておくだけで簡単に水切りできますし、少しだけ液体が残ったボトルも逆さまに吊っておけば最後まで無駄なく使えます。コーヒーかすなど乾燥させたいモノも、あっという間に乾きますよ。

使用中のツールはフックで吊る

お手軽でスペースいらずのフックは、何かと便利な「調理台上の力持ち」。ぜひお試しあれ!

 

キッチン収納アイデア5:壁にフックでタブレットを固定

献立を決めるのが難儀だったひと昔前と比べ、今やネット検索でいくらでもレシピが手に入る時代。夢のような魔法のツールを利用しない手はありません!

壁にフックでタブレットを固定

スマホやタブレットが調理台近くの壁にあれば、レシピを見ながら料理ができて、とっても便利。壁に貼られたフックに引っかけるだけで、即席のタブレット専用ホルダーが完成します。

壁にフックでタブレットを固定

定番レシピは、いちいち検索する手間すら省いてしまいましょう。我が家の吊り戸棚の扉の裏には、プリントしたレシピがこっそり貼られています。

プリントしたレシピ

手がベタベタな料理中に、扉を開けるだけでレシピが確認できるのは、かなりうれしい! どんな些細な手間も、省けるものは省いてしまうのが「生き活片づけ」の流儀です(笑)。

 

キッチンにこだわらない収納で使いやすく!

キッチンは、そのスペースに対しツールが多め。すべてをキッチンに置こうとすると、置き場所に困ったモノをしまい込む羽目に。結果、キッチンの使いやすさが半減してしまいます。

そんなときは、「キッチン用品はキッチンに置くべき」という“普段の当たり前”を疑ってみて。キッチンに置けないなら、キッチン以外にその置き場所がないか探してみましょう。

我が家では、スペースの関係上、どうしてもキッチンに置けなかったジューサーを、ダイニングに配置。コンセントの抜き差しが面倒な下の部分だけを、電源につないだまま、自作のカバーをかぶせてこっそりスタンバイさせています。

ダイニングのジューサー/ケースがかぶさった状態
ダイニングのジューサー/ケースがかぶさった状態
ケースを外した状態
ケースを外した状態

キッチンにしまい込むより使いやすいから、ジューサーを使う機会がグンと増えました♪

また、ほとんど使わないモノも、狭いキッチンに無理やり収納する必要はありません。モノが多くて使いにくいと感じるのであれば、キッチンの外にどんどん移動させていきましょう。

我が家では、客用カップアンドソーサーも、ダイニングに置いた戸棚に収納しています。

料理をラクにするために重要なのは、よく使うモノを使いやすく収納すること。キッチンにできるだけ多くのモノを収めることではないのです。

次回は、食事の用意や後片づけをラクにする工夫を、たっぷりご紹介する予定です。お楽しみに!


>>「遠藤亜紀の生き活片づけ」連載一覧はこちら

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遠藤 亜紀

えんどう・あき 2019年「ハルメク片づけ大賞」で準大賞を受賞。元JAL国際線客室乗務員の2児の母で、現在は「収納工房 CozyStyle 神戸」にて、片づけコンサルタントとして活躍中。お気に入りの座右の銘は「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」。家にあるものを生かした片づけ・収納が得意。

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