台湾をお得に遊びつくす

型にはまらない観光のススメin台湾・九份編

公開日:2019.05.20

昨今人気急上昇中の台湾。特に人気の高い九份では混雑のため、なかなか思うように観光できないことも。今回は、そんな混雑を回避して台湾を満喫できる方法を、渡辺さんがご紹介します。

弾丸旅行も手軽に叶う台湾は美食、買い物、観光天国ですが

昨今、台湾行きの飛行機チケットがなかなか取れません。親日という好感度が高いイメージ、心掴まれるレトロな観光地、行列必須の小籠包やタピオカドリンクなど豊富な美食の数々。かつ、日本から近いというメリットに加え、弾丸旅行も可能なLCC飛行機も数社あり日本人観光客数も年々うなぎのぼりだとか。

夜の九份混雑は仕方ないですが……

数ある観光地の中でも台湾初心者の観光地として大推奨されるのが、台北から約1時間で行くことのできる、山間の町「九份」ですね。赤い提灯が並ぶ美しい九份の夜景が掲載された、各旅行社のパンフレットを見るだけでも旅情をそそられます。

夜は夜でキレイで魅力的な九份ですが混雑は必須です
夜は夜でキレイで魅力的な九份ですが混雑は必須です

 

数ある観光地の中でも台湾初心者の観光地として大推奨されるのが、台北から約1時間で行くことのできる、山間の町「九份」ですね。赤い提灯が並ぶ美しい九份の夜景が掲載された、各旅行社のパンフレットを見るだけでも旅情をそそられます。

しかし、一度でも訪問経験のある人の中には「九份……再訪。う~ん」と思わずうなってしまう人も多いと思います。

人気の観光地に押しあがったゆえ日本だけでなく近隣の国からの観光客も、あまり広くないエリアの九份に押しかけているのです。「九份は混雑が予想されますよ~。スリや盗難にも気を付けてくださいね」というガイドの言葉通り、駐車場は満車、九份のメイン広場から延びる狭い階段は隙間ない混雑で人の多さにぐったりした、という経験者の声もよく聞きます。

九份といえば、宮崎駿作品「千と千尋の神隠し」の舞台モデルとして有名で、夜のとばりに点々と灯る赤い提灯が魅力的なため、とにかく夕暮れからの時間帯は混雑がひどく、アレコレ見たい欲望が叶わずガッカリした人も多いと思います。私もそのひとりです。

初めて訪れたとき、真紅の提灯に目を奪われる人々で階段は進まず、ツアー時間の都合で途中で断念、挙句に九份名物の雨に祟られるという散々な初訪問でした。

私が九份に行きたかった理由は雰囲気を味わうだけでなく、運気をあやかりたかったこともあります。かつては金が豊富に採掘できた金鉱脈を抱え込んでいた九份は、風水的にも強い運気を持つ場所でもあります。せっかく行くならばそのパワーも充電したかったのですが。

九份を楽しむ裏ワザ!夜には感じることのできないパワーも満喫

九份が空いている時間。それはずばり! 早朝か遅い時間です。

しかし、遅い時間だと夜市にも遊びに行きたい私には時間のロスとなるので、朝、九份行くことにしてみました。

今回は朝9時頃に台北を出発し、昼13時頃には台北に戻ってくるという、現地オプションを利用しましたが、これが大正解!

10時過ぎには九份に到着するのするですが、朝の爽やかな九份は気持ちいいを通り越し感動、快感そのもの。山から流れてくる砂糖のような甘いサラサラとした風を全身で受け、念願のパワー充電!
 

朝の九份
朝の九份
朝だと九份もこんなに空いているんです!
朝だと九份もこんなに空いているんです!

 夜だと最大の混雑ポイントである中央広場も隅々まで探索。ほぼ人のいないメイン階段をゆっくり上がり、九份の象徴というべき湯婆婆屋敷のモデルと言われている茶屋「阿妹茶楼」の、テラス席ですする台湾茶は気持ちまで豊かにしてくれます。高台のテラスからは九份全体が見渡せ、基隆(キールン)海を臨むその風景にも心も洗われます。

夜には見渡すことができない基隆(キールン)港。風水的にもいい場所です
夜には見渡すことができない基隆(キールン)港。風水的にもいい場所です

前回の旅行では断念した階段中腹の九份商店街にもゆったりと足を運ぶことができ、九份を満喫した! という満足感の大きいこと!

高台の四方には村を見渡せる場所も数か所あり、かつて金の発掘で富を得た地が風水的にどれだけいいかもしっかり実感できるはずです。

タイムロスがないのも魅力的!

夜には押すな押すな!のメイン階段も余裕でスイスイ!
夜には押すな押すな!のメイン階段も余裕でスイスイ!

 

台湾観光の定番である、昼間は市内観光をして、九份は夜がいい! という概念を払拭し、朝の九份観光をかなり推奨します!

何と言っても昼過ぎには満たされた気持ちで台北に戻るので、午後からショッピング、夕刻から夜市巡りして足マッサージで仕上げれば、貴重な台湾時間をロスしないのもポイントかと。

九份は台北市内から公共機関で簡単にアクセスできますが、主催旅行会社や現地オプションツアーもかなり便利です。

今回は現地で手配したガイド付きの九份観光、1400元(約5000円)を利用しました。台湾雑学などを専門ガイドから聞くのも、ガイドブックより旅の醍醐味があり台湾人の気質にも触れることができました。

魅力ありすぎる台湾をどう攻略するか、まだまだ課題は多いですが、台湾の”朝活”は利用価値ありです。次回は天燈(ランタン)上げで有名な十份の朝活にチャレンジしてみましょうか!

渡辺 裕子

旅行、お酒、グルメ、風水など幅広い趣味を持っています 。子どもが大きくなり、ある程度時間ができたので旅行は国内外よく行きます。おすすめの旅行地、おすすめの遊び方、ワンランク上の楽しみ方など実体験をもとにご紹介して行きます。Twitter@Jsi1Kz2siUy1pgq

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