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- 老いるほど、自分で自分を楽しませるように意識する
先日、通所デイサービスで「ハーバリウムのプチワークショップ」を開催しました。ほんの数時間のこの経験で、私の狭い狭い視野が少し広がったような学びがありました。
介護認定を受けたあとの楽しみって…
介護認定というのは、対象の方の運動機能や認知機能、生活状況等々が中心ではありますが、対象者の方が主役ではなく、「介護、介助がどれくらい必要か」という介護者側が主役の考え方といえます。
もちろん、それで安全でより良い(と思われる)生活が送れるようになるのですが……。
同居家族の事情や介護ストレス等を軽減するためというのも、介護サービス利用の大きな利点です。
ほかでもない私も、義母がデイサービスに行ってくれるようになり、ほっとする時間ができたのは事実です。ありがたいことですが、あまり楽しそうではありません。
リハビリデイサービスでワークショップ
「私はセンスがないから…」と乗り気でなかった方が、少し考えながらすいすいと花材を並べて「瓶に入れたらいいの?」と。脳梗塞後で自由に手が動きにくいなか、左右の指を上手に使い、瓶に詰めていかれました。
その後、オイルを注ぐのは少し難しいかなと思いましたが、まずはポイントだけ説明して自分で入れてもらったのですが、まぁ上手でした。空気を抜いて出来上がりです。
「こんなきれいなのができるんですね…知らなかった」と満足げな笑顔。
もう一人の方も、リウマチでやはり指先が動きにくいため時間をかけてゆっくり、でも自分ひとりで完成させられました。
「どこに飾ろ~」「写真撮って娘にみせよ~」と。
感覚、想像を形にして作り上げる作業
まず、美しい色とりどりの花材を見る「綺麗」「鮮やか」等の感覚。
その花材を「どのように瓶に入れよう」と出来上がりを想像しながら考えてもらう、そして実際にその想像したことに向かって、両手、両指先をふんだんに使って制作していく。
この過程で最初乗り気でなかった方の、前向きな言葉がどんどん増え、真剣かつ穏やかで柔らかい笑顔が多くなられました。一時的にも、ワクワクや楽しさや達成感を味わっていただいたようでした。
これからの老いは、人もうらやむ楽しみ方が必要
老いによって、できないことが増えたり少し忘れやすかったりと、いろいろ出てくるのは、自然の原理です。
私にもそう遠くなく訪れるでしょう。でもその時は、何をしてもふざけて笑って、自分で自分を楽しませてあげれたらなと思います。
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