着物でお出かけ

外出先でも手ぬぐい活用で「ラクチン着物ライフ」

公開日:2023.03.12

私のお出かけに欠かせないのが、手ぬぐい。手拭きに始まり日差し除け、エプロン、物入れ、物包みなど、いろいろ活用法あり。使いこむほど、手ぬぐいの魅力の虜になっています。

外出先でも手ぬぐい活用で「ラクチン着物ライフ」
お土産の手ぬぐいを、窓のタペストリーに。夜になると、屋内(左)からも屋外(右)からも良い感じです

今や手ぬぐいはアート?

今や手ぬぐいはアート?
お気に入りのメーカーの手ぬぐいも、年々増えて30本以上に……。使うほど、味が出てきます

手ぬぐいは、反物の並巾(9寸5分=36cm)で、長さは鯨尺の2.5尺(94.7cm)が基本。そして両端は縫わずに切りっぱなしです。

私の持っている手ぬぐいはすべて同じメーカーのもので、巾は9寸5分(36cm)長さは2.6尺(98.5cm)。

伝統的な柄から季節もの、アート系などいろいろあり、手ぬぐい自体決して消耗品というわけではないのですが、ついつい季節ごとに買ってしまいます。

手ぬぐいのよいところは、使えば使いこむほど肌に優しく吸水性も高くなってくることです。そしていざという時には端が処理していないので、手で縦に裂くことができ、紐状にしていろいろ活用することも。

もっとも昔ならいざ知らず、現代においてはそんな事をする事態もほとんどなさそうですが、それでも乾きが早いとか、利点はいろいろありそうです。

「着物で食事」の私流必需品

「着物で食事」の私流必需品
自己流着物エプロン。首周りは100均の帽子クリップを利用、着物クリップは帯に留めて利用
衿や胸あたり、膝、よく汚れる部分はこれで防げます

おでかけ時の必需品として、もちろん手を拭(ぬぐ)うのが第一目的ですが、第二は食事の時のエプロンにします。

ラーメンの汁やカレーのルーなど、一度ついたら厄介なものが食事のシーンには多々ありまして、最初から予防しておくのが一番簡単なのです。洗える着物でも落ちにくいシミがありますので、食事によってはエプロンをつけていた方がベターです。

もちろん着物用エプロンとして市販品もありますが、これがどうやら巾と長さが手ぬぐいと同じよう。ならば、手ぬぐいを利用しない手はない! という事で手ぬぐいエプロンを活用しています。

「着物で食事」の私流必需品2
直接、衿に差し込んでも利用できます
飛び散りはほぼカバーできる大きさです

季節に合わせて、柄をいろいろ楽しめるのも高ポイントです。なにより便利なのは、通常バッグに入れておくものなので、急な食事でも全然大丈夫。

まだまだあります手ぬぐい活用術

まだまだあります手ぬぐい活用術
500mlのペットボトルも、簡単に持ち運べます

単純に言って、手ぬぐいはタオルと同じように使えます。体も拭けるし、頭にかぶせて日差しを遮る事もできます。タオルと違って薄いので、物を包むのにも好都合です。

袱紗がない時に、金封をちょこっと挟んでおくとか、畳み方次第では札入れにもできます。

私はもっぱら外歩きの時のペットボトル入れに使ったりします。他にも同じ紙袋や傘が並ぶ時は、目印にちゃちゃっと結びつけておきます。いつも2~3枚バッグに入れています。バッグが小さい時は、着物の袖や帯の間に。取り出しやすく、外出時の使い勝手はものすごくいいのです。

手ぬぐいは着物と相性がよいので、着物生活の時にはぜひ手ぬぐいをお手元に。

まだまだあります手ぬぐい活用術2
100均の手ぬぐいで作った扇挿し
未使用品はパリっと張りがあるので、壁掛けにぴったり

■もっと知りたい■

くわい

60歳になり、子育て・介護も終え、人生最後のステージへ。今まで想像できなかった60代!意外に楽しめる年代なんだと実感。今までやれなかったこと、いろいろと計画中。昔から考えいてた「60の手習い」は、ちょっとハードルが高い日舞を無謀と言われつつ選択。人生初は人生の終わりまでつきあっていけるでしょうか。

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