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バーチャルリアリティとは、「人工現実感」「仮想現実」と訳されます。限りなく実体験に近い不思議な経験でした。
バーチャルリアリティって何?
バーチャルリアリティという言葉は知っていましたが、会社で「今からVRの被験者になってもらえませんか?」と言われて、何のことだかわかりませんでした。
VRは、Vertual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、「人工現実感」「仮想現実」と訳されるようです。限りなく実体験に近い体験が得られるというシロモノです。
ゲームをする人たちにとってはかなり普遍的になっているのかもしれませんが、私は遠い昔に子どものスーパーファミコンに付き合ったことが少しあるくらいで、ゲームとは無縁の人間です。そのあたりの情報には疎く、知識もありません。
イラストのようなヘッドセット(ゴーグル)を装着され、コントローラーを渡されても「???」状態。コントローラーを操ることもおぼつかない私がちゃんとした「被験者」になれるのだろうか? と非常に困惑しながらも、実験は開始されました。
VRの仕組み
VRによって仮想空間を体験できる仕組みは、ヘッドセットと呼ばれるゴーグルがディスプレイにもなっていて、顔の向きに合わせて映像を変化させるなどさまざまな技術によってVRの世界に浸るための工夫が至る所に施されているそうです。
仮想現実空間
ゴーグルを通して見える世界は、外国のショッピングモールでした。たくさんの外国人がリラックスした様子で買い物を楽しんでいます。その世界に、私はいきなりポーンと投げ込まれた状態でした。
でも誰も私をストレンジャーとは思わないようです。指示されたように、私は人波を進んで行きます。上手にコントローラーを操れないため、いろんな人にぶつかりそうになりながら。けれど私にぶつかられても、怒る人はいません。
穏やかでおおらかな仮想現実空間です。そこで、あるアクシデントが起こります。詳しい実験の内容はお話しできないのですが、そのアクシデントに対応して私がどのように群衆の中で行動していくか、というデータを取るのが実験の目的です。
VRを体験した感想
誰も私を知らない、異国のショッピングモールに今私はいる。これは久しぶりに経験する異文化体験のようでした。
私はすぐにコントローラーの操作にも慣れて、人波を自由に歩き回ることができるようになりました。コロナ禍でもう何年も行っていないハワイのアラモアナショッピングセンターを歩いているような懐かしい興奮をおぼえました。
面白い! こんなふうに、仮想現実で行きたいところに行ったり、自分が実際にはできない能力が発揮できたりしたら、愉快極まりないです。
ゲームの世界にはまる人がたくさんいても不思議じゃない! と思いました。むしろ、ずっとそこに住んでみたくなったり、嫌なことがあったらこの世界に逃げ込んでずっと隠れていたくなるのではないかしら? と思いました。
あえて言うなら、色彩が鮮やかすぎることが、やや非現実的なのですが、だからこそ、現実世界と異なった非日常感が増して多幸感を強く感じる気がしました。
娯楽だけではなく、いろいろな分野でこの技術が有益に使われているらしいので、調べてみようと思います!
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