息子のために「もつ煮」を買いがてら、道の駅を発掘
2020.01.232022年12月10日
キャンピングカーで夫婦+ワン旅(4)
勝手気ままな2578km東北旅行 青森編2
9泊10日のキャンピングカー旅行。さらに本州最北端を目指して行きます。実は以前夫が実家族との旅行で訪れて、私が喜びそうな場所をいくつかピックアップしてくれていたのです。夫のうれしいサプライズも加わり、素敵な一期一景になりました。
道の駅「サンセットビーチあさむし」で旅の中休み
車窓から見える海の景色にこだわって車を駐車すると、夫は釣りで気分転換です。
夕食にはまだ早く、私は愛犬と広い浜辺を散歩。絶え間なく打ち寄せる波の音に少しずつ草むらからの虫の音が重なり、秋の気配を感じます。愛犬との時間は自然の素晴らしさを再認識させてくれます。
持ち合わせの釣り道具で期待していなかった収穫(中位のメバル)もあり、夫はご機嫌です。
翌朝7日、キャンピングカーが珍しいと散歩中のおばあさんとしばしおしゃべりタイム。まさに一期一会のふれあいは旅の醍醐味です。すっかりリフレッシュされて、さらに北上して行きます。
十和田湖から奥入瀬渓谷
日中は車に差し込む日差しに汗ばみ、十和田湖に立ち寄ってみると……。
モカは水を見るなり、すぐさま湖の中へ。今回は車内での留守番が多いので、うれしそうに泳ぐ愛犬の姿を見ると、しばらく水から上げられませんでした。40分程のご褒美タイム後に出発です。
大木の梢が重なった緑のトンネルに入ると、渓流に沿って流れとほぼ同じ高さに車道と歩道が造られているので、間近に見る景観はいつもと趣の違った味わいがあります。
私たちもミニ散策をすると、木漏れ日に煌めく水面、表情豊かな清流、道脇の苔の可愛らしさと自然の美しさにドキドキします。ふと上を見上げると白いふわふわした小さな物(タンポポの種子のような)がたくさん舞っていて、幻想的な世界にいるようでした。
もうしばらく留まりたい気持ちを抑えて、次は恐山です。
恐山で入浴
恐山は山全体が霊場になっているそうなので、神聖な気持ちで入山しました。
重厚な山門をくぐると火山性ガスが流出していて、硫黄の匂いがします。歩き進めると、参拝者が供養のために積んだ石が無造作に置かれていて、それに込められた祈りや願いなど強い念が感じられます。
身を清めるための温泉(男湯、女湯、男女入替、混浴)があり、入山料500円のみで入れます。
浴内は洗い場なし、棚のみのシンプルな造り。硫黄泉の強酸性なので、わずか3分~10分浸かるだけのシンプル入浴になりました。
今夜の車中泊先へ向かう途中に偶然見つけた軍艦に夫が大喜び。わざわざ車を止めて、写真やビデオに収めるほどでした。
道の駅「わきのさわ」で夜中の狐にコンばんは
21時過ぎには就寝したものの、体のかゆみで目が覚めた私が蕁麻疹の薬を探していると、夫も起きてしまいました。
夜中の1時半位だったでしょうか、二人とも目が冴えてしまい、しばし雑談。
すると草むらからガサガサ足音がして、外灯に現れたのは狐でした。二人とも息を潜めて狐の姿を追う貴重な体験をしました。
次回は東北最北端から寄り道をしながら南下します。
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