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- 認知症の父、はじめての訪問歯科
訪問歯科とは、通院が難しい人のために、自宅で虫歯や入れ歯の作製・修理などの治療をしてくれるサービスです。実際に利用してみると、治療だけでなく嚥下トレーニングまでしてもらえ、こんなことならもっと早く利用すればよかったと思いました。
入れ歯が外せなくなり口腔外科へ
「えっ、お父さん、デイサービスに行くの?」では、訪問看護師さんのすすめでデイサービスに行くことになりました。けれども、そうはスムーズに事が運びませんでした……。
その後、デイサービスの資料を持参して、看護師さんが家に来てくださったのですが「そんなとこ行かへん!」と、いつものように父(82歳)が、怒って追い返してしまったんですね。
まぁ、予想していたことなので、がっかりはしませんでしたが。
ですが、その後夜中に父の入れ歯が外せなくなり、急遽きょ口腔外科に行く事件が起きました。
なんと、入れ歯は前歯の奥のほうに絡まって、外せなくなっていたそうです。
加えて、歩くのも息切れするようになった父を、歯医者に連れていくのが大変になったので、とりあえずデイサービスの件は置いておいて、訪問歯科をお願いすることにしました。
入れ歯の悩みが一発で解消
訪問歯科の方は、毎回事務員、医師、歯科助手(もしくは技工士さんの場合も)の3人1組で来てくださり、診察時間は30分ぐらい。1回の料金は、大体3000円(交通費を含む)ぐらいと事前に聞いていました。
この値段なら、タクシーを使うことを考えれば、安いもの。
父は、認知症になってから歯のトラブルが絶えません。
前歯が欠けたり、虫歯ができたり。あっちを治せば、こっちが悪くなる状態。そのうち、歯肉が腫れて入れ歯の調整もうまくいかず、なかなか治らないので多いときは週2で歯医者に通っていました。
そんな状態だったのに、2回目の診療では、なんとその場で入れ歯を治してくださったそう。
え、あの何か月もかけて、歯医者に通っていた時間はなんだったの? という感じです。
気になっていた嚥下指導も
しかも、誤嚥性肺炎にならないように、嚥下指導までしてくださいました。
今後は、お茶や味噌汁などの汁物を食べるときは、とろみをつけるように言われ、食べる時の姿勢など、気を付けなくてはいけないことも、きちんと説明してくださいました。
また、これは来年(2023年)の話になるのですが、食べる時にちゃんと飲み込めているかどうか、自宅でレントゲンを使って調べてくださるそうです。
調べてみると、嚥下指導は訪問歯科、もしくは口腔外科でないと、なかなか受けられない治療のようで、もっと早くにお願いすればよかったと後悔しています。
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