終の棲家へお引っ越し――我家の男料理も間もなく終了

優れた味覚を持つ息子が作る週2回の料理を一挙大公開

公開日:2021/09/27

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突然ですが、11月に、終の棲家と決めた「介護付有料老人ホーム」に引っ越します。自宅から車で1時間ほどのところにある施設です。私たち夫婦と30代息子との3人暮らしも残すところ2か月足らず。息子の手料理を食べられなくなるのが心残りです。

優れた味覚を持つ息子が作る週2回の料理を一挙大公開
最近の息子の大作――ローストポーク

息子渾身の一皿!絶品「ローストポーク」

ご近所さんから見事な豚肉の塊を頂きました。何でも、ご兄弟からふるさと納税の返礼品のお裾分けを頂いたからとのこと。私の脳出血発症以来魚料理が多くなっている我家の夕食。時として「肉、肉、肉」と、肉の禁断症状を示していた息子は大喜び。大きな豚肉の塊を丸ごと使う料理を調べ始めました。

出来上がったのがこれ、「ローストポーク」。有名シェフのブログから調べたレシピを元にして、自分の勘と舌を頼りに、今までに食べたどのレストランのよりもおいしいローストポークが出来上がりました。

息子渾身の一皿!絶品「ローストポーク」
右手が震える私は、唇を傷つけないように木製のフォークやスプーンを使っています

1.前日の下準備=筋切りした肉に、岩塩、ニンニク、ローズマリーをもみ込み、ラップでくるんで冷蔵庫で一晩寝かす。
2.フライパンに塊のままの肉を入れ強火で表面を焼く。焼いている間うま味がまんべんなく行き渡るように、肉を転がしつつ出てくる肉汁をスプーンでかけながら、表面がカリッとなるまで焼く。
3.電子レンジに網を敷いて、グリル機能で5~6分焼き、ひっくり返してさらに5~6分焼く。
4.指で肉を押してみて、弾力があれば中まで火が通っている印(猫舌のみならず猫手? の息子にとってはまさに苦行だったそう)。
5.肉をアルミホイルに包んで、予熱の残るレンジの中で時々ひっくり返しながら5~6分寝かす。
6.ソース作り(寝かしているのを待つ間に)=フライパンの肉汁に、粒マスタード、バター、蜂蜜を加えてカラメル色になるまで火を通す(材料の量は勘頼み)。

さていよいよ、ドキドキしながら肉を切ってみます。ヤッター! 美しいピンク色!! 白いお皿に形良く盛り付けて野菜を添え、ソースをかける。

食事の時間を知らせるベルを鳴らして全員集合。いただきま~す♪

25分でできる「楽ちんカレー」

25分でできる「楽ちんカレー」

まあ、これは簡単! 夏にぴったりの、火を使わないでできる、「レンジdeトマトキーマカレー」。
京都生協の機関誌『Co-polo』の「季節を楽しむ四季彩レシピ」を見て、息子が書かれているとおりに作ったものです。

【材料】(2人分)
・合い挽きミンチ150g ・トマト大1個 ・玉ねぎ1/2個 ・人参1/3個 ・カレールー40g
・トマトケチャップ大さじ1 ・ショウガのみじん切り1/2片 ・ニンニクのみじん切り1/2片
・温かいご飯 ・お好みのトッピング

【作り方】
1.玉ねぎと人参はみじん切り、トマトはざく切りにする。
2.粉末カレールー(固形の場合は、粗く刻んでおく)。
3.耐熱ボウルに、用意した材料を全部入れて混ぜ合わせる。
4.ふんわりとラップをかけて、電子レンジ(600W)で5分加熱する。
5.一旦取り出してよく混ぜ、さらに5分加熱する。
6.ラップを外して、2分加熱。
7.お皿に温かいご飯を盛り、カレーをかけ、トッピングをのせる。

何をトッピングにして、どう盛り付けるかがセンスを問われるところ……いただきま~す♪

息子の味覚と盛り付けセンスの秘密とは?

息子には2人の姉と10人の母方のいとこがいます。その大半が、息子が5歳から11歳の間に結婚式を挙げました。そしてその内の7人の結婚式・披露宴に息子は出席しました。

また、小さい頃から本物に触れさせたいと、普段は節約しながらも、子どもたちの誕生日には本格レストランでお祝いをしてきました。

あるとき、「好きな食べ物は何?」と、誰かに聞かれて、「フォアグラ」と答えたのには驚きました。まだ「ハレとケ」の区別がつかない頃から、特別なお祝い料理を頻繁に食べたからでしょうか。おかげで舌が肥え、美しい盛り付けが当たり前のイメージとして身についたのかも知れません。

息子の味覚と盛り付けセンスの秘密とは?
夕食を担い始めた当初の料理  左/茄子とトマトのパスタ、右/キノコのスープパスタ

貧しい下宿生活をした大学4年間は、来る日も来る日もパスタを食べていたそうです。今でも一番得意なのはパスタ料理です。その手早いことといったら!

今ではどんどんレパートリーを広げ、「主夫の休日」と、ワインと共においしく美しい料理を、1週間に2回提供してくれています。

息子の味覚と盛り付けセンスの秘密とは?
左/ビッグハンバーグのホウレンソウ巻き焼きトマトのせ、右上/根菜のカマンベールチーズソース、右下/息子の料理に欠かせない調味料

5年近く続いたそんな生活も、あと2か月足らずで終わってしまいます。今度は私が、「息子の手料理」禁断症状を起こしそうです。

次回は1週間に5回の夕食を担ってくれている夫の料理を紹介したいと思います。

 

■もっと知りたい■

harumati

定年退職・年金生活者。45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から1か月もせず、今度は脳出血に襲われました。1年半の闘病、リハビリ生活後、2018年、旅行・ボランティア・夏休みの娘母子とのプチ同居を3本柱にした、悠々自適のリタイア生活を取り戻すべく仕切り直して再出発しました。

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