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- 高校生たちの熱い夏 箏曲部インターハイ
7月31日から、全国高等学校総合文化祭が始まります。こちらの大会は各都道府県持ち回りで行われ、今年の開催地は和歌山県とのこと。コロナの影響が心配ですが、どうか無事に行われることを願うばかりです。高校生たちの夏のよい思い出になりますように。
第45回 全国高等学校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」
2021年も熱い夏がやってきました。いよいよ本日、7月31日から7日間にわたって「全国高等学校総合文化祭」が開催されます。
全国高等学校総合文化祭(略称:総文祭)というのは「文化部のインターハイ」とも呼ばれる、高校生最大の文化の祭典。日頃から芸術文化活動に取り組む全国の高校生が一同に集まり、それぞれの成果を披露しあう盛大な催しです。
規定部門には「吹奏楽」や「合唱」などのポピュラーなものから、「新聞」「小倉百人一首」といったものまであり、もちろんお箏に取り組む “箏曲部” の生徒さんたちも参加しています。
コンクール形式で腕を競う
箏曲部の生徒さんが参加するのは「日本音楽部門」。各都道府県から推薦された団体が、箏や尺八などの和楽器の演奏をコンクールの形で競うことになります。
さらにここで選ばれた上位の4校は、8月末に国立劇場で行われる優秀校東京公演に推薦されるということで、公演出場を目指し、熱い戦いが繰り広げられます。
今年、2021年に出場する45校を一覧にまとめてみました。みなさんの地域でご存知の学校は見つかるでしょうか。
漫画も好評連載中
このコンクールを題材にした漫画も登場しています。『ジャンプSQ.』という雑誌に連載中の『この音とまれ』は全国大会出場を目指す高校箏曲部を描いたストーリーで、単行本は累計500万部を突破。TVアニメも放映され、人気を博しています。
さらに劇中に描かれた曲が実際に作曲され、その楽譜やCDの売り上げも好調なのだとか。こうした形で高校生という若い世代に、お箏に触れるキッカケを作ってもらえるのは本当にうれしいことです。
お箏が青春の1ページに
以前、私のお教室の生徒さんに、高校時代にこのコンクールに出場したことがあるという方がいました。彼女いわく。
「コンクールのために、先輩たちと毎日お箏を弾いていました。放課後はもちろん、朝練もあって。まさにお箏漬けの高校生活でしたが本当に楽しかったです。青春でした」
これを聞いた私は「お箏が青春かぁ」と、うらやましいような、あまずっぱい気持ちになりましたっけ。
今年の夏も、たくさんの思いがステージに溢れることでしょう。高校生の青春の一コマ。よい思い出になりますように。
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