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- 安芸の宮島でお雛さまに癒されました
桜の季節は、安芸の宮島の「雛めぐり」の季節でもあります。そして今年の春は「宮島福よせ雛」のイベントも加わったと聞き、ご近所さんに誘われて行ってきました。
最近のお雛さま事情
女の子の憧れでもある「お雛さま」も、最近のトレンドは「小さいサイズ」に変わったそうです。そのため、飾られなくなった段飾りのお雛さまを集めて石段に飾るイベントが、いくつかの地方で行われているとのこと。TVニュースで何度か見たことがあり「飾るも大変、片付けるも大変」と思いながら、その圧巻さに感嘆しておりました。
また、やむを得ず手放されたお雛さまを集めて名古屋市を中心に「福よせ雛プロジェクト」が結成されたと知りました。2021年は5県25の会場で「福よせ雛」イベントが開催されたそうです。
無造作に置かれたと思いきや、中央の男雛たちのプラカードには「奈良県歴史愛好会 Hinaツーリスト」、その上の方の女雛は「稲武美人旅ツアー」のプラカードを持っています。
たくさんのお雛さまがガイド
私の地元・広島の宮島は、日本三景の島で、世界遺産にも登録されている一大観光地です。「宮島福よせ雛」のイベントでは、宮島参道や裏通りのお店のショーウインドーに色とりどりの伝統的な雛飾りや福よせ雛がたくさん飾られていて、見ているだけで思わず笑みがこぼれます。プロジェクトチームの狙い通り、お雛さまが宮島をガイドしている雰囲気で、観光客はみな「笑顔と福」をもらえたようです。
また、宮島最古の寺(1200年の歴史を持つ)と言われている「大聖院」も訪ねました。ここでも古典的なお雛さまや福よせ雛を楽しみ、圧巻の「五百羅漢」の地蔵めぐりをしました。お釈迦さまの500人の弟子がモデルだとか。一つとして同じお顔やポーズがないそうで、亡夫に似たお顔のお地蔵さまにお賽銭を供えてきました。
この日は緊急事態宣言解除後の春休み中とあって、宮島の観光客はかなり復活している感じでした。かわいらしいお雛さまに微笑んだり感心したり、お地蔵さまに癒やされたり、と春うららかな一日を楽しみました。
我が家のお雛さまは……
我が家にも、飾られなくなった段飾りのお雛さまがあります。50数年前に長女が誕生したときに私の両親が贈ってくれた物ですが、ここ40年ほどは物置きの隅に追いやられたまま。孫は男でしたから「開かずの箱」となってしまっています。保存状態次第で、行き先を考えなければと思っています。
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