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- 暮らすように一都市滞在 元旅行業者の海外旅行(後)
コロナ禍で海外旅行には行けない昨今。海外旅行が再開されたらどんな旅行をしましょうか。元旅行業者の私が「自分のペースで、暮らすように一都市に滞在する旅」をご紹介するシリーズ、後編です。
タクシーを使わず、公共交通機関を
一都市に滞在するには、現地での移動手段をあらかじめ考えておきましょう。基本的に、公共交通機関を利用します。タクシーはなるべく使いません(もちろんタクシー以外考えられない国もありますが、それ以外はという意味です)。
各国とも外国からの観光客向けに、さまざまな割引チケットや日数別乗り放題チケットを用意しています。今ではインターネットで、世界中の各種サービスの情報が簡単に入手できます。それを上手に利用して、公共交通機関を使って観光しましょう。公共交通機関の利用は、現地の人と触れ合うチャンスでもあります。
分からないで戸惑っていると、さりげなく救いの手を差し伸べてくれるなどという場面は本当に嬉しいものです。もちろん、日本より清潔で安全な国はありませんので警戒は怠りなく。でも、心の一部の扉を開いて現地の方の親切に触れられたら素晴らしい思い出になると思います。
地元民に愛される普段使いのお店で食事
キッチンがついているお部屋でしたら、和食を外食との間に挟むというのも手ですが、キッチンがなくても湯沸かしポットで、日本から持って行ったカップラーメンやお味噌汁などで和食を楽しむことができます。
また、日本から予約を取って、現地の有名店に行くのも大切な旅の目的ですが、基本的に現地の方が行く普段使いのお店が安くておいしいことが多いです。地元民で賑わっているお店、行列ができるお店などが狙い目です。
また、お手軽なファストフードのお店に行くのも面白いですよ(同じマックでも全然違います)。現地のチェーン店なども安くておいしいことが多いです。
そしていわゆる洋食ばかりでなく、中華やインド料理などのエスニックを上手に取り入れると、洋食ばかりで胃が持たないということは無くなります。
中高年の「疲れない」海外旅行のポイント
私たち中高年が、時差があり、長時間飛行機に乗らなければならない外国に行くには、それなりのコツと体力が必要になると思います。
まず、第一に「とにかく疲れないこと、無理をしないこと」が大切です。
旅行中に何かあっては、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。私は健康管理として、旅行前後のスケジュールはなるべく空けておくようにしています。そして旅行中も「ゆっくりスケジュール」を組みます。
一人旅でない限り、やりたいことを旅のパートナーと出し合ってそれに優先順位をつけます。この旅行の間にぜひやりたいことと、時間があったらやりたいことを明確にします。そして現地では、その都度体力やさまざまな状況と相談しながら一つずつ実現していきます。
飛行機で外国に移動した日は、なるべく早く休むようにします。ホテルにチェックインした後は、どこへも行かずに済むように、2リットルのペットボトルのお水を1本荷物に入れておきます。キッチンがついていなければ、湯沸かしポットを日本から持参します。ホテルの部屋でお風呂を使った後、ゆっくり日本から持ってきたお茶で一服する。こうすると不思議と落ち着き、明日からの力が湧いてくる気がします。
また、時差対策として機内に乗り込んだら、その瞬間に腕時計を現地の時間に合わせます。機内には日本時間と現地の時間が提示されています。そして、自分自身に暗示をかけます。「今はお昼ではなくて早朝だ!」と。
そして、機内ではとにかくじっくり休むことに専念します。人にもよりますが、私は寝るのが一番です。新着映画を見るのもいいですが、最初の温かいお食事の時にはお酒をいただきそのまま寝てしまいます。
そのために、服装は筍のように何枚も着込んでいきます。例えば、下着ではなく半袖のTシャツの上に長袖シャツ、ウィンドブレーカー。その上に、寒い国に行く場合は薄手のウールやダウン。
機内の温度は24度くらいに調整されています。その中で眠るには、長袖長ズボンが重宝します。足元を温かくすることも重要です。また、着陸直前には現地の気温に合わせて機内の温度も調節されますので、その際にはどんどん着たり脱いだりしていきます。そうすれば、着陸後すぐに現地の時間と気候に合わせられます。
まだまだ、お話したいことはたくさんありますが……。
以上の点に気をつけて、さあ、外国の都市に数日間だけお邪魔して、その都市の住人気分を味わってみませんか?
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