私の仕事は結婚式の司会者でした

新しい生活スタイルの結婚式事情

公開日:2021.02.12

コロナ禍2年目となった、2021年春のブライダルシ-ズンを目の前に迎えています。本来でしたら、2020年に結婚式を挙げるはずだった新郎新婦が延期に追い込まれ、会場、業者関係、すべてが見えない敵・コロナに翻弄されています。

コロナ禍になってからの結婚式

コロナ禍になってからの結婚式

コロナ禍になってからの結婚式のスタイルは、家族のみの10名前後、家族と親類、そして本当に仲良しの友人・多くても30人前後がほとんどとなりました。

以前のような50名・100名の結婚式、そして、二次会の需要は減り、飲食関係・ブライダル業界の大打撃は大変なものだと想像できます。

また、結婚式を挙げる新郎新婦も、やはり、親しいみなさんをお呼びしたい気持ちはあるけれど、「新型コロナの感染があっては困る……」と、もしものことを考えてしまうようです。

お呼ばれするゲスト側にご招待状をお出ししても、他県からの列席、ご自宅のお身内にお年寄りがいらっしゃる、妊娠されている方がいる場合など、さまざまなご事情から欠席のご返信が来てしまうことも多いようです。

わかってはいながら、いざ欠席の返信はがきが手元に届くとショックですよね。そんなときに、どんな言葉をかけたらいいのか、最近の悩み事の一つでもあります。

リスタ-トは結婚式のコンセプトから

リスタ-トは結婚式のコンセプトから

 

延期した結婚式のリスタ-トは、まずは、コンセプト(人数)を再度考えることが一番難しいようです。

ソーシャルディスタンスの関係で、人数の変更があれば、会場の変更も考えなくてはなりません。最初に予約していた結婚式に、ご招待する人数に大幅な増減が出る場合は、会場変更からのスタ-トになります。新郎新婦にとっては大きな負担です。

大変な決断になると思いますが、まずは、新郎新婦、ご両家のご家族と、結婚式に参列していただく人数、披露宴は予定通り、ご友人・会社のお仲間もお呼びするか、二次会の実施はどうするか、会食会としてお食事を楽しむスタイルにするかなどを、再度話し合っていただき、日程や会場を再設定していただきます。

私もまだまだ正直手探り状態ではありますが、この数か月のリスタ-トの現状を見ていて、1年前とは条件が変わり、お式をキャンセルした方もいらっしゃいました。一年はあれば、いろいろ変わるのは当たり前だと思います。

ただ、キャンセルとなると、どうしても高額(契約によって)のキャンセル料が発生してしまいます。新郎新婦が悪いわけでもないのに、私も納得できないのですが……。

でも、多少でもキャンセル料を払うなら、写真だけでも撮影するなど、キャンセル料と同額くらいで、何か方法はないだろうか? と思うこともあります。お写真だけの結婚式も、立派なコンセプトです。

キャンセルを考えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、どうぞキャンセルをする前に、他の方法が取れないかを、結婚式場に一度ご相談してみてください。

 

■もっと知りたい■

 

 

 

 

 

 

MCイルカ

下町生まれ下町育ち、チャキチャキの江戸っ子。どこへ行っても歌手のイルカさんにそっくりと言われMCイルカの名で披露宴の司会をしていました。現在は人材の育成やマナーの仕事等をしています。また40年間キティちゃんが大好き、キティラーです。司会者になるまでの道のりや日常マナー、キティグッズ等を紹介します。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画