季節を感じる地元探訪

野底山の美しい紅葉に心が和みました

公開日:2020.12.30

春から、南信州の座禅草・桜・ふくろナデシコ・リンゴや蕎麦の花を巡りました。美しい花や景色、自然の中に身を置くと、心が和むのを感じますね。今回は、長野県飯田市上郷の散歩コースから野底山森林公園と周辺の紅葉を紹介します。

堀文子さんの心に残る言葉

「息のたえるまで感動していたい」
堀文子 日本画家(1918年7月2日~2019年2月5日) 

この言葉をいつ知ったか、メモに書いてないので分かりません。堀文子さんを調べてみたら、美しい画と宝物のような言葉がたくさんあり、驚きました。図書館で本を借りて読んでみたいと思います。

種ができたヒマワリの絵と『ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ』という本のタイトルに衝撃を受けました。豊かな心が素晴らしい芸術を生んでいたのでしょう。

かえでアンサンブルロードの紅葉

北島新平先生の画みたいな風越山
北島新平先生の画みたいな風越山

朝、2階の物干しからの景色に目を見張りました。私には、北島新平先生の絵の世界があるように思えたからです。北島新平先生挿絵の絵本『てんりゅう』『ごんごろう』など)は、子どもや孫に読み聞かせずっと大切にしています。今、北島新平先生の風越山(街のシンボル)の絵が玄関に飾ってある(印刷だと思う)ので、同じ世界を感じたのです。

この頃、見てないけど、紅葉の道(かえでアンサンブルロード)は、どんな様子かしら? 家から歩いて行けますが、車で出掛けました。以前地元の人達が骨を折り植えた紅葉は、時を経て大きく美しくなりました。

かえでアンサンブルロードの紅葉
かえでアンサンブルロードの紅葉

紅葉の下は、ドウダンツツジです。天気がよく、最高に美しかったです。1km 続く紅葉の道をゆっくりと歩いていきました。いつもは、車がそうは通らない道ですが、この日に限って車がよく通ると思いました。車が行ったり来たりしています。高齢者施設の車でした。美しい紅葉を見せてあげているのです。

歩道から
歩道から
かえでアンサンブルロードの紅葉
かえでアンサンブルロードの紅葉

野底山森林公園の紅葉

上の写真の左端にはもみじ橋、奥には風越山が見えます。もみじ橋の向こうで右に回り進むと、岩見重太郎のヒヒ退治の話が伝わる「姫宮」、奥の方には「八王子神社」があります。一帯は野底山森林公園で、子どもたちの遊具、キャンプ場やマレットゴルフ場があります。また、以前の中学校の校舎の一部を林間学校として利用しています。モリアオガエルの生息地があり、山に入れば展望台もあります。森林浴のコースもあります。

管理事務所の横の紅葉
管理事務所の横の紅葉
何もかもが紅葉色に染まる
何もかもが紅葉色に染まる

野底山森林公園へは翌日車で向かいました。素敵でしょう! この時期にしては暖かいし、気持ちの良い天気の中、ゆっくりと歩みを進めます。いろいろな人たちがウキウキとしているのがわかります。広いので、密にはなりません。

道の両側の紅葉
道の両側の紅葉

大きな鳥居をくぐり、進んでいきました。

八王子神社の手前
八王子神社の手前
紅葉のグラデーションが美しい
紅葉のグラデーションが美しい

ゆっくりと歩いているだけなのに気分が良くなるのはなぜでしょう。まぶしいほどの日差しの中で紅葉のグラデーションがいい感じです。この先にある、八王子神社社殿に行こうと思いました。

振り返ると素晴らしい景色です。大きな鳥居が小さく見えます。

今来た道を振り返る 大鳥居は中央右
今来た道を振り返る 大鳥居は中央右

ここなら人を気にせず写真を撮れるなどと思いながら、奥に行こうとしました。そのとき、「熊、出没注意」の看板が目に入りました。この地域での熊の目撃情報はありませんでしたが、周りには誰一人いません。写真を撮る人も、友人と景色を楽しむ人の姿もありません。にわかに怖くなり、思わず後ずさりしました。大鳥居まで戻り安心しました。あ~よかった、熊には出会いませんでした。

 

■もっと知りたい■

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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