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- 絵本『花さき山』のような光景がそこにある
ウォーキングやお散歩が大好きな長野県在住の渡来夢さん。今回は、大好きな絵本の世界のイメージにぴったり合う公園と、そこに咲くお花を紹介してくれました。手作りマスクの製作も熱心にしているようですよ。
絵本『花さき山』の思い出
絵本『花さき山』は斎藤隆介(作)、滝平二郎(絵)の作品です。子どもたちのために読んだ、思い出深い絵本で、私自身も大好きです。物語はもちろん、滝平二郎さんの切り絵も素晴らしく、美しい本です。今、この本は子どもに渡し、私の手元にはありません。
物語は、少女あやが、山菜採りに行った山奥で山姥(やまんば)と出会います。山姥は、驚いたあやに、一面の美しい花の中の一つは、あやが咲かせた花だと教えます。「誰かのために優しいことをしたとき、花が咲く」と山姥は言います。
あやは、祭りの新しい着物を欲しがる妹のそよや、母親の負担を思い、自分は新しい着物を買ってもらうのを我慢していました。妹のそよは新しい着物を買ってもらい喜び、母親はあやの着物は新調しないことで助かりました。涙をこらえるあやに、山姥は、「せつなかったべ」と言ってくれました。感動的な物語です。
わかってくれている人がいて、あやはどんなにうれしかったことだろうと思います。
私の花さき山
九十九谷森林公園を初めて訪れたとき、「あ~、花さき山だ ! と感じました。
「木々に囲まれ、木漏れ日の中で咲く花々は、誰が咲かせたの?」と。
物語にぴったりの景色が広がっていました。
この花は湿地に咲く花で、下伊那郡喬木村(しもいなぐん・たかぎむら)の村花になっているクリンソウ(九輪草)です。九十九谷森林公園に咲いています。今年は、クリンソウ祭りは中止されましたが、手入れされた花は5万株と聞きます。
昨年末に、50周年を迎えたという絵本『はなさき山』。この物語の主人公のあやのように、人を思いやる気持ち、人間らしい心を忘れずにいたいものです。
手作りマスクをたくさん作りました!
コロナ禍の当初、ガーゼなどの布製のマスクでは、ウイルスを防げないと聞いていました。サージカルマスクが不足して、多くの方がマスクを作り始めましたが、「ウイルスが防げないのに、意味があるのかしら」と、不安が拭い切れずにずにいました。
しかし、秋に購入していた手持ちのマスクは減っていくばかりです。そこで思い付いたのが、使ったサージカルマスクの再利用です。
まず、熱湯に浸け、その後、塩素を入れた中にしばらく浸けます。それから、洗剤で洗い、しっかりと乾かしてから、マスクの上に布を縫い付けます。布でサージカルマスクと同じように、プリーツを作り、上から縫い付けました。こうすれば、マスクを洗ったことにより、もともとの効果は無くなってしまっても、いくらかフィルターとしての役目を果たしてくれるのではないかと考えました。
そうこうしていたとき、以前紹介した徳島の友人である後藤光子さんが、手作りマスクを送ってくれました。目の下が直線でないので、メガネをかけている人にもいいと思います。裏の布を1mm控えると、きれいにできると教えていただきました。
ちょうど『ハルメク』6月号にもマスクの作り方が出ていました。『ハルメク』と後藤さんのマスクを参考に、たくさん作りました。「布が2枚では不安かな」と感じたので、3枚重ねにしました。北海道の友人に送ったら、喜んでもらえました。マスクで繋がった人の輪です。
暑くなってきたので、マスクを着けるときに何か工夫が必要です。「通気性が良いマスク」などと聞くと、ウイルスが防げるのか矛盾を感じてしまいますが、少しでも快適にマスク生活が送れるように方法を考えないとなりませんね。
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