孤独のグルメで五郎さんが食べた台湾の鍋をご家庭で!
2024.01.242020年09月10日
知的好奇心に限りはない
私の憧れの場所・行きたい所
年齢を重ねても好奇心旺盛で、アクティブなとし古さん。国内外問わず、まだまだ行きたい所があるそうです。コロナ禍が落ち着いたら、旅に出たいと思っているそうです。
海外はエアーズロック、国内は白老町
この歳になってもまだまだたくさんあります、行きたい所。時には、もう人生を十分に堪能したかのように振舞ったり、思ったりすることもありますが、「見たい」、「知りたい」という衝動がまだまだ込み上げてきます。
外国なら、オーストラリアのエアーズロック。
中学生か高校生の時その存在を知り、いつか登りたいと思っていましたが、いつしか心の片隅に追いやられていました。50歳を過ぎた頃より山歩き会に入り、自分の健脚ぶりを意識するようになりました。60歳で富士山登頂、70歳を過ぎてマチュピチュに2度入山しました。そのとき、世界有数の観光地であるマチュピチュの遺跡の荒廃防止策の一つとして、入山人口の制限をする予定があることを現地で耳にしました。その途端、エアーズロックのことが頭に浮かんだのです。
帰国して調べたら、エアーズロックも登山禁止が検討されているようでした。そうこうするうちに、私は膝を痛めてしまいまして、エアーズロック登山は夢のまた夢になってしまいました(登山禁止令発令直前にたくさんの日本人が押し寄せたとか)。でも、登らずともその雄景を現地で見たり感じたりすることことはできますし、オーストラリアの先住民・アボリジニの文化にぜひ触れてみたいと思っています。
日本国内なら、北海道白老町。大学4年生のときに、卒論に取りかかる前に友人と4人で北海道一周旅行をした折、白老町を訪れたことがあります。アイヌの文化に触れ、人々の生活を垣間見ましたが、当時はその歴史まで思いをはせることはできませんでした。
最近読んだ川越宗一著『熱源』は、樺太アイヌ民族ヤヨマネクフ(和名は山辺安之助)とポーランド人ピウスッキ、この2人の主人公が自分らしく生きたいという熱望を源として過ごした壮絶な人生を描いた作品です。アイヌ民族についてたくさん教えてもらった作品です。
ヤヨマネクフは樺太アイヌです。アイヌは北海道だけでなく南樺太や千島列島になどに居住していた民族だったのです。1945年のソ連軍の樺太占領で、樺太アイヌはどうなったのでしょうか。ヤヨマネクフのように北海道に渡ったのでしょうか。『熱源』を読んでから、アイヌ民族についてもっと知りたいという気持ちが強くなりました。
2019年、国会は日本の先住民族としてアイヌを支援する法律を制定。2020年、北海道白老町にオープンした国立の民族共生象徴空間「ウポポイ」は、アイヌ文化の復興と発展を目的としたものです。写真で見ると、まるでリゾート地のような印象です。
50数年前に駆け足で北海道を一周旅行したとき、白老町を訪れたことがありますが、もう一度アイヌ文化をじっくり体感してみたいと思っているのです。