布と糸と針と私。きものリフォームを楽しむ

柄布を使ったチュニック作りは、楽しい脳トレです

渡来夢
2019/11/06 2

きものリフォームが趣味の渡来夢さん。今回は、これまでを振り返りながら、布の柄合わせについてお伝えします。チュニックは作るのは簡単という渡さんですが、布の柄を生かして作るには一工夫がいるそうで……。

きものリフォームを楽しむ
【目次】
  1. 好みは変わる……作るものも。
  2. 何か作りたい
  3. チュニックを作る…簡単なはずが…
  4. 美しい蓮池

好みは変わる……作るものも。

私は雑誌などで『いいな!』と思う、きものリフォームの例や洋服の作り方など参考になるものを見つけるとコピーしたり、切り取ってファイルして集めています。

年月が経って、世の中や自分の好みが変わると、不要になるので時々は見返します。手持ちの材料が作品の型と合わなくては、いい感じに出来ません。どれで何を作るかを考えるのが楽しみの一つです。

ですが16年前まではきもの自体に興味を失い、独身の頃和裁を習得しきれず挫折した後は“きもの”についてほとんど忘れていました。

何か作りたい

一番初めは小学生の頃、婦人雑誌の付録を見て編み物をしてみました。家には無かった編み棒は友達のお姉さんのを貸してもらいました。

中学校で毛糸の靴下を家庭科で習った時には、すぐ出来てしまい(自慢しているわけではありません)、皆が靴下を編んでいる時にマフラーを編んでいました。レース編みにも興味がありました。高校生になると、自分の着るものを縫ってみたくなりました。自前の夏のワンピースで花火を見に行ったことが思い出されます。

結婚後は実生活が忙しく、きものどころではありません。心に余裕がありませんでした。そんな中でも何か作りたくて、赤ん坊の寝ている隙に可愛らしいプリントで子供服を作っていました。まだ、赤ん坊なのに7~8歳用まで準備したり。少し大きくなった頃、不要になった自分のウールのスカートで半ズボンを作ったとき『チクチクする』と言われ失敗したのも懐かしい思い出です。

たくさん作った子ども服の端切れを、丸太小屋というパターンでつなげて初めは炬燵の上掛けとして使っていました。後には、擦り切れてきた炬燵の下敷きに縫い付けて、最後まで使いました。ですが今、パッチワークもしません。素晴らしい作品を拝見し、すごいナーと思いますが。私にはチョット向いてないようです。

とはいえ、きもののように直線断ちでない限り中途半端な端切れは出てきます。そういった端切れも活かさねばとは思います。なるべく捨てずに……との思いから、袋物も作りました。袋物は、またの機会に紹介させていただきますね。

とにかく何かを作るのが好きになり、色々とやってみました。自分の中で早くブームが
去ってしまうことも当然ありました。

きものへの興味が戻ってきたのは、子供達の結婚や、母のきものを貰ったり、着る機会があり、丁度その頃“きものリフォーム”が目につくようになってきていました。そして、子育ても終わり、心にも時間的にも余裕ができてきたからだと思います。

チュニックを作る…簡単なはずが…

さて、思い出す事が多く、長い前置きになりました。4年くらい前に見つけたパターンで、はじめに黒のワンピースを作りました。織が違う3種類の生地を使いました。光の加減でニュアンスがあり、まあいい感じでした。襟を付けなければ、見ごろの型紙が2枚だけで作れます。楽して楽しむ~私にピッタリです。ファスナーもボタンも付けません。近頃、目にするコクーンシルエットも魅力的でした。黒字の生地はたくさんあったので問題はありませんでした。新盆に着用したら、体が楽でした。

手作りの服

手作りの服

次に、気楽に着られるチュニックにしたらどうかなと思い付きました。そこで、丈を16㎝短くし、内側のポケットが裾から出ないように、ポケットも少し短くしました。

袖もポケットも裁ちだしです。生地を有効に、どうすると無駄なく繋げるか、まるでパズルのようでした。布目は通さなくてはなりません。さらには模様の続き具合も気を付けねばなりません。

細かい柄は気になりませんが、大きな模様はおかしなことになりそうです。野蚕の布とチューリップ柄は材料がギリギリの長さしかなくて、苦労しました。チューリップ柄は小千谷縮だそうです。以前に作った上着の残りを利用しました。野蚕の布はところどころ縮んでいて、それがまた味なのですが、それをどこにすればいいかが問題でした。

手作りの服

燕が飛んでいる紬は割合長さがありました。裾のところで不足する所を継ぎ足せばもう一枚できると分かりしましたので、もう一枚別のパターンでもっとカジュアルに作ってみました。ボートネックで、ポケットも外に付けました。同じ生地でもこんなに雰囲気が違います。

手作りの服

草木染めの縞からは思いがけないV字が現れました。以前に自分用の綿入れのちゃんちゃんこを作った残りで出来ました。これからの季節に活躍しそうです。

黒っぽい地に椿の柄の木綿は日暮里で色と柄に魅せられて手に入れたものです。きもの生地でないので楽でした。墨黒とでも言うのでしょうか。真っ黒じゃないんです。

どれも本当に楽しい脳トレでした。‼

美しい蓮池

この夏、花好きな友人に誘われて、蓮池をいくつか見に行きました。一番良かったのは初めて行った、下伊那郡売木向原(むかいばら)の蓮池です。随分と広くて(18アール)沢山の花が美しかったです。自然の中で咲く、水連と蓮は最高でした。誘われたら断ってはダメですね !!

蓮池

蓮池

渡来夢

長野県 /68歳
長野県 /68歳

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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