東京・世田谷で今まで知らなかった新たな発見

日頃の行いで往生がランク分け!? 紅葉と九品佛

公開日:2024.12.06

紅葉と九品佛を見に、東京都・世田谷にある浄眞寺を参拝しました。なんと生きている間の行いで、亡くなった後の往生の階級が変わるとか。9段階、九躰の阿弥陀仏像が圧巻でした。気を付けないと、一番下の「下品下生」になってしまう……。

日頃の行いで往生がランク分け!? 紅葉と九品佛
九品佛浄眞寺龍護殿

9段階のランク分け

紅葉がキレイということで、九品佛がある浄眞寺を参拝しました。

浄眞寺は、東急大井町線・九品佛駅からすぐ近くのお寺。場所柄としては、高級住宅地で名高い、世田谷区奥沢にあります。

広い境内の中に、本堂に対面して三つの阿弥陀堂があり、阿弥陀如来像が祀られてます。

九躰の仏像の印相(悟りの内容や意志を示す手指のかたち)がすべて違うのです。

上品・中品・下品という3つの階位があり、それごとにお堂が分かれてます。

さらにお堂の中で、上生・中生・下生に分けて、3つの仏像があります。

9段階のランク分け
上品堂
9段階のランク分け
中品堂
9段階のランク分け
下品堂 (1躰修復中)

浄土教での極楽往生は、極楽に行くにも9種類の往生の仕方があるそうです。

生きている間の人間の努力や心がけなどさまざまな条件によって、一番下の「下品下生」から一番上の「上品上生」まで9階位に区別されるんだとか。

ちなみにフツーの人は、ほぼ、下品下生なのではないかと思いました……。

十悪を犯してはならないのですが、うそ偽りを言う、悪口を言う、無益なおしゃべり、貪欲、憎しみ怒りなどもあります。

これって日常茶飯事で、上司の悪口を言ったとか、猫の粗相に怒ったとか思い当たりますよね。

極楽往生の道は、日々精進なんですかね。

紅葉は色づきはじめ

山門から続く石畳の両サイドに楓が植えられていて、紅葉が見ごろのはずだったのですが、まだ青々しておりました。

私が行ったのが2024年11月27日で、ちょっと早かったようです。

でも広い境内を散策すると、気持ちが浄化された気分になり、とてもよかったです。

本殿(龍護殿)のそばに立ったイチョウは、輝くばかりの黄色で美しかったぁ。
 

紅葉は色づきはじめ

本殿にあがることができ、立派な釈迦如来像をお参りすることができます。

本殿からお庭をのぞくと小さな石庭があり、奥の紅葉と相まって見事な景色でした(トップ画像です)。

本殿では、「南無阿弥陀仏」と書く、簡単な写経があり、筆ペンも用意されています。

これを納めると、金紙の梵字を模した御朱印を頂けます。

紅葉は色づきはじめ

山門を出ると横に閻魔堂があり、閻魔大王がお祀りされてます。

閻魔堂の前に橋があり、三途の川と書かれていたので、「ついに渡るのか」と思ってしまいました。

なんと賽銭を入れると、閻魔さまからありがたいお告げを音声でいただけます。

いろんなバージョンがあるみたいなので、行かれたら試してみてくださいね。

紅葉は色づきはじめ

■もっと知りたい■

氷堂るびい

40年間フルタイムで仕事一筋。健康・美容関連の商品企画をしてきましたが、62歳でリタイアし第二の人生です。副業で小説を7冊出版していたのでペンネームを復活。これからは好きなことだけやっていきたいです。好きなもの。「嵐」、健康(食品保健指導士・漢方・発酵他)、パワースポットめぐり、SNS。

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