鉄道の駅から徒歩で行ける京都の青もみじ

駅から徒歩で訪れる、新緑が美しい京都の青もみじ

公開日:2023.07.17

京都には青もみじで有名な寺社が多くありますが、車でなければ不便な所も。私は運転をしないので、一人で京都に出掛ける際には交通の便がよい寺社を選びます。今回は、私の好きな若葉の黄緑色が美しい初夏に訪れた寺社をいくつか挙げてみます。

駅から徒歩で訪れる、新緑が美しい京都の青もみじ
東福寺方丈庭園の東庭

スポット1:東福寺

言うまでもなく、紅葉のシーズンは人の波で渋滞ができる程の観光名所ですが、青もみじのシーズンもとても美しく、おまけに観光客も比較的少なく存分にゆっくりできます。

交通の便も良く、JR京都駅から一駅でJR東福寺駅があり(京阪東福寺駅も隣接)、駅から徒歩10分程度です。

子どもたちの手が離れ夫と訪問して以来、一人で幾度も訪れている程お気に入りの寺院です。

東福寺
庭から通天橋へ向かう回廊を望む 2023年6月

おすすめは、特に人の少ない平日の午前中・もしくは閉山前の夕方でしょうか。

好きな場所である、作庭家の重森三玲氏による本坊庭園(方丈)の縁側に座り一人ゆっくりと観、通天橋からの美しい青もみじの海を観、苔と青もみじに覆われた美しい庭(洗玉澗)を散策し、ベンチなどに座り静かな禅寺の黄緑色のもみじの若葉と苔を存分に感じます。

東福寺
通天橋へ向かう回廊 2023年6月
東福寺
2023年6月
東福寺
洗玉澗より臥雲橋を望む 2023年6月

重森三玲が好きな方なら、足を延ばして塔頭の光明院や霊雲院・芬陀院へ。特別拝観の時期であれば、龍吟院も観る事ができます。

私の場合、こうして巡ると東福寺だけでも一日過ごすことができます。

スポット2:永観堂

「京都の秋は永観堂」というキャッチコピーがありますが、秋だけではありません。青もみじの時期もとても美しいです。

秋の紅葉シーズンは観光客の人波で辟易しますし、拝観料もUPします。通常拝観の時期の5月はツツジなども美しく、ゆっくりと境内を巡る事ができます。

永観堂
2019年5月
永観堂
2019年5月
永観堂
2019年5月 黄緑色が素敵です
永観堂
2019年5月 

京都市営地下鉄蹴上駅徒歩15分という利便性の良さもあります。

こちらの青もみじは黄味が強く出ているものが多く、私の好きな色味です。2019年のゴールデンウィーク期間中に訪れましたが、比較的観光客は少なく、こちらも存分に静かな中美しい苔と青もみじを堪能できます。

スポット3:南禅寺 天授庵

散策時間がたっぷりとあり、蹴上駅から徒歩ならば、永観堂へ行く前に南禅寺です。

蹴上駅からねじりまんぽをくぐり、両側の緑が美しい道を散策しながら訪れます。広い境内には美しいお庭のある塔頭も点在し、観光名所である水路閣もあります。こちらも見どころ満載です。

今年(2023年)の初夏は、いまだ訪れていない天授庵を拝観しました。この天授庵も紅葉で有名な塔頭ですが、青もみじも大変美しく、また紅葉シーズンと比較すると観光客も少なくゆっくりと静かなお庭を散策できます。

南禅寺天授庵
お庭へ続く石畳
南禅寺天授庵
黄緑色の新緑のリフレクション
南禅寺天授庵
赤もみじの若葉も
南禅寺天授庵
天授庵の青もみじと美しい苔 2023年5月

南禅寺境内には他に通常拝観のできる南禅院や最勝院高徳庵があり、南禅寺本坊と共に訪れるとやはり一日がかりとなるでしょうか。

私の好きな気軽に行ける京都市の寺院、これからも紹介していきたいと思います。

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黄緑・緑・青緑

もともと自分のブログ「黄緑・緑・青緑の日々徒然」で、ファッションやアート、まちあるき、狂言、お酒、漫画、産業、等々。脈絡もなく時々の興味のある事や好きな事・モノについて拙い文章ではありますが、ぼちぼちと書いています。ハルメクWEBでも、好奇心の向くままに書いていきたいと思っています。インスタグラム

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