ゆったりと京都の紅葉を堪能

京都のんびり紅葉旅~光明寺・善峯寺~

公開日:2023.12.15

「今年こそ京都で紅葉を楽しみたい」そう思ったものの、多くの観光客が押し寄せるのでは、との懸念が。そこで京都の中心部から少し離れた、長岡京市の光明寺と、京都市西京区の善峯寺(よしみねでら)を訪ねてみることにしました。

京都のんびり紅葉旅~光明寺・善峯寺~
京都・善峯寺の紅葉

光明寺の見事な表参道

この日は京都市左京区在住の長男の部屋に前泊し、長岡京市に向かって車で出発、約40分で光明寺に到着しました。近くには臨時駐車場が設けられ、そこに車を停めて総門へと向かいます。

拝観料1000円をお渡しして歩き始めた表参道は、見事な紅葉に彩られていました。

光明寺の見事な表参道

光明寺の見事な表参道

平日の午前10時頃、まだ参拝者は少なかったため、紅葉に覆われた青空をゆったりと仰ぎ、木々それぞれの紅葉の色の違いを楽しみ、風景を味わいつつ歩くことができました。

境内には花手水も

境内には花手水も
菊の手毬に彩られた花手水。背景の紅葉に映えて美しかったです

光明寺は西山浄土宗の総本山。

「南無阿弥陀仏」を唱えると誰もが極楽浄土へ往生できる、と、法然上人が初めてその教えを説かれた地なのだそうです。

境内には花手水も

境内には花手水も

境内には花手水も

境内には花手水も
光明寺の期間限定御朱印

戦乱の気配が忍び寄る平安時代後期、多くの人々が法然上人に救われたことと思います。

圧巻のもみじ参道

そんなことを考えながら境内を過ぎ、御影堂で法然上人の「張り子の御影」に参拝。

次第に人が多くなってきたこともあり、薬医門をくぐりもみじ参道へ。

圧巻のもみじ参道

圧巻のもみじ参道

彼方まで紅葉に覆われた道は日差しまでが色づいているよう。ありがたいことに、ちょうど良い時期の紅葉を堪能することができました。

紅葉の山、善峯寺

午後からは京都市西京区の善峯寺(よしみねでら)へ。光明寺からは車で約20分程度の道のりです。

住宅地を抜けると、遠くに見えていた彩り美しい紅葉の山が次第に近づき、どんどんその山を登ってゆく、という感じで、広い駐車場にたどり着きました。

紅葉の山、善峯寺

紅葉の山、善峯寺

入山料500円をお渡しし、まずは御本尊の千手観音さまに参拝しました。

私は3年前から「西国三十三所」巡礼をしており、善峯寺は「 第二十番札所」です。『勤行次第』に沿ってご真言や般若心経を唱え、無事、御朱印をいただくことができました。

紅葉の山、善峯寺
「西国三十三所」専用の御朱印帳です

紅葉のモザイク

善峯寺の境内は山そのもの。坂道を上り下りしつつお堂を巡り、至る所でモザイクのような紅葉の風景を楽しみました。

紅葉のモザイク

紅葉のモザイク

紅葉のモザイク
阪神淡路大震災の際、高速道路の崩落で前輪が宙に浮いた状態のまま転落をまぬがれたバスがありました
その時の運転手が善峯寺のお守りを持っていたことから、「おちないお守り」が知られるようになったということです

紅葉のモザイク

紅葉のモザイク

こちらも参拝者はそれほど多くなかったため、落ち着いて回ることができてありがたかったです。

紅葉のモザイク
帰り道では、民家の屋根でくつろぐおサルを発見

これまでは中心部の観光が主だった京都への旅。今回、周辺部にも魅力的な場所があることがわかりました。

これからももっと、さまざまなところを巡ってみたいと考えています。

■もっと知りたい■

美年~mitoshi~

自然豊かな和歌山県在住のフリーライター。高野山や丹生都比売神社、和歌浦三社が暮らしの中にある日々を送っています。神仏や野の花と向き合えば心の風通しが良くなり、視界がすっと澄むような。(社)和漢薬膳食医学会認定 和漢薬膳師。(社)自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザー。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画