旧友に会いに松本へ

これからは、持続可能で有意義な生活を その3

harumati
2019/07/29 24

C型肝炎、脳出血と病を経験してきたharumatiさん。病を経たからこそ見えてきた、新たな生き方をテーマに書きます。今回は、長野県へ引っ越していった旧友とのひとときについて。

いま生きているということ
【目次】
  1. 「いま生きているということ」に寄せて
  2. 旧友に会いに松本へ
  3. Sustainable and meaningful living教訓その3

「いま生きているということ」に寄せて

谷川俊太郎の「生きる」という詩の中にこんな一節があります。

生きているということ
いま生きているということ
~中略~
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
~中略~
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ


若い頃からこの詩が大好きで暗記し、ある時は一人で、またある時は学校帰りの道を並んで歩きながら親友と、少し長じてからは恋人と声をそろえて、何度も何度も暗唱しました。

時は流れ、いつの間にか生活の垢にまみれるかのように、詩を暗唱してその世界を誰かと共有することなどとは、すっかり無縁なくらしになっていました。

けれども、今、気付いたのです。

「ふっと或るメロディを思い出すということ」

「すべての美しいものに出会うということ」

そんなことを通して、「いま生きている」と実感することこそが、Sustainable and meaningful livingの要(かなめ)ではないのかと。
 

旧友に会いに松本へ

前回は「ご近所での人間関係を広め、深めるべし」と書きました。体が不自由になっても、いつでも会いに行ける友達が、近くにいてくれるのは、本当に心強くうれしいことです。

その一方で、長いお付き合いの同世代の友達、とりわけ子育て時代から家族ぐるみのお付き合いをしてきた旧友は、また格別です。つらいことも打ち明け合い、乗り越える力になり合ってきた、ツーと言えばカー、どんなことでも感じ合えるという思いがあります。

そんな旧友に会うために、長野県の松本まで行ってきました。幸い夫は、大の運転好きの上に、正真正銘の晴れ男!! 中部地方はとっくに梅雨入りをしているというのに、山頂に雪をかぶっている北アルプスの山々を眺めながらのドライブ中も、友人宅のすぐ近くで開かれていた「信州花フェスタ」の会場を回っている時も、素晴らしい青空。旧友との再会と、アルプスに囲まれて延々と河岸段丘が広がる松本の風景を思う存分楽しんできました。
 

Sustainable and meaningful living教訓その3

店先の雨に濡れた庭石

松本滞在3日目、流石の晴れ男パワーも尽きたのか、松本滞在の恒例の〆、友人のおじさんが営むお蕎麦屋さんに着くころには、雨がそぼ降り始めました。店先の雨に濡れた庭石がいつにもまして黒々と美しく、緑の葉に雨が露となって転がる様を見た時、私は、あの谷川俊太郎の詩の一節を突然思い出したのです。柔らかな心を失いさえしなければ、「すべての美しいものに出会」えるのだと。
 

中央道

帰路に着いた雨の中央道で、一瞬雨がやみ、虹がかかりました。そして、真っ黒な雨雲に穴が開いたかのように、青い空が広がりました。

一瞬雨がやみ、虹がかかりました

次回は、Sustainable and meaningful living その4。持続可能で有意義な生活にとって、最も大切なことではないかと、常日頃から思っていることを書いてみたいと思います。
 

harumati

京都府 /69歳
京都府 /69歳

定年退職・年金生活者。45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から1か月もせず、今度は脳出血に襲われました。1年半の闘病、リハビリ生活後、2018年、旅行・ボランティア・夏休みの娘母子とのプチ同居を3本柱にした、悠々自適のリタイア生活を取り戻すべく仕切り直して再出発しました。

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