ゆるっとふざけて暮らしたい

人生後半を乗り切る鍵

公開日:2024.10.14

村木厚子さん(以下:村木さん)の過去の講演会の動画が配信されていました。村木さんの過去の経緯は知らず、以前雑誌『ハルメク』で執筆されていたことを知りすべての記事を読みたくなりました。

引き込まれた講演会

今だからこそ、年月が経ったからこそ俯瞰して語れることかもしれないです。

けれどそうそう誰もが経験しようもないこと、つらく悲しく理不尽な出来事を経てきた方が、どうしてあのような穏やかな、それでいて凛とした表情で語ることができるのだろう……。と思いを馳せながら講演会の動画を拝聴しました。

村木さんの行動や思考過程もとても面白くて(面白いという表現が適切なのかはわかりませんが)共感できることや気づきをもらえること、なにより今後の日々の生活への心のヒントが多数入っていました。

引き込まれた講演会

どんな時も1%の好奇心

村木さんは刑務所に収監され手錠に腰ひもというたまらなく苦しい状況の中、この好奇心をのぞかせることで、今まで自分が知らなかったことを知れたり新たな発見があったりしたといわれています。

刑務所で? そんな余裕がある? と思いましたが、いい意味でのつかの間の現実逃避となったのでしょうか。

村木さんの苦しさとは比較できませんが、自分がしんどいなぁと感じていた時期を振り返ってみました。

例えば仕事上で納得できない指示や指摘を受ける場面も多々ありました。その時、はじめて通された上司の部屋に座って叱咤されながら「へぇ~上司の部屋思った以上に散らかってるな」「あのお菓子はさっき出ていった方の手土産か?」等々。

私は結構そんなことばかり思いながら叱られていました。

どんな時も1%の好奇心

経験、特に苦労したことは役にたつ

「今考えてもしかたのないことは横に置き、今目の前のことだけを考える」

組織の中で多くの業務を整理して実行し、その中で丁寧に人と接して事業を前に進める(もちろんこれだけではないですが)。それを継続されたことで窮地の自分を平静におくことができたのでしょうか。

ひとつ問題が発生すると、どんどん考えが派生しあれこれと思いを巡らし悩んで出口のない道へ入っていきがちです。

そんな時自分の思考を整理整頓する、そして今はこれだ! と考える方向を明確にする、これだけでかなり気持ちの負担が軽くなります。あくまで自分の心の中を自分で整理するという、自分との戦いかもしれません。

経験、特に苦労したことは役にたつ

人生後半を乗り切る

村木さんは人は必ず誰かに支えられている、けれど支えられるだけ励まされるだけでは元気にはなれない。必ず誰かを支え励ましているから元気な気持ちになると言われてます。

突然自分に降りかかった冤罪事件を乗り越え、その後も「誰かのために」精力的に活動の輪を広げておられる村木さん。講演会の中での「“誰かのために”が覚悟と勇気をくれる」という言葉が印象的で心に残りました。

これからの自分の人生も好奇心いっぱいに楽しくそして「誰かのために」を忘れず過ごしたいです。

人生後半を乗り切る

■もっと知りたい■

たこりん

看護職として無我夢中で駆け抜け、気づけば定年。少しゆっくりできればと思う間もなく、いろんな課題が降ってきます。でも今の時間を無駄にするのも輝かせるのも自分次第。環境とともに「しあわせ」の尺度や考え方が変化していく様を、文字にお手伝いしてもらいながら可笑しく前向きにお伝えしていきます。
 

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画