駅のコンコースにある本棚をご紹介します

駅の本棚

公開日:2024.02.13

毎年末の旅先の駅にある本棚を紹介します。

年末の旅先は鳥取

年末になると二人で鳥取に旅をします。もうかれこれ10年以上になります。

鳥取に親せきや知人がいるわけではありません、ただただ街が好きなのです。今回の鳥取は今までになく暖かな年末でした。

ホテルにチェックインし荷物を預けると、駅にあるレンタサイクルで街をサイクリングします。夫も私もそれぞれがお気に入りの道があり、好きなカフェがあり、二人は別行動でサイクリングに出発です。

それぞれのお気に入りは川沿いのベーグルカフェ。二階の窓から川を見ながらのんびりコーヒータイムです。

なぜここに

鳥取駅の構内にはお土産売り場など何軒ものお店があります。数日滞在する間に、毎日駅構内を通り抜けることになります。

その駅コンコースの片隅に本棚が設置されているのです。

「え、こんなところに本棚?」はじめは不思議な感覚でした。

なぜここに

誰が管理しているのだろう、何も手続きをせずにすぐに持っていける状態で棚に本が立てかけてあるのです。

手に取ってみて判明しました。

借りてみて思う

駅構内の本棚から滞在中に読めそうな本を手に取って借りてみました。本の間にメッセージカードが入っています。注意事項と共に書き込みができるようになっています。駅の本棚の管理は図書館になっているようです。

借りてみて思う

なんて素敵なシステムでしょう。図書館まで行かずに手軽に毎朝通りかかる駅構内で本が借りられるのです。そして読んだ後にはまた通りかかる駅構内でサッと棚に戻すだけで返却できるのですから、気楽に読書を楽しめるわけです。

借りてみて思う

信頼を根底に設置された本棚。その在り方に素晴らしい人智を感じます。なんと素敵な粋な計らいでしょう。当然ですが、モラルある住民だからこそ設置できた本棚だと思います。

日本国内にも他にこのような取り組みがあるようです。琴平町、豊橋、柘植、調べてみると何か所もあるようです。それを知ったらとても心がほんわかしてきました。うれしい取り組みがもっともっと増えるといいですね。

鳥取を始め、すでに設置している街や駅は借りた人が必ず返す、当たり前のことがあふれた街です。

また今年(2024年)の暮れも鳥取のモラルある街を訪れるのが楽しみになりました。

■もっと知りたい■

富士山の見える町で暮らす元気なアラウンド70歳。半日仕事をし、午後はジムで軽く運動。好きなことは絵画を見ることと針仕事。旅先の町で買い求めた布でポーチやバッグを作っています。雨の土曜日は映画を観て、晴れた土曜日には尾根道を3時間ほど歩く。楽しいことが大好きです

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